「親の顔が見たい」九州編 ひとよし・くま その一 落合るみ

本日は、担任教師の戸田菜月役を演じております落合るみが担当させて頂きます。

昨日は人吉への移動だけで、久々にスタッフキャストともにゆっくりできる日でした。
私もぷらぷらお散歩に。
街を流れる球磨川のほとりで一時間くらいボーッとしてしまいました。
こんなに綺麗な球磨川ですが、過去には氾濫して大変だったこともあるとか・・!
御嶽山のこともあり、思いにふけってしまいました。


さて、休み明けというのは、休養十分でさぞや調子もいいだろうと思われる方が多いと思うのですが、
こと、この芝居に関しては、さにあらず。
一日休んで日常に戻ってしまった分、あの重く緊張感のある空気に入っていくしんどさが増すように感じられます。

今日は、二階席がある劇場でした。
二階席があると、その分空間が抜けているわけで、声が届きにくく、また残響もでてきます。
開演前の声のチェックの際に客席にいてくれるスタッフさんの声も、やはり残響で聞き取りにくい・・
ここから役者の試行錯誤が始まります。


この芝居は基本的には、密室で、決して開放的ではない会話をしているので、声を張りにくいところが多いです。(役どころにもよりますが)

また、客席にむけて演じてみせるのではなく、舞台上で今起きていることを、客席が目撃してしまっている、というスタンスの作品である、という演出でもあります。
どのように発声するかというのは、作品全体のあり方に大きく関わってくるものだなあとしみじみ思わされます。

が、自分が芝居を見に行った時に、聞き取りにくいセリフがあると集中を削がれるのも事実。
それでも小さな劇場なら、表情や息遣いでカバーされますが、大劇場だとなかなかのめりこめなくなってしまう。
なんとか作品の持つ空気感を壊さず、全てのセリフが明瞭であるのを目指したいところです。

今日の交流会には私も参加させていただいたのですが、そのあたりのお話を沢山伺えたのが、とっても今後への参考になりました。
ここは要注意だな、と役者が思っていていつも念入りにチェックしてるところではないセリフが聞き取りづらかったり、
ちょっと芝居を変えてみたところがその方向だと聞き取りづらくなってしまうんだなあ、とわかったり。

それにしても、九州の方は、明るくてハキハキしてらしてお喋り上手でもありますが、聞き上手な方が多い!
私、珍しく二時間ずっとペラペラとお喋りしてしまいました。
楽しい時間をありがとうございました。
全ステージの三分の一強を越えたところですが、また明日から一回一回新たな気持ちで取り組んでまいります!



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