全員集合
本読みから始まり抜き稽古を経て、いよいよ全員稽古が始まりました。

稽古には色々な形態があるんですが、
今回は読み稽古(これは以前、同期の熊谷めぐみちゃんがBlogにて紹介しているのでそちらをご覧ください)からの
抜き稽古をしてきました。

さてさて抜き稽古とは…

お芝居には台本があります。
その中で、1幕、2幕や1場、2場など、幕や場面ごとに区切られている事が多いのです。

その1場、1場を抜き出して稽古することを抜き稽古と言います。

例えば、誰かが稽古をお休みしなければならないときは、その人が出ていないシーンを抜き出して稽古するとか、
このシーンはアクションがあるからアクションだけ抜き出して練習するとかがあります。

1場ずつ繰り返し稽古していると、1度目に見えなかったものが、2度目には見えたり、
反応が深くなったり、思いもよらないことが起こったり、そのシーンがどんどん深く面白い場になっていきます。

その抜き稽古を最初から最後までやった後、全員稽古で流れを見ていきます。


そして今日から全員稽古です


どんな流れになっていたかは…

ふふっ秘密です!でも面白い!手前味噌ですみません。


ぜひ多くの方に見て欲しいとつくづく思いました。

本番楽しみにしていてください。



舞山裕子

| 稽古場日記::谷間の女たち | 13:32 | comments (x) | trackback (x) |
二人…エマセシ
またまたブログ担当でエマヌエル役、私大島に回ってきました。
張り切って参りたいと思いますー!!

『谷間の女たち』は、稽古が進むに連れ、その全体像が見えてきたところ。
稽古場のこともいろいろと皆さまにお伝えしたいこと満載ですがっ…
今回は、個人的なところでご容赦を(笑)

『谷間の女たち』で私の相方になるセシリア・サンヒネス役の舞山裕子と対談形式で~

大島
『セシリア役、初めて台本を読んだときの感想は?』

舞山
『幸せになれない女だなって(笑)』

大島
『俺は女性を幸せには出来ない男だなって(笑)、あとは?』

舞山
『う~ん、観に来ていただいたお客様の現在の状況、生活の。
特に女性は、共感する方と共感出来ない役かなと…』

大島
『稽古も半ばに差し掛かってきたけど、俺もそうだけどどう発展させるか、
というか、深めていきたい?俺の課題でもあるけど…』

舞山
『いる、こういうセシリアの人っているって、もっと深めて表現します!』

大島
『俺も皆様にはどう見てもらえるか分からないけど
エマヌエルのある種の純粋さを深めていきたいな』

舞山
『さっきも言いましたが、お客様のその時の気分、生活の状況でセシリア、
エマヌエルの関係の見方って変わると思うので…
是非、何度も劇場に足を運んでいただきたいです!』

大島
『だね!最後は稽古の撮り下ろしツーショットを(笑)
汗かきまくる、ぶつかり稽古あと。』

舞山
『(笑)』

はい!チーズ!!



ありがとうございました!



これは、写メを撮ってくれた兵士役の原一登くんが、私の携帯で連写撮影をしたので、
メモリーを無くすなって、笑顔で怒ってるとこです(笑)

『谷間の女たち』、宜しくお願いいたします!!

| 稽古場日記::谷間の女たち | 23:20 | comments (x) | trackback (x) |
キラリと光る
本日も熊谷がブログを担当致します。
よろしくお願いしまーす。


稽古は少しずつ物語が立体的になってきています。
演技に入ればキュッと空気が引き締まるような独特な雰囲気があり、
世界感がどんどん広がっています。

世界観と言えば。
今日はスーパームーンですね!
月が大きく明るく輝いていました。

月が見せるその妖艶さや不思議な感覚は、
月が持つある種の世界観ってことでしょうか?

こちらでは少し雲がかかったりしていましたが、
稽古場のベランダからはキラリと綺麗に光っておりました!

皆様のいらっしゃるところから見えましたか?

じゃん!



松谷彼哉さん、高山佳音里さん、大矢朋子さん


こちらからはキラリと輝くステキな先輩方をお届け致します。

これからもパワーアップしてゆくお芝居。
もう少しお待ちください!

10月17日土曜日からです。
劇場で皆様にお会い出来る日を楽しみにしております。

| 稽古場日記::谷間の女たち | 02:49 | comments (x) | trackback (x) |
氷山の水面下の部分
稽古場では立ち稽古が順調に進み、
いよいよ中盤の山場を迎えております。

今回の「谷間の女たち」は作家アリエル・ドルフマン氏が
1973年のチリ・クーデターとその後のチリの状況をベースに書いた戯曲です。

というわけで稽古場にはチリ関連の書籍が


さらに翻訳家の水谷八也先生からもお借りした


個人的に購入した(この本の翻訳も水谷先生でした。)


他にも今回の座組で映像資料を観たりと、
氷山の水面下の部分は確実に大きくなっています。

もちろん皆様にお見せする「水面上の氷山」も!

初日まであと19日!
劇場でお待ちしております!


本日のブログは兵士役の原一登(ハラカズノリ)でした。
| 稽古場日記::谷間の女たち | 02:48 | comments (x) | trackback (x) |
稽古は体力勝負!!
舞台の稽古はかなりの体力が必要です。


集中力を欠かさず稽古する体力

同じシーンを何度も繰り返す体力

重いものを抱えながらセリフを言う体力

風邪をひかないようにする体力

さまざまな体力が必要です。


その為に稽古前にはこんな光景が…



体を鍛える人



お腹を満たして元気をチャージする人


ちゃんと食べていないと風邪をひいたり、怪我をしやすくなったりするので、

健康を考えながらの体づくりは本当に大変です!

食べることも鍛えることもどちらも大切。

とにかく何をするにもまず元気な体あってのもの!!

さぁ食べて鍛えて、今日も稽古に励むのであります。


セシリア・サンヒネス
こと
舞山裕子

| 稽古場日記::谷間の女たち | 01:10 | comments (x) | trackback (x) |
女たち
最近はすっかり秋らしくなりましたね。でも日差しはまだまだ暑いですね…

北海道生まれの僕には耐えられません。秋は秋らしくしてほしいです。

さて!立ち稽古も着々と進んできてました!面白いです!

台詞回し、小道具の使い方などなど。

問題なく進んでいるのは研修生が小道具を作ったり

探したりと用意をしてくれているおかげです。

ありがとう!みんなのおかげで稽古が進んでます!!

今日の稽古の休憩中にお茶場(飲み物やちょっとしたお菓子などが食べられるように用意してあるスペース)で

お菓子を食べていると村の女たちが集まってきてなにやら不思議な動きを始めました。

ん?どうやらエクササイズをやっているようです。



ワインオープナーというエクササイズでウエストが細くなるみたいです。

なるほど、やはり男たちが帰ってくるのを待っているんですね~。

何日も何ヶ月も何年も…!

休憩中でも役作りを忘れない先輩たち、さすがっす!

僕もさらに身体を鍛えないとな…

などと思いながらもお菓子を食べている手も止まらない食欲の秋…


兵士役 加賀谷 崇文
| 稽古場日記::谷間の女たち | 13:49 | comments (x) | trackback (x) |
見えてきた?
立ち稽古が始まりました!

読み合わせで広がった世界がより立体的になり、

見えなかった絵がはっきりと見えてきました。

文字がどんどんと絵になっていく時間はわくわくします…。

シーンを表す絵はきっと何パターンもあって、

その中から絵をひとつまたひとつ試していく…。

一体どんな絵が完成するのか!



写真は、稽古をお手伝いしてくれている木村雅子ちゃんが作ってきてくれた、

舞台設定にちなんだトウモロコシのパンケーキです。

キレイなきいろ!

こうやって生活の絵もはっきりしていくんですねー!

わくわくするなあ!むしゃむしゃ!

【あんどうさくら】
| 稽古場日記::谷間の女たち | 04:44 | comments (x) | trackback (x) |
白い線
最近の気候は…

暑いと思ったら寒い
寒いと思ったら暑い
暑いと思ったら…

その時の気分は、その時の天候によく左右されます。

でも、あの暑かった夏が、やっと懐かしく感じられるようなってきましたね。

あっ
今回のブログを担当いたします。
『谷間の女たち』
エマヌエル役の大島大次郎です。

エ・マ・ヌ・エ・ル
エマニエルじゃあ、ありません(笑)

自分でもよくエマニエルと普通に言って、
共演者に『エマヌエル』と正されます。

さて、本日の稽古は、いわゆる読み合わせの
最終稽古でした。
次回からは『立ち稽古』が始まります!

これまで出演者たちが、台本を読み合わせていた長机。…さようなら。
私たちは次のステージへ!!



もう床には舞台を想定した稽古用のパンチカーペットが敷かれています。

この仮設の舞台から役者が身体を駆使し、『谷間の女たち』という一冊の台本をどのように立体化するか、更なる試行錯誤の日々が始まり、そして、この稽古場から作品が生まれ、躍動します。

期待や不安、様々な気持ちが膨れあがります!

そして…



上の写真の左に見える白い線。

あれは皆さまと私たちの境界線です。舞台の一番前を指しています。
稽古中、あれを越えると『舞台から落ちてるよ』と言われたり(笑)

でも、あの『線』を見るたびに
これから稽古を重ね上演するこの作品をお客様は、どう受け止めてくれるのだろう?
そう思いながらいつも皆さまを身近に感じ、気持ちが高まります。

『谷間の女たち』

出演者一同、皆様の御来場を心よりお待ちしております!!

| 稽古場日記::谷間の女たち | 00:00 | comments (x) | trackback (x) |
稽古3日目
大変ご無沙汰しております。


今回は『谷間の女たち』に参加させて頂くことになりました、熊谷めぐみです。


よろしくお願い致します。



さて、本日は稽古三日目。
読み合わせが行われました。



本読みではないんです。



同じように聞こえるかもしれませんが、ちょっと違うんです。




細かいことですが、使い分けています。




※本読みは、作者や演出家が一人で台本を読み、役者や舞台監督などがイメージしやすいようにすること。




※読み合わせは、役者たちが脚本の中の台詞を声に出して読み合わせること。




と、言っても昔は行っていたそうですが、今はほとんど本読みはやらず、読み合わせを行っています。


台本は事前に役者に渡り、各自、台本を読み込んで稽古に挑みます。


読み合わせでは、役者は事前に読み込んできたイメージや感情を台詞にのせて演出家とのすり合わせをしていきます。

そして作品全体の理解を深め、より物語を形作っていきます。


なので読み合わせは非常に大事な“作業”なのです。





また役者は体のケアも大事な“作業”です。










喉のケアも(要田さんのかな?)








ちゃんとしたお食事も(遠藤英恵さんのお弁当)






健康な身体でみんな“作業”に没頭中ー!


こうした“作業”を積み重ねて作品を造り上げていきます。

役者や演出家、舞台監督、そして照明さんや、音響さん、衣裳さん、スタッフみんながそれぞれの魂を込めて造り上げる作品を是非是非、観に来てください!
| 稽古場日記::谷間の女たち | 12:42 | comments (x) | trackback (x) |
始まりました!
こちらではご無沙汰しております。三輪学です。
本日より『谷間の女たち』の稽古が本格始動いたしました。

こちらの公演ブログでは出演者が交代で稽古場の模様をご紹介する予定になっています。

僭越ながら出演者の一人でありますワタクシが稽古初日のブログを担当させていただきます。

さて、稽古初日といいますと、『初日顔合わせ』というものが大体行われます。

本日のような稽古初日の前に、それぞれいろいろなスタッフは事前の打ち合わせや
稽古までに必要な仕事が始まっていますし、
俳優それぞれも戯曲のバックグラウンドを研究したり、
自主トレーニングを進めていたりするわけですが、

稽古初日にその一同が会し、慣れ親しんだ劇団員も、初めてお仕事をご一緒するスタッフ陣も顔を合わせて
あらためて『谷間の女たち』成功に向けての全体の『顔合わせ』が行われるわけです。



その後、台本の読み合わせに。

今まで一人で読んでいた台本が、それぞれの俳優の台詞として発せられると、
平面であったものが、ものすごい勢いで立体的になっていくのを感じます。

これから稽古が進み、読み稽古から立ち稽古になれば、さらに世界は広がっていく…

初日からそれが楽しみで仕方なくなるような稽古でした。

その雰囲気の一部でもこちらの記事でご紹介できたらなぁとブログ担当出演者一同思っております。

そして何よりも本番の舞台を楽しみにしてご来場いただけることを願っております。

今回劇団ホームページよりオンラインチケット予約ができるようになっております。
http://www.theatercompany-subaru.com/public.html#a10
今まで通りの電話予約も可能ですが、電話受付時間外でもご予約が可能となっておりますので、
そちらも是非ご活用ください。

それでは次回のブログもお楽しみに!
| 稽古場日記::谷間の女たち | 23:10 | comments (x) | trackback (x) |

  
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