※この記事は本人の了解を得た上で書いております
お久しぶりです、『評決』以来の登場となりました、
ファーザー・デュイス役の宮島岳史です。


つい先日のことです。

感情を大きく揺り動かされた事件に遭遇しました。


大坂史子先輩がご自身のX(旧Twitter)に、Yahooニュースの「とある記事」のリンクを投稿されておりました。

見出しは「30歳女優が31歳俳優との結婚を発表」

一体何故このようなニュース記事をシェアしたのか、気になって元記事へのリンクをタップしました。

すると…





……。





「俳優の赤江隼平(31)」



――そこには『埋められた子供』の共演者「赤江隼平(31)」の名前が!!


いや…全然知らなかったんですけど。

彼とは連日、稽古場で顔を合わせているのです。

それがナゼ僕は、本人の口から直接ではなく、Yahooニュースの記事から…もっと言っちゃえば、先輩のSNSのシェアで知ることになっているんだ。


正直、胸がざわつきました。


僕も半世紀以上生きていますが、

知人の幸せなニュースを知って、祝福したい気持ちより先に【愉快な気持ち】が沸き上がって来たのは初めてのことだったのです。


この気持ちを言語化できずモヤモヤしたので、AIに聞いてみました。

『とても鋭い問いですね。こうした感情には、いくつかの心理的な要因が絡んでいる可能性があります。以下に代表的なものを挙げてみます:』
『・親しみと距離感のアンビバレンス
 祝福したい気持ちもあるけれど、身近な人が“公人”のように扱われることに対して、からかいたくなる心理が働く。』
『・文化的な“照れ”の表現
 日本では、直接的な祝福よりも、軽い冗談や冷やかしを通じて感情を伝えることがある。「お前がニュースかよ!」というツッコミは、実は親しみや愛情の裏返しだったりもします。』


ざわついたのは愛情の裏返しだったみたいです。

無事に自分の中で気持ちが整理できたので、日を改めてちゃんと祝福しました。



おめでとう赤江、末永くお幸せににね!


でもまぁ…
欲を言えば、記事に『埋められた子供』の宣伝を差し込めればもっと良かったのに…なんて。
| 稽古場日記 | 13:00 | comments (x) | trackback (x) |
見えないところの楽しみ!
おはようございます!
今回ブログ担当させていただきます、
準劇団員一年目の勝田望夢、柴山晃生、櫻井達成と、演出部の鈴木遙です!
たまたまですが生まれた年が同じメンバーでブログ担当することになりました!


現在『埋められた子供』の裏方として、小道具や転換のお手伝いをしています。
客席からは見えない仕事ですが、スムーズな転換や役者さんが安心して使える小道具があることで、舞台の世界が成り立っているんだなあと日々実感します。

今回は柴山君主体で仮小道具をせっせと作りました。こういう工作のような作業も、舞台づくりの一部だと思うと楽しいものです。

そしてこちらはカゴいっぱいに詰め込まれた、仕上がった仮小道具です。表情も、良い感じの生産者の顔ですね。
なんの仮道具を作ったか気になりますよね?
劇場で答え合わせをしてみてください!



左:勝田 中:柴山 右:櫻井
写真撮影:鈴木遙(恥ずかしがり屋のため撮影を担当笑)

舞台の表も裏も一体となってつくる作品。
ぜひ客席で、その世界を味わっていただけたら嬉しいです。

ご来場、心よりお待ちしております!

新準劇男子一同&演出部鈴木遙より
| 稽古場日記 | 13:20 | comments (x) | trackback (x) |
チケット予約始まってます!!
皆さん、こんにちは!
劇団ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回は、ブラッドリー役の中西陽介がお伝えいたします。

稽古は、読み稽古から立ち稽古へと移行し、着々と進んでおります。
稽古開始から少し時間が経ってしまいましたが、本日は稽古後に親睦会が開かれ、一杯。

これまで劇団スタッフをまとめてくれていた矢﨑君は、他現場へ行くため今日まで。ありがとう!!



さあ、今回は『埋められた子供』の中に出てくる、重要な場所についてご紹介します。

まずは、イリノイ州。

アメリカ中西部に位置し、最大都市はシカゴです。
国際色豊かな文化と工業が発展し、ミシガン湖沿いの美しい街並みや農地も広がっています。

「コーンベルト」と呼ばれる地域の中心に位置し、肥沃な土壌と広大な農地を持つトウモロコシ生産の重要拠点です。
州内の農地の多くがトウモロコシと大豆の栽培に使われています。




次に、ニューメキシコ州。

アメリカ南西部に位置し、州都はサンタフェです。
年間を通して晴れの日が多く、砂漠や奇岩の景観、美しい自然に恵まれています。ネイティブアメリカンやスペイン、メキシコの文化が混ざり合う独特な街並みや伝統文化が息づいています。




チケット予約は始まっております。
皆さまのご予約、お待ちしております!!
| 稽古場日記 | 00:00 | comments (x) | trackback (x) |
こんな見方もあるんです!
おはようございます
準劇団員の石井海翔です。

今年の5月から6月にかけて公演した「フツーの生活長崎編」にて山口平蔵役をやっていました。ご来場くださった皆様ありがとうございました。
今回は裏方として参加しています。

稽古は序盤も序盤。まだまだ始まったばかりで小道具も作り始めです。

劇中に噛みたばこが出てくるのですが、日本では文化としてほとんど使われていないので同じものを買うということができません。そもそも普通のタバコでも劇場という空間で受動喫煙をお客様に強いることはできないのでネオシーダーという薬用の無害のものを使っています。

噛みタバコは口の中に入れて噛むことによってニコチンを摂取するため、小道具として使用する場合は役者がもし食べてしまった場合でも安全でいて、見た目や食べたあと吐き出した時に似た状態で吐き出せるものでなくてはいけません。

こういう時に演出部はどうするか。
一から考えて作るのです。

噛みたばこと言ってもいくつか種類があるのですが、今回はプラグというブロック状になっていて噛みちぎって使用するものを用意します。

葉っぱさえ変えてしまえば無害なものになるためほうじ茶の茶葉を使用し、作り方は本来の噛みたばこの作り方を真似して作ってみます。



材料はほうじ茶の茶葉、水飴、メープルシロップの3つです。

まず、水飴とメープルシロップを火にかけ煮詰めてできる限り水気を飛ばします。
どろどろになってきたら茶葉と混ぜて型に流し入れます。
この時、できるだけ上から押し固めた状態にしてから冷蔵庫に入れます。
そして1日置いたものを試食したら、噛みたばこのように口の中に残らず全くダメなものができます。

こうして試行錯誤を重ねて小道具はできていくのです。一つひとつの小道具を見ていただくと我々演習部のこだわりが見えて来るので、そういう見方もおすすめです。

| 稽古場日記 | 13:00 | comments (x) | trackback (x) |
あれから4年
みなさま、こんにちは!
今回のブログ担当は、髙橋慧です!
秋の本公演「埋められた子供」
シェリー役で出演いたします。

私、今回の舞台でついに
一柳みるさんと共演いたします。



こちらの写真。
4年前、私がまだ研修生だった頃
みるさんに演出していただいた時に
撮った写真なのです。

磯辺万沙子さん演出「マッチ売りの少女」/一柳みるさん演出「楽屋」

客として、舞台上のみるさんを
観ていた、あの日。
それから劇団に入り
演出をつけていただいた
あの日々。

あれから4年…ついに
同じ舞台に立てる日が来ました!

読み合わせの日
みるさんと対面して
台詞のやり取りをしたら
鳥肌が立ちました。震えました。
もうね、
顔を上げなくてもわかる迫力。
キターーーーーーッ!
「踏ん張れ私!!!」状態でした。
まだ読みですよ?

そして先日
立ち稽古が始まりました。

実は、、、まだ、みるさんと
舞台上で対面していません。  

さて、私はどうなるのでしょう。
立っていられるでしょうか。
立つしかないでしょう!!!

みなさま、どうか
「埋められた子供」を
見届けに来てくださいませ。

さぁ
果たして髙橋は埋もれることなく
踏ん張っていられるのか!!!(笑)
全力で挑みますぞ!!!
| 稽古場日記 | 13:00 | comments (x) | trackback (x) |
カムバック!佐藤洋杜!
みなさま、この異常な夏の中でいかがお過ごしでしょうか。
今回ブログを担当します、新人の佐藤洋杜です。

私の記憶が確かでしたらば、その昔、今からほぼ30年前、大坂史子、落合るみらと共に、劇団昴の準劇団員 鳥畑洋人 として役者人生をスタートさせた僕です。
そして2018年に、その人生に幕をおろしました。しっかり、きっぱりおろしたはずでした。
が……、2023年の暮れ、再び、その幕が、ひっそりとあいたのでした。

サム・シェパード「埋められた子供」
約9年ぶりの本公演出演です。
この、1960~70年代のアメリカの田舎の広い農場が舞台の、ある「家族」の物語。
僕は、長男ティルデンを演じます。

もう、稽古初日の顔合わせの日、恐る恐る稽古場に入って行きました!
いやあ~、ほんとに久しぶりの感覚で、ちょっと「外部プロデュース公演」の顔合わせの様ななんとも言えない緊張感を抱きつつ。武者震いしつつ…。

読み合わせ稽古では皆で「あーなんじゃないか」「こーなんじゃないか」と色々話ながら、この謎多き台本が少しずつ見えてきまして。
そしていよいよ!昨日から立ち稽古が始まりました。
「いつもどれぐらいに稽古場入ってたっけかなあ」とか「ウォーミングアップはどんなことやってたかな、何分ぐらいやってたっけか」とか、探り探りの状態はまだ続いておりますが、これからどうなっていくか、楽しみでしょうがないです。はい。

心機一転、佐藤洋杜での再出発!
空回りだけはしないように…。はい。
まずは稽古場で居場所見つけて…
若手が作ってくれるホットコーヒー飲んでほっとして…

とにかく、みんな毎日心身共に無事に最後までのりきれるよう、願いつつ…

佐藤洋杜でした

| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 13:00 | comments (x) | trackback (x) |
埋められた子供稽古始まりました!
いつも劇団ブログをご覧いただいている皆様、ありがとうございます!

まず初めに、7月本公演『宮澤賢治・宛名のない手紙』をご観劇くださった皆様本当にありがとうございました!
皆様のおかげで、大盛況の中、全日程終了いたしました。
心から感謝申し上げます。

そして、最初のブログを担当します、「宮澤賢治・宛名のない手紙」にも出演しました、赤江隼平です。
10月本公演も続けて出演します!

さて、今回の演目は俳優でもあり、劇作家の顔も持つサム・シェパード作「埋められた子供」です!
最初に一言!
難しかった、、、
初めてこの台本を読んだとき、何が何だか全く理解ができませんでした。
ただただゾワゾワと恐怖の波が押し寄せてきたことは今でも鮮明に覚えています。
そんな、難解な作品を一緒に手がけてくださるのが、今回昴と初ダッグを組みます、演出の桐山知也さん!
今ホットで気鋭の桐山さんと共に、この作品に挑みます。
登場人物一人一人が抱える闇、そして、そうありたいという真実がぶつかり合います!
観劇した皆様が、誰の真実を信じるのか。
是非、劇場で衝撃の真実を目の当たりにしてください!
1度観たらもう一度観たくなります!


最後に、今回『埋められた子供』を一緒に作っていく出演者、演出の桐山さん(中央左)と翻訳の広田さん(中央右)!



そして、今回スタッフとして支えてくださる皆様!



キャスト、スタッフ一同皆様のお越しをお待ちしております!


| 稽古場日記 | 13:00 | comments (x) | trackback (x) |
勉強会「ヴェニスの商人」

宮本充です。
3月14日(金)~16日(日)の3日間、Pit昴で勉強会を行いました。



昨年末、若手達と話している時に「シェイクスピアをやりたい」という声が上がりました。昴はかつて年に1本はシェイクスピア作品を上演していましたが、もう10年近くやっていません。若手の中には、シェイクスピアの台詞を喋ったことのない者もいます。
そこで、希望者を募って、シェイクスピアの勉強会をすることに。演目は「ヴェニスの商人」。上演時間を1時間半に縮め、林佳代子と僕が演技指導を担当。上林未菜美が音響操作(作曲も)を手伝ってくれました。
シンプルな衣装。舞台上には4つのスツールだけ。照明は無し。
劇団関係者と、すばる倶楽部の会員の皆さんに観てもらいました。終演後は毎回、出演者が舞台に集まり、見てくれた先輩方の愛のこもった厳しいアドバイスを貰いました。
みんな、鍛えられました。上手くなりました。でもまだまだ発展途上。
また来年も別のシェイクスピア作品に挑戦したいと思っています。

ご来場頂いた会員の皆様、どうも有り難うございました!
| 稽古場日記::クリスマス・キャロル 2021 | 00:49 | comments (x) | trackback (x) |
スクルージ―役の宮本充です。
スクルージ―役の宮本充です。

「クリスマス・キャロル」の「首都圏演鑑連」の巡演が全て終わりました!
ああ、嬉しい!
無事に終わったことが嬉しい!
昨年は、色々とありましたから……。

各地の演劇鑑賞団体の皆様、本当にお世話になりました。
どうも有難うございました!

旅はまだまだ続きます。
来年は中部・北陸地方を巡ります。
キャスト・スタッフの皆さん、9ヶ月にまた会いましょう!



最終日。
北区王子の「北とぴあ」の舞台にて。
ウォ―ミングアップの時に撮った写真
全部で15人います。
全員誰か分かったら、あなたは「キャロル」通。
| 稽古場日記::クリスマス・キャロル 2021 | 13:44 | comments (x) | trackback (x) |
「進行係」役と「未来の精霊」
「進行係」役と「未来の精霊」役の伊藤和晃です。
でも「未来の精霊」の方は「役」と言っていいのかどうか。
すでに舞台をご覧頂いた方はお分かりでしょうが、実は「未来の精霊」は人間が演じていません。
その挙動を、私が語りで描写しているのです。
これがとても大変でして、淡々と喋ってみたり、重々しく語ってみたり、大きく抑揚をつけてみたりと色々と工夫してきました。
無声映画の「弁士」や、人形浄瑠璃(文楽)の「太夫」のような役割でしょうか。
長年続いて来た昴の「クリスマス・キャロル」では初めての試み。
なかなか評判が良いようですが、私としては「いっそ自分が精霊に扮して出た方がずっと楽だ!」とも思ったりしています。

 もうひとつは「進行係」。
こちらは、同期の牛ちゃん(牛山茂)と、後輩のカヨコ(林佳代子)の3人組。
客席と舞台の橋渡し役です。
幕開きに登場し、見ている人達を180年前のロンドンに導きます。
皆さんにリラックスしてもらうため、あまり堅くならないよう、ちょっとくだけた雰囲気で演じています。 

昨年の四国地方の巡演の時。
最初の高知市の舞台で、牛ちゃんが「ご当地ネタ」を仕込みました。
私が「我々はここに何をしに来たんだ?」と聞くセリフがあります。
本来は「クリスマスの本当の過ごし方を知っている唯一の男の話をしに来た」という流れになるのですが、彼はこう答えました。
「カツオの一本釣りに来たんだ」
客席からどっと笑いが起き、和やかな雰囲気になりました。
それに味をしめて、牛ちゃんは他のところでも「ご当地ネタ」を連発。
徳島市では「渦潮を見て阿波踊りを踊りに来たんだ」
松山市では「道後温泉に入りに来たんだ」
高松市では「美味しいうどんを食べに来たんだ」

 と、四国では順調だったのですが、今年の「首都圏ブロック」の巡演では、なかなかご当地ネタが浮かばないようで、私とカヨコを巻き込み、毎回、開演前の楽屋で「今日はどうしよう?」と3人で悩んでいます。

 この間、発声練習の時に、牛ちゃんが「写真を撮ろう」と言い、みっちゃん(宮本充)とスリーショットを撮りました。
その写真がこのブログに載っていました。
なるほど、ここで使うためだったのね。

 なに?私は「ブログは得意じゃないはず」だと?
その通り。
さすが同期、よく分っている。

彼とは、もう半世紀近い付き合いです。
同じ舞台に出た時は、楽屋の化粧前(鏡前)は必ず隣です。
化粧前の並び順は、劇団員になった期の順、同じ期なら「あいうえお」順で決まります。
ふたりは同期で、「い」と「う」ですから、他の人が我々の間に入ることはありません。
半世紀の間、一緒にメイクをしながら、色々なことを話しました。
舞台以外のことも。
もしかしたら、彼は私のことを、私以上に分かっているのかも┉なんて思うこともあります。

我々の期はとても仲が良かったのですが、ひとり去り、ふたり去り、今では彼と金尾哲夫の3人だけになりました。
化粧前で話す会話も、亡くなった先輩の思い出話や、自分達の体のどこが具合が悪いとか、そういうことが多くなってきました。

 おっと、随分と個人的なことを書いてしまいました。
ま、牛ちゃん、お互い体に気を付けて、これからも頑張ろうぜ。

このブログを書いている時点で、大宮での舞台を無事に終えました。残すはあと1ステージ!
王子「北トピア」
さて最後のご当地ネタは?
| 稽古場日記::クリスマス・キャロル 2021 | 13:41 | comments (x) | trackback (x) |

  
CALENDAR
S M T W T F S
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     
<<   09 - 2025   >>
LOGIN
現在のモード: ゲストモード
USER ID:
PASS:
CATEGORIES
OTHERS
POWERED BY
POWERED BY
ぶろぐん
SKIN BY
ブログンサポート