終演しました!
11月14日、「石棺 チェルノブイリの黙示録」、無事終演致しました。


ご来場下さった皆様、そしてこの公演を支えて下さったスタッフの皆様、
本当にありがとうございました!



これからも、劇団昴をよろしくお願い致します。

| 稽古場日記::石棺 チェルノブイリの黙示録 | 22:24 | comments (x) | trackback (x) |
本番も折り返し…
毎日、たくさんのお客様に御来場いただいている「石棺」。
皆様本当にありがとうございます!

10日(土)は終演後に「ポストショートーク」があり、
2号室・クラーワ役を演じる竹村さんが司会を務め、青井さん、山口さん、加賀谷君が出演しました。


次回の「ポストショートーク」は、13日(火)14時の回、終演後。
司会は一柳みるさん。青井さん、米倉さん、奥田さんが出演する予定です。
※出演者は変更になる可能性もありますので、予めご了承願います。


全8回公演も、本日で遂に折り返し。
残すところ半分ですが、最後まで全力で駆け抜けたいと思います。
どうぞお見逃しなく!

| 稽古場日記::石棺 チェルノブイリの黙示録 | 09:37 | comments (x) | trackback (x) |
青井さんからのプレゼント!
11月8日。初日を迎えました!

客席には満員のお客様が…!
御来場いただいたみなさま、本当にありがとうございます。


本番直前、青井さんが楽屋へいらっしゃって、出演者一人一人に声をかけてくださいました。
そして、それぞれにバラの花とお手紙をプレゼントしてくださいました!



お手紙の内容は…

これからの本番に向けての「宿題」とも言うべきメッセージ。

もちろん、何が書かれていたかは青井さんと本人だけの秘密なのですが、
女子楽屋でお喋りしたところ、みんな「今回の役についての課題」や、「演じることの課題」だったようです。


手書きでびっしりと、心を込めて書いてくださった青井さんからのメッセージ。
本当に嬉しかったです!

一人一人がそのメッセージを嚙みしめ、進歩し続ける本番になると信じています。


皆様、是非劇場へ足をお運びくださいね!

| 稽古場日記::石棺 チェルノブイリの黙示録 | 23:57 | comments (x) | trackback (x) |
明日から本番です!
昨日から、劇場に移動した私たち。

明日の初日に向けて、昨日は舞台セットを作る「仕込み」を行い、
本日は「場当たり」と言って、役者の立ち位置の確認や、転換の確認、音・照明のきっかけ合わせを行います。


会場となる「座・高円寺2」




入口を入って、地下2階が会場です。
お間違いなく!


それでは、皆様、劇場でお待ちしております!
| 稽古場日記::石棺 チェルノブイリの黙示録 | 22:12 | comments (x) | trackback (x) |
稽古最終日!
長かったようで短かった稽古も終盤!

本日最終日朝10時からの稽古は、前半は細かく止めながら、そして後半は衣装をつけての通し稽古
と体力勝負の一日になりました。


その後は、稽古場のセットは全てバラし、
私たちは、いよいよ明日から劇場「座・高円寺2」へ移動です。

連日長時間の稽古に穏やかな笑顔で和ませてくださった、音響オペレーターの坂口さん。

 

いつもありがとうございます!



そして演出の青井陽治さん!

いつも穏やかな言葉で、私たちを導いてくださいます。

ご自身も俳優として活躍していらっしゃるので、役者の気持ちをよく分かってくださいます。
そして何より、経験豊富なお話が非常に興味深い!!
以前在籍されていた劇団四季のお話から始まり、海外の演劇界のお話など、私の知らない広い世界の話を沢山して下さいます。

明日は朝早くから、劇場「仕込み」!
座・高円寺2に「石棺」の世界が出来上がります♪

| 稽古場日記::石棺 チェルノブイリの黙示録 | 00:55 | comments (x) | trackback (x) |
ダメ出しを越えて…
残すところ、稽古もあと数日!

先輩方も、我々後輩たちにアドバイスしてくださり、
休憩時間さえ惜しんで稽古に励んでいます。


2幕をみっちり稽古した後、2幕の通し稽古をした本日。
通してみた後、いつも通り、演出家からの「ダメ出し」の時間になったのですが…

ここで、出演者の山口嘉三さんが素敵な一言を!

「『ダメ出し』と言うと、何だか出演者は暗い気持ちになる。
でも、本当は、更に良くするためのポイントを言うのだから、『ダメ』ではない。
『良く出し』と言い直していたカンパニーがあったんだよ」
と。

それを受けた青井さん。
「良くとは、欲、とも書き換えられる」

なるほど。
ダメ出し…ではなく、「良く(欲)出し」。

青井さんいわく。
海外では、日本で言ういわゆる「ダメ出し」のことは、「NOTE」と言うそうです。
フラットでとても良い言い方ですね、とおっしゃっていました。


そう、我々は、もうそんな段階にきているのです。
もっと、もっと、もっと…

青井さんの「良く(欲)出し」と、先輩方のアドバイスの元、
明日も稽古に励みます!!!

皆様、どうかこの熱い舞台をお見逃しなく!!!!
| 稽古場日記::石棺 チェルノブイリの黙示録 | 20:52 | comments (x) | trackback (x) |
衣装合わせ、そして…
本日は衣装合わせがありました。


原発で働く人々、放射線生理学の研究所の職員…

普段、我々が目にすることの少ない職場なので、「そもそも、何を着ているんだろう?」というところから始まりました。

衣装の萩野さん、きっと大変な作業だったと思います。

ありがとうございます!



さて。

今日の写真は、物理学者:姉崎公美さん。


原子力エネルギーを開発する側の物理学者を演じる姉崎さん。


実は、原作の「石棺」では、物理学者は男性として描かれています。
今回は青井さんのアイディアで、女性として登場しています!

男性の時では感じられない、女性としての、例えば主婦としての視点があったりするのは女性ならでは。
青井さんの試み、非常に面白いです!!



そして、お次は、自転車乗り:永井誠さん。


プティーツィナ先生と和気藹々!?


「自転車乗り」って、職業なんでしょうか…?
その秘密は劇場で!


青井さんのお話では、実際のチェルノブイリ原発事故当時、自転車に乗っていた人がいて、
彼は被爆して、まず最初に膝の組織がやられてしまった、とのこと。


「親の顔が見たい」の旅公演以来、金髪のままの永井さん。

実は、私・箱田も先週、金髪の仲間入りをしました。
兄弟みたいでしょ(笑)

| 稽古場日記::石棺 チェルノブイリの黙示録 | 21:08 | comments (x) | trackback (x) |
被害者
照明プランナーの沢田さんが稽古場へ!
そのため、前半は細かい部分の稽古をし、後半は全幕の通し稽古となりました。

さて、今回写真を撮らせていただいたのは、
2号室・クラーワ役:竹村叔子さん。


チラシでは、職業で紹介されている被爆患者が多い中、彼女は、名前です。
クラーワさんは、原発があった街に住んでいた農婦。一般人です。

この戯曲の中には、彼女が住んでいた具体的な街の名前は書かれていません。

しかし、チェルノブイリ原発事故についてのドキュメンタリー等を見ると、いつも出てくるのが、原発労働者の街プリピャチ市。
プリャチ市民は、事故が起こったことはその日のうちに分かったそうですが、
避難指示が出ていなかったので、普段と同じように、家から買い物に出たり、公園で遊んだりしていたそうです。

事故が起こったのは26日深夜。しかし、ラジオから避難勧告が出されたのは、27日のお昼でした。
市民は、3日も経てば街に戻れるものだと思ったそうですが、彼らがこの住み慣れた街に戻ってくることはありませんでした。

福島でも無人になった避難地域で盗みが横行していると問題になりましたが、
プリピャチ市も、市民たちの残してきた家財は盗まれ、家は荒れ果て、今では死の街になっているそうです。
| 稽古場日記::石棺 チェルノブイリの黙示録 | 21:37 | comments (x) | trackback (x) |
この人物は何者だ?
本日から、音響さんが稽古場入り!
効果音等の音が入ったことで、芝居全体のイメージも膨らんできました。


さて、本日紹介するのは、査問官:宮本充さん。


彼は訪問者の一人ですので、被爆患者ではありません。

お芝居の途中から登場し、彼についてはあまり多く説明されていないので、
「僕が何者なのか、お客さんに分からないのでは?」とちょっぴり心配モードの宮本さん。

きっと、知っていた方がこのお芝居をより一層楽しめると思いますので、私のつたない解説を…

彼は、チェルノブイリ原発があったウクライナ共和国から、モスクワの病院へやってきた、地方監察局の人間です。
原発事故に関わった人物たちから話を聞くためにに、わざわざやってきたのです。

この原発事故は、裁判にかけるべき「事故」なのか?
裁判にかけるべき証言はあるのか、あるとすれば、誰を裁くべきなのか?
を知るために。

主に2幕、被爆患者たちとの会話の中で、この事故の原因はどこにあったのか?
誰に、どこに、過失があったのか?が徐々に明らかになってきます。

果たして、査問官はこの後、この原発事故を裁判にかけ、しかるべき人物を裁くことができるのでしょうか…?
| 稽古場日記::石棺 チェルノブイリの黙示録 | 21:06 | comments (x) | trackback (x) |
訪問者
このお芝居を演じるに当たって、役者陣はチェルノブイリ原発事故関係の資料をそれぞれ読んで勉強しています。
そこで分かったこと。

事故直後、アメリカから、一人の医師がモスクワを訪れていたことが分かりました。

彼の名は、「ロバート・ピーター・ゲイル」。
写真やビデオで、彼の当時の顔が映っている資料もたくさんあったのですが、若くてカッコ良いアメリカ人でした!

今回の舞台では「カイル」と名前を変えています。



カイルを演じる宮島岳史さん。
実在する人物を演じるって、どんな気持ちなのでしょうか…?

ゲイル医師は、未だ健在。東海村臨界事故の際、現地を訪れたと聞きます。
福島原発事故の時も、協力があったとか。

当時、アメリカとソ連は冷戦下にあったので、アメリカの医師がソ連を訪れるというのは、今では想像できない政治的な壁もあったのではないか?と想像します。
| 稽古場日記::石棺 チェルノブイリの黙示録 | 00:33 | comments (x) | trackback (x) |

  
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