電報でーす!


町屋圭祐。
劇団に入って3年目の若手です。
今回の「危機一髪」が、本公演としては初舞台。
岩手県出身。北海道の富良野塾で演技の勉強をした後、保育士になるか、俳優になるか悩んだ末、俳優の道を選びました。
普段は、控え目で、もの静かな男。

彼の役は電報配達人。
この電報の設定が、ワイルダーらしく非常に変わっていて、それを読み上げるシーンが彼の見せ場となっているのですが、その場面になると、普段はおとなしい町屋が豹変、別人のように弾けます。
普段は、ネコかぶっているだけなのかも…

この度、町屋が稽古場ブログ担当のサブになりました。
これからは、彼も稽古場の情報をお伝えします。
名付けて、「町屋の稽古場電ポー♪」
次回は、まず、第1ポー。
お楽しみに!

| 稽古場日記::危機一髪 | 22:04 | comments (x) | trackback (x) |
インターネット班、参上!


右は三輪学。
左は、あんどうさくら。
以前の、このブログで、昴では役者が皆で、色々な面で公演を支えているとお話しましたが、二人はインターネット班。
三輪がチーフです。
今、昴のホームページで流れている動画も彼が作ってくれました。
そして、今回、新たな動画を作るために、その収録に来てくれたのです。
このマイクや機材、二人の私物です!
(ほとんど、プロ…?)
さくらちゃんと二人で、インターネットの放送番組もやっているそうです。

今回の動画は、イラスト+実写の三部作。
シナリオは三輪作。
ブラックな要素も入っていて、笑えます!
近々、公開(の筈)。
乞うご期待!

| 稽古場日記::危機一髪 | 10:31 | comments (x) | trackback (x) |
舞台装置(続き)


小道具のミニチュア。
何だか得体が知れない、4つの丸いもの…
これが、人類にとって、とても大事な意味があるのです…!

| 稽古場日記::危機一髪 | 15:10 | comments (x) | trackback (x) |
舞台装置


立ち稽古の初日。
舞台装置の説明がありました。
右の手前の女性は、舞台美術家の堀尾幸男さんの助手の方。
左の手前は、舞台監督の黒木さん。
真ん中に置かれている箱は、舞台装置のミニチュア。

役者は、自分の着る舞台衣装を見た時に、役のイメージがはっきりと分かる、ということが時々あります。
「軽い感じの役だったんだ!」とか、「格好いい役だったんだ!」とか。
稽古では分からなかったものが、視覚的に掴めることがあるのです。
それと同じで、舞台装置から、その舞台のテイストのようなものが分かることがあります。
今回がまさにそれでした。
大道具の素材からして、ドヒャーツて感じで、堀尾さん、とても楽しんでいらっしゃるよう。
これは楽しい舞台になりそうです。
どんな装置かって?
今はまだ秘密。
だから裏側から撮ってるんです。
でも、ちょっとだけ…

| 稽古場日記::危機一髪 | 15:03 | comments (x) | trackback (x) |
誕生日ガール&ボーイ


ハッピー・バースデー!
磯辺万沙子さんと、高草量平くん。
誕生日ガール(?)と誕生日ボーイです。

先日、稽古の後に、サプライズのお祝いをしました。
正しくは、その日は高草くんの誕生日で、磯辺さんの誕生日は、その何日か後なのですが、一緒にやっちゃうことになったのです。
二人とも、誕生日がこの時期でよかったね。
これが、初日一週間前ぐらいだったら、もう忙しくて、誰もお祝いなんかしません

さあ、稽古は、読み合わせが終わり、今日からいよいよ立ち稽古になりました。
400メートル走で言えば、第一コーナーに入ったあたりか。
動きも入り、稽古時間も長くなり、ハードになってきました!







| 稽古場日記::危機一髪 | 00:40 | comments (x) | trackback (x) |
動画配信スタート
『危機一髪』顔合わせ風景です。

宮本さんの稽古場レポートにもありましたが、いつでも顔合わせは緊張感が漂いまくりです。

こちらの動画では、そのはりつめた空気を、姉崎さん、磯辺さんが早速ぶち破っております☆

さすが、百戦錬磨のお姉さま!

今回の映像監督は、劇団員のあんどうさくらちゃんが担当。




携帯電話のかたはこちら


稽古は、まだまだ、これからが本番。
次回もお楽しみに。
| 稽古場日記::危機一髪 | 23:11 | comments (x) | trackback (x) |
制作日記 DM編
本日の制作日記は、"業界関係の方々への案内状を出す"の巻。

昴が日頃お世話になっている映像関係の監督さん、映画やアニメの吹替のディレクターさんへのご案内状。出来る限り皆様へ、との気持ちから、その数やかなりのもの。
あんなドラマやこんな映画を撮った監督さんの元へも、このご案内が届くのか~。いらして頂けると良いな~なんて話をしながら作業は続きます。

写真は、その様子。



久し振りに会う劇団のメンバーと情報交換をしながら、和気あいあいと作業するのも楽しいものです。

偶然にも、今日は、稽古前のだらぶちメンバーが六人中三人も!



だ?

だらぶちって?




『だらぶち-月夜に荒ぶる男達-』

演出・菊池 准/河田 園子

『危機一髪』でも一翼を担う村上典子女史が制作担当する舞台。

昴からは、

西村武純・鳥畑 洋人・奥田 隆仁・中西 陽介・槙乃 萌美

が出演します。


6月29日(金)19時・30日(土)14時
前進座劇場にて

お問い合わせ
演劇企画JOKO(平日10時~18時)
03-6907-9213

5月14日(月)より発売開始




で、だらぶちって?

金沢の方言で、「アホでお調子者」という意味だそうです。私も一昨年、初演の際の通し稽古を観ましたが、中西君や奥田君、槇乃さんたちが、普段昴ではやらないような役を好演。

だらぶちってました~。

二年間、石川公演のみでしたが、今年は東京公演あり。お楽しみに。

おっと、『危機一髪』も負けず劣らず、だらぶちっておりますので、よろしくお願いいたします。

写真は左から、永井将貴くん、槇乃萌美ちゃん、奥田隆仁君、平林弘太朗君、加賀谷崇文君。

一昨年の『機械じかけのピアノのための未完成の戯曲』という長いタイトルのお芝居に出演していた加賀谷くんは、今回、舞台監督助手として参加。稚内出身の寡黙な彼は裏方としても優秀と評判です。

まずは金沢公演から。

いってらっしゃい(^-^)/


そして、昴HPトップページに、我らがITハンチョウ三輪学製作・脚本・監督作品の『危機一髪』予告映像をアップいたしました!

YouTubeでもご覧頂けますので、そちらも覗いてみて下さい。
http://youtu.be/ughk8mStW5E
三輪学くんに興味のある方は、関連動画から続く三輪学デス。も合わせてお楽しみ下さい。

知りたかった三輪くん、知りたくなかった三輪くんの生態が明らかに!
| 稽古場日記::危機一髪 | 20:38 | comments (x) | trackback (x) |
水谷八也さんです!


「危機一髪」の翻訳の水谷八也さんです。
先日、稽古場にいらっしゃいました。
早稲田大学文化構想学部教授、そして、ソーントン・ワイルダー研究・翻訳の第一人者。
初めてお会いしましたが、とても気さくな方でした。
そして、想像していたより、ずっと若い!
「危機一髪」について、熱く語って下さいました。



 ソーントン・ワイルダーと言えば、まず思い浮かべるのが『わが町』でしょう。
私も大学生の時(1970年代)に、ペンギン版のワイルダーの戯曲集で読みました。
当時は、劇的なことがほとんど起こらない淡々とした舞台の展開に物足りなさを感じてました。
『わが町』の面白さと「すごさ」が分かり始めたのは中年の域に達してからです(笑)。
その戯曲集の2番目に入っているのが『危機一髪』です。
これを読み始めて、びっくりしました。
あまりに作風が違うからです。
最初はあまりに素っ頓狂な発想についていけず、本当に『わが町』と同じ作者なのだろうか、といぶかしながら読み進めましたが、戯曲の構造がつかめたとたん、「あ、そうか」と得心。
笑いました。そして一気に読了です。

 静謐(せいひつ)で能舞台を思わせるような『わが町』とは異なり、『危機一髪』は構造自体がおふざけで、中身も(表面的には)ドタバタのヴォードヴィル風で、いくつもの心憎いギャグが散りばめられ、大学生の私は『わが町』以上にこの芝居が好きになってしまい、コツコツと訳し始めたのでした。

 『危機一髪』は人類が数々の困難を危機一髪で乗り切ってきたことを三幕に収めているわけですが、何万年にもわたる歴史を三幕に収めること自体、もともと無理があります。
しかし、この「無理」にこのお芝居の面白さは集約されていると言ってもいいかもしれません。
私たちが通常体感できる範囲を超えた時間と現在を強引に舞台に乗せて、「今」という瞬間に結合させる手法はワイルダーお得意のものですが、これは演劇だからこそ出来ることだし、その効果が最大に発揮されるのは生の舞台以外にはありえない、と彼は考えていたと思います。
そして「今・ここ」の舞台から立ち上ってくるのは、「人類の存続」というとてつもなく巨大な「物語」です。

 主人公はアントロバスさんですが、これは「人」「人類」を意味するギリシア語「アンソロポス」からのワイルダーによる造語です。
ですから、アントロバス一家の物語は人類全体の物語ということになりますね。
中世の英国に道徳劇というのがあり、その中にタイトルがズバリ『人類』というのがあり、その主人公の名前がマンカインド(人類)というのですが、アントロバスの発想もこれとまったく同じですね。
人類全体の物語、ここにも無理がありますが、この無理が楽しい。

 井上ひさしのモットーは「むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく ふかいことをおもしろく」というものでしたが、ワイルダーのお芝居も同じだと思います。
人は生きているうちに一度や二度は、「なぜ自分は生きているんだろう」「なぜここにいるんだろう」と問うことがあると思います。
2011年3月11日を体験したあとでは、「なぜ私は生き残っているのだろう」という問いがふさわしいかもしれません。
1942年初演の『危機一髪』が直接その問いに答えることはありませんが、このお芝居の登場人物は、この問いを発します。
アントロバスは何度も生きることをやめようとするし、狂言回し的な存在のサビーナも「どうして生き続けなきゃいけないの?」と問います。
生きていることが当たり前の状態であると、このような疑問は持たないでしょうが、壁にぶち当たったり、己を否定されたり、思い通りにいかないというような「危機」に見舞われたとき、人はこの根源的な問いを発するのではないでしょうか。
そしてその危機の最大のものは、氷河でも、洪水でも、戦争でもなく、私たち自身の中に「いる」のではないか。
このお芝居はそんなことを問うているようです。

 『危機一髪』の終盤で疲れ果てたアントロバスは生きる気力を失いかけますが、しかし、困窮にある人々の声、家族への思い、そして人類の叡智の詰まった本に背中を押されて再び気力を取り戻します。
そして彼は、「わたしが求めているもの、それは新しい世界を築くチャンス、それだけだ。そして、神は常にわれわれにそれを与え続けてこられた。さらに神は(本を開き)われわれを導く声も与えて続けてこられた。それに、わたしたちを戒めるために、これまでわれわれが犯してきた過ちの記憶も」とつぶやきます。
2011年の春、少なくとも3月11日よりあとのことですが、劇団昴の制作の方から「こんな時期に上演すべき作品が何かないか」と問われたとき、すぐに思い浮かんだのが『危機一髪』であり、この台詞でした。
生き残った私たちがすべきことは、実にシンプルにここにまとめられていると思います。
チャンスが与えられている今、すべきことは、「声」を聞き、「記憶」を鮮明に保ち、考えることだと、『危機一髪』は語りかけているような気がします。

どんな舞台になるのか、楽しみですねぇ。ワクワクしながら、時々稽古場にお邪魔しますよ。

| 稽古場日記::危機一髪 | 23:24 | comments (x) | trackback (x) |
黒木さんと古宮さん


機一髪」のスタッフ。
右は舞台監督の黒木辰男さん。
左は照明家の古宮俊昭さん。
古宮さんの手には缶ビールが。

先日の稽古初日の顔合わせの後に、スタッフ、キャスト一同で乾杯をしました。
「どうぞ宜しく」「皆でガンバロー!」という思いを込めての決起集会。
その時のスナップ写真です。
二人とも、ほろ酔いで上機嫌の様子。
しかし、本当は違うかも…
「この芝居大変だぞ!どうする…!」と内心あせっているかも…

ここではあまり話せませんが、「危機一髪」は、大変な芝居です。
場面が途中で、大きく変わります。
何と、何万年も!
当然、大道具も大きく変わります。
天候も激変します。
変な人が次々に出て来ます。
(変な生き物も…!)
とんでもないことが色々と起こります。
見ている人にはたまりませんが、スタッフもたまりません。
まず、作者ワイルダーが描いた奇想天外な世界を舞台上に作り上げるのが大変。
そして、それを本番でトラブルなく進めて行くのが大変。
舞台監督の指示がひとつ狂えば、舞台そのものが危機一髪になってしまいます。
とにかくスタッフ泣かせの芝居なのです。

しかし、そこは百戦錬磨のベテラン。
昴でも、「エデンの東」、「クリスマス・キャロル」、「うつろわぬ愛」などで、すでに何度もコンビを組んでいる二人。
すでにプランは出来あがっているのでしょう。

あせっているのは、写真を撮っている僕かも…
役者も大変なんです~!

| 稽古場日記::危機一髪 | 13:40 | comments (x) | trackback (x) |
制作日記 パンフレット編
制作チームの私たちは、引き続き、水面下で活動中。

いつも、公演中、劇場ロビーや客席にて販売しているパンフレットは、近年、昴の俳優も企画の段階から関わり、色々なページを作ってきました。

今回も、制作荒川秀樹チーフと、劇団からは、佐藤しのぶさん、新野美知さんがパンフレットチームを担当。

お客様が、『危機一髪』ワールドを100倍楽しめるようなパンフレットを作りたい!ということで、アイディアを出し合い、現在、採用された企画が着々と進行中です。

制作総括である荒川さんのこの作品に対する思い入れが伝わるページあり、パンフレット班取り仕切りの新野さんのかわいくてためになるページあり、そして、しのぶさんの付箋でいっぱいの台本(写真参照)が意味するページとは?

私も、ちょっとした雑誌の編集者気取りで参加しております♪

企画がボツになると、悲しくなったり、編集長に一言でやり直し!と言われてスランプに陥ったライター気分を味わってみたり。


惰性や妥協を許さないメンバーで辛辣な意見を出し合い、高め合い、ムダなページが1ページもない様、チェックし合いました。

お芝居自体もてんこ盛りな感じですが、パンフレットもそれに負けないように、盛りだくさんの内容が詰まったものになりそうです。

どうぞお楽しみに。



★写真は、パンフレット打合せの様子。

昨年の公演『エデンの東』のパンフレットを見ながら。
この時は、スタインベック協会様から出来が良いので追加注文を頂いたという逸話を残す一品となったのです!

今年もがんばるぞ。
| 稽古場日記::危機一髪 | 06:04 | comments (x) | trackback (x) |

  
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