猛暑御見舞い申し上げます。
演出家曰く、

「溶けてしまいそう」

な日が続く毎日、皆様、如何お過ごしですか?

この時期になると、テレビや新聞で、終戦特集や核の問題についての番組や記事をよく目にします。

『イノセント・ピープル』にも、第二次世界大戦から現在まで、様々な戦争を経てきたアメリカの人々が登場します。

その登場人物たちの中には、2010年8月現在もご存命であろうキャラクターもいます。

もちろん、架空の人物ではありますが、彼らはどこかで、そのニュースを目にして、きっと何かを感じているだろうなと想像します。

不思議なもので、毎日の稽古で、役者にその役の魂が宿っていくのを目の当たりにすると、この記事を読んだら、あの役はきっとこう考えるだろうなとかいう事が浮かんできます。

彼らの憤慨や動揺、悔恨、そして誇りといった感情が自分自身の世界を広げてくれているのかもしれません。

『イノセント・ピープル』は、アメリカの歴史と現在の世界情勢と共に進化を遂げています。

写真は、台本作り中の大島大次郎君(左)と高草量平君(右)。

大島君は、私のお兄ちゃん役。
なのに、演出家はよく「弟」とおっしゃいます…。

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イノセント・ピープル』 | 23:55 | comments (x) | trackback (x) |

  
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