『危機一髪』始動
制作日記 Birth編

一雨毎に春の訪れを感じる今日この頃、皆様、如何お過ごしでしょうか?

この度、次回本公演『危機一髪』の制作ブログを担当する事になりました劇団昴劇団員の矢島祐果と申します。

はじめましての方も、お久しぶりの方も、どうぞよろしくお願いいたします。

さてさて、本年の劇団昴本公演はソーントン・ワイルダー作『危機一髪』でスタートします。

『わが町』などで知られるアメリカを代表する作家の一人ですが、なんと、この作品でワイルダーは3度目のピューリッツァー賞(1943年)を受賞。紛れもない隠れた傑作なのです。
演出は、各劇団やプロデュース公演にひっぱりだこの鵜山仁氏が昴初登場。スタッフ陣も今をときめく錚々たる面々が集結してくださいました。

先日、第一回目のスタッフ会議が行われましたので、その模様をチラッとご紹介します。

まずは、演出鵜山氏の全体のコンセプトについての説明。

鵜山さんのイメージがババーンと映し出され、

そこに、舞台美術の堀尾幸男氏の繰り出すアイディアがスルッとはまり、瞬く間に3Dの世界に。

さらに、萩野緑さんデザインの衣装をつけた役者たちが動きだし…。

白黒だった会議のテーブルは、あっという間に、『危機一髪』ワールドへ。

演目が決まって十月十日ほど、それぞれのスタッフさんのもとで育まれていた構想が遂に集まって、産声をあげた記念すべき誕生の瞬間です。

早く成長が観たい。

早く大きくなあれ。

今はまだババーンとか、スルッしか言えなくてすみません。

こんな事では、制作ブログ存続の危機!

危機一髪!!

今日は題名だけでも覚えていって下さい。

次号に続く。



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