子供を産むって…
二回目の登場の奥原千加です。
一回目の投稿は「久しぶりの稽古場」でしたが、ついに17年振りに舞台に立つことが出来ました!
千秋楽までどうぞ宜しくお願い致します!

さて、私は実生活で二人の子供を授かることが出来ましたが、『イェルマ』の台本を読んでから、あらためて子供を産むということについていろいろ考えました。
神は男と女をつくり、女が子供を産むという役割にしました。
どちらでも産めるようにしてくれればよかったのに。などと思っていたら、ふと、もしかして例外の生物がいたりする?とググってみたら、いました!!

以下Googleより引用
タツノオトシゴは、オスが出産する唯一の動物である。

オスの腹部には育児囊(いくじのう)という袋があり、ここでメスが産んだ卵を稚魚になるまで保護する。オスは腹部が膨れるため妊娠しているように見える。育児嚢で孵化した稚魚は、オスの体から次々と出ていく。いわゆる出産だ。
だがそれだけではない。『Placenta』(21年9月3日付)に掲載された研究によれば、オスは育児嚢を「胎盤(母体と胎児を連絡する器官)」まで発達させていることが明らかになったという。


イェルマとフアンがタツノオトシゴだったら、苦しまなくてもよかったかもしれない!
とバカなこと言ってないで、本題に戻ります。

演出家の金澤さんは公演のパンフレットにも書いていらっしゃいますが、新潟のお寺に嫁ぎ、不妊治療でやっとお子さんを授かっていらっしゃいます。
私の周りでも不妊治療をした方は沢山いるし、授かった方もいれば、願い叶わずの方もいらっしゃるし、授かっても誕生出来なかった命もあります。
そうかと思うと問題なくどんどん産む方もいるし。
『イェルマ』の時代に不妊治療はなかったですが、『イェルマ』の物語の登場人物と同じような人々が現在もいるわけです。
もちろん、産まない選択もありますが。

そして、産んでからも大変ですよね。『イェルマ』の登場人物であるドローレスが産んでからのことを言うセリフがとても重要だと、
金澤さんは仰っているので、是非、お聞き逃しのないように!

もし、これから子供を希望する方、全員に効く新薬でも開発されればいいですけど、それもすぐにはなかなか難しそうですし…
葛藤は続きそうですね。
そうなると、まだしばらく『イェルマ』は普遍的な作品になるということでしょうか…
今回の舞台は金澤さんが現在の切り口で演出して下さっているので、観てくれた私の知人も「観念的ではなく、日常会話で進められていて新鮮だった」という感想を頂きました!
ひとりでも多くの方にご覧頂いて、いろいろ感じて頂ければと思っております!
劇場でお会いできることを、楽しみにしております!
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『イェルマ』 | 10:52 | comments (x) | trackback (x) |

  
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