「石棺」とは何か?
このお芝居のタイトルである「石棺」。
読み方は、「せっかん」「せきかん」どちらもあるそうです。
耳で聞くと「せきかん」の方が分かりやすい、という青井さんのご意向で、我々は「せきかん」と読んでいます。


ところで。
そもそも「石棺」って、何なんだろう?と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方のためにも、ちょっと解説を☆

「石棺」とは、書いて字のごとく「死者を埋葬するための石の棺」のことです。
古代エジプトや日本の古墳時代にもあったそう。

ですが、1986年のチェルノブイリ原発事故直後、4号炉は、外に放射線が漏れないようにコンクリートの建造物にまるごと覆われました。
その建造物も「石棺」と呼ばれています。
事故があったのが、4月26日。
石棺は6月に建設を開始し、同年、11月に完成。

耐用年数が30年とされているため、現在はその老朽化への対策が問題となっています。

事故後、放射能汚染により、人が立ち入ることができなかったので、事故に巻き込まれた数名の職員の遺体が回収できないまま、石棺の中に未だに取り残されている、と言われています。


チェルノブイリ原発事故当時の凄まじい状況を物語っていますよね…



もちろん、我々の芝居は「事故から数日後」の物語ですから、その時はまだ石棺は建設されていなかったわけですが。

事故に直面した人物たちの人間ドラマ、是非ご覧くださいね!
| 稽古場日記::石棺 チェルノブイリの黙示録 | 01:48 | comments (x) | trackback (x) |

  
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