ブレンダン バーンと音。
ブレンダン役の高草量平です。
公演回数も残り少なくなり、お客様から連日温かい拍手を頂いております。

生ビールの扱いにも慣れ、グラスの扱いにも慣れ、ショットグラスを磨きまくり、ブランデーグラスの扱いにも慣れ、小銭をカウンターに置く音が快感になりすっかり落ち着く今日この頃。

稽古中にグラスを割り、生ビールをこぼしまくり、コルクを割り(たまに本番中も割りますが、割れたら割れたで楽しんでいます)
割れたグラスも無駄ではなかったなぁ。

劇中何度かカウンターから出てはホームであるカウンターに入るシーンがありますが、まるでやどかりの気分ですね。

さて、カウンターの中はお客様は観る事がないのですがカウンターの中の説明を少しさせて頂きます。
サーバーの真下に冷蔵庫があり3枚ダスターが用意されています。グラス用1枚とテーブル用2枚です。

ちなみにシンクはありません。只、空いているスペースをシンクがある程として扱っています。架空のシンクの真下にはビンのギネスビールが2本。右側には棚が用意されショットグラス、ワイングラス、ビールグラスが収納されています。
左から冷蔵庫、架空のシンク、棚という順番で並んでいます。そして棚の上、カウンターと棚の間にはレジが設置されています。

足元にはバケツが用意され、お代わりや、少し残ったビールなんかはそこに捨てています。

使い終わったグラスは白いカゴが用意されてるのでそこに重ねています。
そしてグラスを割ってしまった際の対処として箒とちりとりが用意されています(出番がない事を祈ります)

バケツのすぐ前には冷蔵庫があり、ヴァレリーの白ワインを入れています(電源は入っておりません)冷蔵庫の開閉音は劇中でも出しています。冷蔵庫の上にはジャックとブレンダンのロックグラス、ヴァレリーのブランデーグラスが設置されています。

小銭の音やら、グラスの音やらカウンターから色んな音を出しています。

さて1番すきな「音」第一位を勝手に発表します。

ジャック役の永井さんが、芝居の後半で「最後に一本吸うか」の台詞の後に砂利浜からでしょうか。波の音が小さく入ります。

実は1番好きなシーンで、あの瞬間に閉店間際の寂しさと、お店の外は真っ暗で、ひゅうひゅうごうごう風が吹いている。そんな事を体感します。侘び寂び満載ですね。

ブレンダンは自然やスピリチュアルな部分に比重がある役ですが、カウンターに置くビールの音、コインの音、波の音、20ドル札を終うレジの音、グラスを重ねる音、白ワインの栓を抜く音。

そんな音に耳を澄ませていると、なんだかブレンダンを身近に感じますね。



写真はブレンダン必須アイテム ダスターです。
夏目陽希さんがセットしてくれています。
彼女が手に持っているのがグラス用、カウンターにあるのがテーブル用。白いダスターはテーブルで大量にこぼした場合の緊急用です
| 稽古場日記::The Weir ─堰─ | 09:43 | comments (x) | trackback (x) |
『フィールド・オブ・ドリームス』とシェイクスピア
フィンバー役の岩田翼です

17日間の公演期間も半ばの休演日に、気分転換のために、家のテレビに録画してあったケビン・コスナー主演の映画『フィールド・オブ・ドリームス』を観ました。(ネタバレあり)もう上映されてから30年も経つ映画ですが、映画のロケ地であるアイオワ州のトウモロコシ畑の中の小さな野球場のすぐ隣に今年、メジャーリーグの試合ができる設備を備えた野球場を特設。一夜限りでニューヨーク・ヤンキースとシカゴ・ホワイトソックスの試合が行われたという映像をニュースで見て、どうしてももう一度映画を観たくなりました。試合の前には30年前の映画の主演のケビン・コスナー氏が登場して名セリフ「Is this heaven?」を披露したり、現代の選手たちが映画さながらにトウモロコシ畑から歩いて出てきたり、それはそれは感動的でした

映画は昔観た記憶はあるもののほとんど内容を忘れていました。今、僕が出演中の『堰』とは全く関係ない映画ですが、あえてそういう作品に触れることで心の栄養と刺激をもらおうと思って休演日に観るのに選んだ作品でした

が、始まった途端、出てきたセリフが「父親はアイルランド系なんだ」というもの。『堰』の舞台はアイルランド。しかも僕が演じるフィンバーは父親との関係が役に大きな影響を与えています。「むむ、これは・・・」と思いましたが、まあ、アメリカにはアイルランド系の人も多いからね、よくあることだとスルー。しかし続いての映画のセリフが「禁煙して18年」。『堰』のフィンバーも禁煙して18年!なかなかの偶然だわ・・・

そのまま観すすめてたくさん感動して観終えたのですが、この作品って良く考えたら、メジャーリーグを悲しい八百長疑惑で追放されたホワイトソックスの往年の選手たちが幽霊となって再び登場し、夢の再試合を果たすというストーリーなんですよね。ほぼ幽霊が主役。『堰』もテーマはほぼ幽霊・・・

というわけで、芝居から離れて気分転換しようとしたつもりが、どっぷりと同様の世界に浸ってしまいましたとさ、というお話でした。ちゃんちゃん

でも改めて観ても本当に素敵な作品なので心の栄養と刺激はたっぷりといただきました

ちなみにダース・ベイダーの声を担当されているジェームズ・アール・ジョーンズ氏も出演されていて、その声にも惚れ惚れ。『スター・ウォーズ』マニアとしてはたまらん!



話は変わって、前回ブログ担当の平林さんと前々回の永井さんに続き、役作りについて

『堰』で僕が演じるフィンバーは地方の成金実業家で、うるさくて、イヤミで、故郷のみんなからは煙たがられる存在なので、ほぼほぼ僕自身ではないと思っているのですが、考えるとですね、僕が昴で演じてきた役って、金を持ってて威張ってて時にちょっとおバカってのがとても多いんですよ。あれ!?おれってそういうイメージなの?誰か教えて~。でもお金はそんなに持ってないのは確かなんだけどな

まあそれは置いといて、フィンバーは人物の背景の情報量がとにかく膨大なのです。生まれ育ちや、過去と現在の暮らしぶりが波瀾に満ちていることに加え、それ以外にも、セリフにだけ出てくる具体的な人物がざっと20人以上。その中にはかなり濃密に関わっていそうな人物も多いので、そのへんの人々との関係や役への影響を想像したり創造したりすることにかなりの時間を費やしました。稽古中の新たな発見によりそういう人との関係の想定を変更することもしばしば

で、稽古中にもそういう作業が延々と続いていたのですが、それでも、何で突然こんなセリフを言い出すのか理解できない、難問といえる箇所もいくつか。そのうちの一つ、ちょっとネタバレですけど、何で急にスープストックやシチュー鍋の話をし出すのかが超謎でした。まあレストランとホテルを経営してるから不思議は無いのですが、話の出し方が何か唐突で違和感が。しかも近いタイミングで2回出す。考えてもわからないので、まあいいかと放置していたのですが、ある日突然、閃いたのです。こりゃシェイクスピアの「マクベス」だと

ぐつぐつ煮立つ鍋を囲む三人の魔女にそそのかされ父親同然に慕う王を殺し、その亡霊と罪悪感に追い詰められるマクベス。一方『堰』ではフィンバーの家の隣に引っ越してきた三人の娘たち。スープとシチューの大鍋。そして幽霊に怯えるフィンバー

台本では、フィンバーは偉大な父親を尊敬していたようにも読み取れますが、父への対抗意識が垣間見えるセリフもあり、もしやフィンバーもプレッシャーから父を階段から突き落として・・・、なんて想像も。あの日から18年と即答できるのは時効を待っているのかとか。だとしたら隣に引っ越してきた娘たちの父親が警察官だったことにさぞやドキドキしたろうなとか、その父親がシャーロック・ホームズやロンドン警視庁の警部ほど有能な人物ではなく凡庸な巡査であることに少しホッとしたろうなとか想像がふくらみます。そしてフィンバーの苗字は「マック」。マックとマクベス。名前によく使われる字ではありますがどちらもMac。

『堰』の作者はアイルランド人。お隣イギリスの超有名な劇作家シェイクスピアの作品には当然親しんでいたことでしょう。単なる作者の遊び心とも考えられますが、多少なりとも意識していたことは確かなんじゃないかなぁ

まあマクベスと同じ設定をどこまでフィンバーに採用するかは僕の匙加減で良い加減に。いただけるものはいただいて放棄するものは放棄。まだご覧になっていない方はぜひ舞台を観て確かめてみて下さい

だとしたら当然、他の登場人物にもそんな風にあてはまる人物はいないのかという疑問が。そしていたのです。これはジャック役の永井さんが気づいて教えて下さったのですが、ジャックの終晩のセリフの中に「デンマークかノルウェーか」というものがあります。シェイクスピア作品で主人公がデンマーク王子であり、最後はその地をノルウェー王が征服する作品といえば、そう『ハムレット』。そしてジャックの苗字は「ムレン」。ね、面白いですね。そしてハムレットと同様にジャックも若かりしころやるかやらないかでとても悩み苦しんだ

野心のために大それたことをやってしまって後悔と罪悪感と亡霊に悩まされるマクベスまたはフィンバー。やるかどうか迷いに迷ってそんな自分の不甲斐なさに自己嫌悪するハムレットまたはジャック。そんな対比も垣間見える奥深い作品なのです。
| 稽古場日記::The Weir ─堰─ | 11:07 | comments (x) | trackback (x) |
ジムに手紙書いてみた
本番も折り返し地点。
毎日暖かいお客様に囲まれて、幸せいっぱいのジム平林です。

ノンアルコールビールにもすっかり慣れて、酔っ払う事はなくなりました。逆に美味しくグビグビいっちゃって、おかわりのタイミングが待ち遠しい今日この頃。
ノンアルでもカロリーや糖質は多いのでしょうか?体重がメキメキ上昇中です。

『The Weir - 堰 - 』ブログ、今回が平林最後の投稿。一度やってみたかった「ジムに手紙書いてみた」のですが、ちょっとブログには載せられないほど酷いものになってしまいました。
でも載せちゃいます。





〜〜〜〜〜
親愛なるジミーへ
すまん。結局俺は、君がどんな奴なのか確信が持てない。
だからごめん、「ほぼ俺」でやらせてもらってます。
でも、メチャメチャしっくりくるんだよね。もしかしたら俺ら似てる?
じゃ、楽日までよろしく。
〜〜〜〜〜





ね。酷いでしょ。
なんかもっと感動的なもの、例えば「君のおかげで自分に自信が持てた」とか「成長できて感謝してる」とか想像してたんだけど、さんざん考えた挙句にこのザマです。

でもっ‼︎
言い訳させてください。
一年半前に台本をもらって、ジムという人間をいろいろ想像しました。
稽古の40日間は、ジムはどう考えるか?どう行動するか?なぜこのセリフを喋る?なぜここでは喋らない?と、ジムの思考回路と行動パターンを四六時中研究してました。
そして、いろいろなジムを試してみて、余計な物を取りはらったら、「ほぼ俺」が出来上がったんだと思うんです。
つまり、よく一流の役者さんが、「役が憑依する」というような事を仰いますが、まさにそれじゃないかと思うんデスヨ。
だって、こんなに力を抜いて舞台に立てた事は、今までなかった気がしますし、たまに普段の話し方もジムっぽくなってたり。
そしてその状態で舞台に立ってると、不思議な事に、心の引き出しの奥に封印したはずのジムたちがチラッと顔をのぞかせたりするんです。いいタイミングで。
やはり全ての稽古は無駄ではなかったんですね〜。

ジャック永井さんも、この前のブログで、ジャックの役作りは「ほぼ自分」と書いてました。
でも稽古初期から比べると、断然ジャックに憑依されてるように見えます。もちろん、ほかの出演者もみんな。
俺だけ例外という事はないと信じたい。

だから、ジムへの手紙は自分に手紙書くようなもので、なんか照れ臭い。
まして「おかげ」とか「感謝」はしっくりこないのでしょう。
本番が終わってしばらくしたら、また違った見方になるかもしれません。

ダラダラと書いてしまいましたが、
『The Weir - 堰 -』前半戦ほぼ満席、かなりご好評をいただいております。
美術・照明・音響もホントにカッコいい‼︎
後半の日程、まだお席が用意できる日があります!

平林のTwitter(@takayo_ji)にお客様からの感想や劇評をリツイートしてます。そちらもチェックしていただけたら幸いです。

劇場でお会いしましょう‼︎

ジム平林弘太朗



舞台セットの床。
これ作りものなんですよ。
信じられないほどリアル。
| 稽古場日記::The Weir ─堰─ | 00:32 | comments (x) | trackback (x) |
『ジャックという男』
10日に無事開幕しました『The Weir~堰~』。

おかげさまで舞台はつつがなく、順調なすべりだし♪終演後には毎回ダブルのカーテンコールでお迎え頂き、役者冥利に尽きる日々です。

なお
18日以降は まだお席に余裕がございますので、
「このブログは愛読してるけど芝居は観ようか迷ってる」という、ちょっと珍しいあなた!
ぜひお早めにご予約のうえ御観劇のいただきまして、より一層 当ブログをお楽しみくださいますよう御願い申し上げます。

残念ながら
今回の公演中は、感染防止のためポストショートークやステージツアー等のイベントがなく、
また、終演後にお客様にお会いして御感想を伺う機会も持てませんので、

その代わりと申してはナンですが、
公演中もポチポチとブログを更新して参ります。
本日はジャック永井が、
その役づくりについての苦労話を、
ここぞとばかり語りましょう♪

小宮山智津子さん翻訳による台本を受け取ったのが 昨年の冬。6月の本番に向け読み込むも…

春の“第一回緊急事態宣言”により稽古は中止。
公演は「延期。たぶん来年の秋まで」。

以降 この夏に至るまで、外部の出演も中止になったりして……結局まるまる2年間も舞台から離れるという、役者人生で初の 寂しい日々を過ごしました。

幸い『堰』の台本は手元にあり、
時間は もて余すほどありましたので、

さぞやじっくりと“役づくり”が出来たかというと…
それがですねぇ…。。



『ジャック』。
もちろん西洋に広くある人名ですが、

念のため辞書をひくと、それ以外の意味として
『男』と あります。他に『やつ』『少年』等々…。

「ブラックは黒。ジャックは男。つまり自分の本名は、黒男(くろお)だ。」と
ブラック・ジャック(by手塚治虫)も語る通り、

ジャックという名前には
『“ただの男”以外の何者でもない』という意味合いがこめられていると思われます。

50過ぎの、冴えない中年男。独身。
生まれた土地から離れず、親の遺した家で気ままな一人暮らし。
性格は、ちょいヘソ曲がり。
いわゆる“古いタイプ”の人間。。

…これねぇ…
まんま僕なんですヨねぇ。。

“役づくり”などという何か特別なテクニック的なモノがあるのか無いのか、未だによく分からないのですが…
普段の自分とかけ離れた役が回って来た時には…どういうわけか、燃えます!

例えば人殺し。
人を殺したこともなければ今後人を殺す予定もありませんが、
いや無いからこそ、
人を殺す人間について、関係する本を読んだり映画を見たり…頭フル回転+腕によりをかけてアレコレ工夫するのは面白いのかもしれません。おかげ様でこのところ3作品に1本のペースで誰かしら殺しております。ああ楽し♪

翻って、ジャック。
これがですねぇ~…
頭フル回転で考えることようなことが…
うーむ…果たしてあるんだろうか…??

白状いたしますが、

ほぼ自分だと思ってやっております。

え?
そんなに楽してんなら金返せ??
いえいえ、『ほぼ自分』ですよ。
『ほぼ』です。

昨春の、思いもよらぬ巣籠もり期間。
“人生の夏休み”と捉えて、いつかやらねばと思っていた家の大掃除やプチリフォームをすることに。
「5年使わなかったモノは捨てるべし」の掟に従いガシガシと断捨離を進めました、
が…

数十年ほぼ手付かずだった、アルバムの山。
数日かけて一枚一枚見て…
悩んだ末、結局一枚も捨てずに
ざっと整理して押し入れに戻しました。

思い出は財産。。
『堰』では、劇中いくつかの思い出話が語られますが、

ジャックが語る思い出は、
ほぼ、僕の思い出です。

『ほぼ』ですよ!!
| 稽古場日記::The Weir ─堰─ | 01:16 | comments (x) | trackback (x) |
ヴァレリー役のあんどうさくらです。

舞台稽古が終わりついに幕が上がります。
新たな照明や音が加わり、いよいよ準備が整いました。
この瞬間がたまらない。
効果のプロによって、より深い仕上がりへ。

ただ明かりなどは、「振り返ってどんな明かりになっているか見たい…!!」と思っても、当然ながら舞台上にいる役者は振り返ることや、まじまじと眺めることはできません。くぅ〜。

でも共演者の先輩方の顔が、マスクがなくてよく見える。
テレビや家族以外、久しく誰かの素顔を見ることのなかったので、なんだか安心感を覚えたり。
そう安心するのです。
はやくそんな日常が戻らないかなぁ。

振り返れば去年の6月、コロナ禍で延期になり一年と数ヶ月。ついに本番を迎えると思うとより特別な日に感じます。

無事幕が上がり、千穐楽まで走り抜けることができますように。
ご来場くださる皆様のことを、心よりお待ちしております!




こちらは稽古休みにお家で飲んだギネス。
なんてクリーミ〜〜〜!
皆様も観劇後はぜひおうちで一杯…!!
| 稽古場日記::The Weir ─堰─ | 21:45 | comments (x) | trackback (x) |
マスク解禁
出演者、関係者、全員2回のワクチン接種。
2回目のPCR検査(全員陰性!)を確認できたところで、出演者マスクを外しての初めての稽古と相成りました。
舞台上以外では引続きマスクは継続しておりますが。

久々に素顔を見ながらの稽古は新鮮で、開放感があり、、改めて当たり前だったことが当たり前ではないと実感、、、。
そんな新鮮さを感じつつ今日はビールサーバーについて感じた事を少々。 
生ビールを提供するシーンが結構多く、役によっては1リットルくらいの生ビール(ノンアルコール)を飲んでいます。
ちなみにフィンバー役の岩田翼さんは普段からノンアルコールビールは好んで飲むらしくグビグビ劇中で飲んでます。ジム役の平林弘太朗さんもグビグビ飲んでます。
素顔でグビグビ飲むのは最早ビールのCMくらいしか見ることもないので人様のグビグビ飲むシーンは新鮮以外何者でもありません。

ちなみにブレンダン役の私はあまりビールが得意ではないので円錐形のグラスを劇中で飲んでますが、途中炭酸でお腹がパンパンになり、さりげなく静かにゲップしてます(生理現象でご容赦を〜)
そんな生ビールですが、稽古場に設置されたのが25日。当初は中々スムーズに出ず、泡だらけの状態でした。
ディスペンサー(生ビールを一定量出す為の装置とでもいいますか。)の圧力を色々試行錯誤し、試してみたのがビール隊長の笹井 達規君。ガスの圧力をコントロールする為サーバーとディスペンサーを繋ぐチューブを長くしてみましょう。と。圧力のストロークが長くなって安定するかも?
果たして結果は彼の読み通り。安定してビールを提供しています。
マスク越しの乾杯から素顔で乾杯へ。

はやく当たり前の日々が来ることを願うばかりですね。
| 稽古場日記::The Weir ─堰─ | 22:45 | comments (x) | trackback (x) |
花火と川と竜神と
こんにちは

フィンバー・マック役の岩田翼です

夏が終わってしまいましたね。9月になった途端に秋雨が続いてひんやりした日が続いています。皆様いかがお過ごしでしょうか?

突然ですが、夏と言えば僕は花火が大好きです。役者になっていなければ花火師になりたかったくらい。学生時代には東京都府中市にある花火の打ち上げ会社でアルバイトをしていたこともありました。墨田川の花火コンクールでも表彰されるくらい実力のある会社でした。研修を受けて危険物免許を取得し、夏休みやゴールデンウィークになると横浜八景島シーパラダイスや東京ディズニーランド近くに泊まり込みで滞在し毎日夜の花火を打ち上げたり、ここ数年はオリンピックのために中止されていますが東京湾大華火祭に昔ながらの職人さんたちと共に参加したことも思い出深いです。僕が働いていた会社は今主流の、音楽と花火をコンピューター制御でシンクロさせて打ち上げるシステムを使い出した走りのような会社だったので、主な仕事は昼の間に花火の筒に玉を入れそこからつながる電線のコードを、打ち上げを制御する装置のコネクタに順番を間違えないように差し込んでいく作業でした。打ち上げはコンピューター任せなので打ち上がっている最中は落ちてきた火の粉で他の花火や芝生に引火したりしないように下でハッピにヘルメット姿でホースで水をまくのが仕事でした。一方昔ながらの職人さんは花火の大きな筒に手で直に火種や玉を放り込んで打ち上げることも多く本当に危険と隣合わせでした。火種を放り込んだ瞬間に耳をふさぐのですが、あまりに近いところにいるので耳が遠くなっている方も多かったです。

とまあ、花火バイトの話と芝居は直接は関係ありませんが、どちらも本当にたくさんの準備をして、日ごと夜ごと打ち上げてしまえばそれで終わり。儚いなぁなどと秋の夜長に物思うのです。

今は花火の仕事には関わっていませんが、遊びでやる花火にもちょっとこだわって浅草橋の家庭用花火専門店まで買いに行きます。少し値は張りますがスーパーやホームセンターで買えるものとは持続時間や迫力がちょっと違います。地元のさいたまを流れる芝川の河川敷、広大な緑地が広がる見沼田んぼの一角で家族で楽しんでいます。見沼田んぼは劇団昴の事務所のある豊島区と同じくらいの広さ。Googleマップや画像検索などで見ていただくとその広大さや緑の美しさがおわかりいただけると思います。大好きな場所です。

そうそう。今回の芝居では川に堰を作ってダムにすることで妖精が現れなくなってしまったという話が出てきますが、さいたまの見沼田んぼには逆に堰を壊して干拓することで、竜神が空へ帰ったという伝説があります。

ちょっと長いですが、これを読んでから今回の公演を見ていただくと、こうした伝説がより身近に感じられて、よりお楽しみいただけると思いますよ~

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『見沼と竜神ものがたり』


「見沼田んぼ」は江戸時代の中頃まで、大きな沼でした。

田畑を耕すのに必要な水を八丁(約860m)もの長い堤でせきとめてできたこの沼は「見沼溜め井」と呼ばれていました。

日光の中禅寺湖にも負けないほど大きなこの見沼は、江戸時代の初めに徳川家康の命令で作られたといわれています。

その見沼は、田畑をうるおすだけでなく、フナやシジミ、ウナギなども沢山とれました。

村人たちは、ゆたかな恵みを与えてくれる見沼に感謝して暮らしていました。

子供たちも魚釣りをしたり、泳いだり、水遊びのできる見沼が大好きでした。

この見沼には昔から、「見沼の主(ぬし)」といわれる竜神が棲(す)んでいるといわれていました。

いつも静かな見沼も、ひとたび台風が来ると、激しく波立って、船を転覆させたり、雷鳴がとどろき、大雨が降ると洪水で村人を困らせていました。

村人はそんなとき「竜神様のたたりじゃ」と叫びながら、力を合わせて家や田畑を守りました。

激しい雨や風もやんで青空に戻ると、「また竜神様を怒らせないようにがんばろう」と言って、自分たちを戒めていました。

竜神は自然の力を使って、村人たちに怠けたり、悪いことをするとたたりがあることを教えていたのです。

見沼の周りにある神社の中で、高鼻(大宮区)の氷川)神社[男体社(なんたいしゃ)]と宮本(緑区)の氷川女體(ひかわにょたい)神社[女体社(にょたいしゃ)]は、ともに武蔵一宮(むさしいちのみや)と言われ、ふたつの神社の間には、その子といわれる中川(見沼区)の中山神社[王子社]があります。

この三つの神社は、なぜか不思議なことに見沼を見守るように一直線で結ばれているのです。

その神社の中で竜神をまつるお祭を遠い昔の平安時代から行っていたのは氷川女體神社です。

祭の日には沼の一番深いところに竹を四方に立ててしめ縄をはり、おみこしを船にのせて行き、お祈りをしていました。

そのあたりは、今でも「四本竹(しほんだけ)という地名で残っています。

その祭は「御船祭(みふねまつり)」といいましたが、形や名を変えて、現在も行われています。

ある日のことです。村人たちが腰を抜かすような出来事が起こりました。

八代将軍吉宗の命令で井沢弥惣兵衛為永(いざわやそべえためなが)というお侍が江戸<今の東京>からやって来て、「これから見沼の水を抜いて(干拓)田んぼにする」と言うではありませんか。

「見沼の水がなくなったら生きていけなくなる」

村人たちは大騒ぎです。竜神のたたりもあるに違いありません。

弥惣兵衛が見沼に来たのには訳がありました。

その頃、幕府の財政は大そう苦しくなっていました。

また江戸の人口は百万人にも増え、食べるお米が足りなくなっていました。

そこで吉宗は各地に新しい田んぼを増やし、少しでも多くのお米を作ろうと計画したのです。

弥惣兵衛は吉宗にその任務を与えられ見沼にやってきたのです。

弥惣兵衛は将軍吉宗が心から信頼する家来で優れた土木技術の持ち主でした。

弥惣兵衛は反対する村人たちの意見をよく聞きながら、見沼の代わりに利根川から水を引く計画も話し、根気よく説得しました。

少しも偉ぶらない、誠実な人柄の弥惣兵衛の話に村人たちは安心し、やがて皆協力することになったのです。

いよいよ工事に取りかかる日が近づきましたが、弥惣兵衛は工事の準備と村人たちの説得に疲れ果てて、降雨時の詰め所だった大日堂(だいにちどう/大宮区天沼)でとうとう病に伏してしまいました。

そんなある番、寺で寝ている弥惣兵衛の枕元にどこからともなく美しい娘があらわれ、工事を始めるのを九十日間延ばしてくれれば、必ず病気を治してあげるというのです。

この娘の話を聞いていた家来は障子を少し開けて覗いてみました。

美しい娘どころか、大きな白い蛇が弥惣兵衛の体を真っ赤な舌でぺろぺろとなめ回しているではありませんか。

美しい娘は竜神の使いだったのです!

竜神は沼の生き物たちや自分の棲むところを決めるまで工事を延ばしてほしいと思ったのです。

このことがあって、気味悪がった弥惣兵衛は詰め所を万年寺(ばんねんじ/見沼区片柳)に移しました。そして娘の言うことを聞かず計画通り工事を始めてしまいました。

干拓には大勢の村人の手を借りなければならなので、農作業の暇な冬の間に工事を終わらせないと春の田植えができなくなってしまうからです。

ところが、工事が始まるとたびたび大雨が振り、洪水で土手が崩れ、せっかく造ったものも次々壊されてしまいました。

村人たちは、口々に「竜神様のお怒りだー!」「竜神様のたたりじゃー!」と言って恐ろしがりました。

そんなある日のことです。

万年寺で夜遅くまで工事の絵図面を見ていた弥惣兵衛のもとへ、今度は別の美しい女が訪れ、「沼に棲む生き物たちみんなの願いです。どうかこの干拓工事をやめてください」と涙ながらにたのみました。

弥惣兵衛がふと、後ろの障子を見ると、行灯の明かりに揺れる女の影は・・・

なんと!恐ろしい竜そのものだったのです。

見沼の竜がやってきたことを知った弥惣兵衛は、「多くの人間の命を救うためにはたくさんの米が必要なのだ。見沼の干拓を止めるわけにはいかないのだ」と竜神の申し出を断りました。

すると「見沼を干拓すれば沼の生き物はみんな死ぬであろう。人間だけが生きられればそれでいいのか、勝手な人間どもめ!許さんぞ!お前たち人間どもを」と竜神の怒りの大声がとどろき、弥惣兵衛の体は何かに締め付けられて身動きできなくなってしまいました。

弥惣兵衛は「利根川の水を引いて用水路を作り、沼の生き物たちが棲めるようにし、できるだけ自然を壊さないようにしよう。この工事が終わったら私は食われても構わない、この命を竜神に捧げよう・・・。だからこの工事を何とか続けさせてくれ」と必死に頼みました。

静かな時が流れ、竜神の穏やかな声が聞こえてきました。

「お前の気持ちはよくわかった。見沼を人間に預けようぞ!精一杯やるがよい」

すると、それまで締め付けられていた弥惣兵衛の体はスーッと楽になりました。

竜神は、弥惣兵衛が命がけで仕事に取り組む姿に感心して見沼を明け渡す決心をしたのです。

それからというもの天気の良い日が続き、工事は計画通り半年もかからず、沼を田んぼに変えることができました。

八丁の堤を切って沼の水は抜かれました。新しい用水路に利根川の水も流れてきました。弥惣兵衛と、村人たちの努力が実ったのです。

そうして・・・大きな沼は広い田んぼになりました。「見沼田んぼ」です。

竜神は沼の水を干すと同時に天に昇りました。

完成した見沼田んぼを空からみた竜神は、見沼の空を大きく舞いました。それを見た弥惣兵衛や家来、村人や子供たちまで[竜神様ー」「ありがとうございました」と手を振ってお礼を言いました。

今でも竜神は空からさいたま市を見守っているのです。

<終わり>

(さいたま竜神まつり会Webサイトより引用)
| 稽古場日記::The Weir ─堰─ | 21:51 | comments (x) | trackback (x) |
ジム崩壊、そして再生へ
ジム役、カレー大好き平林です。
稽古は、通し稽古がメインになってきました。
そして、今週からビールが本番用になりました。なんと本物の生ビールサーバーを使ってます。
残念ながらノンアルコールビールですが、これが美味しい!
そして不思議なことに、酔っぱらいます。
最初の通しの時は、ビールを飲んだ直後から指先が痺れて、頭がぼうっとして、セリフがうまく出てこない程でした。
「ノンアルでも微量のアルコールが入ってる」説と「脳が錯覚を起こす」説があったのですが、回を重ねるごとに少しずつその現象が減ってきたので、おそらく後者だと思います。人間の身体の不思議を実感した今日この頃。

さて、なんとなくシリーズ化したジムのキャラ紹介。
稽古でいろいろ試して、とにかく自分の引き出しの中から使えそうな物をぶちまけて、ジムの役割や周りとのバランスを考えて、日々進化させていったのですが、どれも演出家にはハマらないご様子。
そして2、3日前、ちょっとしたダメ出しに対応できず、ついに破綻…。
打つ手なしの状態に。

もうやけっぱちで、人格ごと180°方向転換してやりました。

ところが(実は期待通りなのですが)、演出家には、最初は驚かれましたが、なんとなく琴線に触れたようで、それをベースに、今までのいいところを足して行く方向性に決まりました。

ジム崩壊の理由は、先程書いた「役割とバランス」を考えたせいで、おかしな世界線に迷い込んでしまってた事のようです。
実は僕は、よくこれで失敗するので、
「自分が、【全体のため】と確信してることほど、客観的に見たらほぼ間違ってる」
と思うようにしてるのですが、また同じ失敗を繰り返してしまいました。

破綻したジムたちは、そっと引き出しの奥にしまって、いつか日の当たる場所に出られる時を待つ事にします。

ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、
ほとんどの役者は、稽古終盤に入ったあたりで、いろいろなジレンマにぶつかり、愚痴る傾向があります。
初日までに最高のものを作るプロセスなんだと思います。
これも、公演ブログの臨場感として楽しんでいただけたら幸いです。
| 稽古場日記::The Weir ─堰─ | 16:08 | comments (x) | trackback (x) |
『オトナの夏の自由研究』by ジャック永井

夏休みが40日もあったあの頃。
なのにどうして毎年ラスト10日ぐらいになって、手つかずの宿題と格闘するハメになるのか…。

特に“自由研究”という、子供から自由な時間を奪うアレ。
全くやる気のなかった僕は、前年に姉が作った貝の標本を若干アレンジして提出し、バレなかったのをいい事に、

毎年ビミョーに配置やら入れる箱やらを変え、小学校卒業まで提出し続けました。
オトナからは『貝の採集に夢中な子供』に見えたことでしょうが、実体は『オトナを騙すことに夢中な子供』でした。

オトナを騙すことに夢中なのは、
今も一緒ですけど。
皆様に気持ち良く“騙されていただく”ために、もっか稽古に熱中しているところです。

稽古場はいい空気です♪
演出の小笠原響さんは、知的にして温厚なロマンスグレーのジェントルマン。
その手法は、あらゆる小さな疑問をおろそかにせずコツコツ掘り起こしてゆくうちに…他の人物や先の場面について 新たな発掘、じゃなかった,発見がある、という感じで、

なんだか 考古学的というか…。

夏休みに、小笠原教授のゼミの合宿で
新種の恐竜を手探りで発掘している、みたいな。。

そんな、いつもの芝居作りと一味違った楽しさに満ちています。



さて、以下
今夏の僕の自由研究です。
題して
『The Weir~堰~その意味深なタイトルへの考察』。

物語の舞台であるアイルランド西部の田舎町に電力会社の作った堰(せき=小さなダム)があることが、劇序盤に 酒の肴に少しだけ語られますが…物語への影響はさほどありません。

では一体何故タイトルに??

“堰”という言葉から思い浮かぶ慣用句はただ一つ、『堰を切ったように話しだす』。

登場人物たちが、酒の勢いも手伝って
ついつい語るつもりのなかったことまで話してしまう。堰を切ったように。もしくはダムが決壊したかのように。

それぞれの人物たちの“心の堰”には、いったい何が沈殿していたのか?どうして溢れ出したのか?

「まぁそんな意味合いで『堰』というタイトルなんでしょうねぇ」…と、響さんも稽古の初期におっしゃっていた通り、
まずこれが意味深なタイトルの直接的な由縁でしょう。

また、文献資料によれば、
原題『The Weir』(ザ・ウィアー)の

weir(堰、小さなダム)という単語が、
weird(不思議な、奇怪な)という単語に発音を含め似ているから、という解釈もあるそうで。
舞台の田舎町は、妖精伝説が伝わる古い土地なのです。

さらに『ウィアー』が、
we are(私たち)に聞こえるから、という説も。
まるで駄洒落のようですが、
『都会から一人来た女性に対する、田舎男のオレたち』の物語。…と読み取れるのだとか。

僕はこの
『ウィアーweir=私たちwe are』説が、意外とお気に入りで。

何故かというと… の前に、
ちょっと脱線しますヨ。


『みんななかよし』というNHK教育のドラマがありましたねぇ、昭和50年代。
当時の小学生は道徳の時間に視聴覚室で見せられたものでしたが、

問題はその主題歌。歌詞は以下↓

口笛吹いて空き地へ行った
知らない子がやって来て
「遊ばないか」と笑って言った

一人ぼっちはつまらない
誰とでも仲間になって
なかよしになろう

口笛吹いて空き地へ行った
知らない子はもういない
みんな仲間だ なかよしなんだ


↑これを皆さん、どう解釈してました?

『知らない子を仲間に入れてあげて、一緒に空き地で遊んだ。その子ともなかよしになったから、もう知らない子なんていない』
というのが、道徳の時間的には正しい解釈らしいのですが、

その当時の、僕の解釈は以下。

『知らない子に突然「遊ばない?」と言われて、「いいよ」と答えるわけがない。
断られたその子はトボトボと去っていき、
結果 空き地に残ったのは いつものなかよし仲間だけ。』

ひねくれた解釈だと言われるんですが、

現実問題、いきなり知らない子と空き地で遊ぶ小学生なんていません!
僕はいつも、知ってる友達とだけ遊んでました。
(歌詞を確認するためググってみたら、同じような解釈をしていた人が数人いました!みんな仲間だっ♪)

翻って、
『We are』。
都会から来た女に対しての
田舎の男たちのオレたち4人、の物語。

…だけじゃない気がするんですよねぇ~。

町から知らない女がやって来た。
「誰とでも仲間になって、なかよしになろう」と迎え入れ、

「知らない女などもういない、みんな仲間だ」 と、

『We are』=5人に、
…果たしてなるのか、ならないのか。。

皆々様におかれましては、
そんなことも探りながら御観劇いただけましたら、と思っております。
| 稽古場日記::The Weir ─堰─ | 11:19 | comments (x) | trackback (x) |
うつくしいみどり
こんにちは、ヴァレリー役のあんどうさくらです。

稽古が始まりひと月ほど経ち、先日初めて通し稽古をしました。
んんん!もうひと月経ったの???走り出すとはやいはやい…とっくに半分を折り返してました。9月まであっという間ですね…!

コロナ感染対策として席数を減らしておりますが、9月10日~26日(17日のみ休演日)と日数ございますので、どうぞよろしくお願いいたします!


そして先日、アイルランド大使館のホームページでご紹介いただきました!

https://twitter.com/IrishEmbJapan/status/1428914755020992513?s=20

ツイッターでも…!ありがとうございます!!


今回お芝居をするにあたり、アイルランドの写真を見たり地図のストリートビューでお散歩したりしてるんですが、本っ当に美しい。
あちらは雨の日が多いのですが、日本の雨と違って霧雨のように細かい雨らしく。
なるほど、それで鮮やかな緑が育つのですね。

いや本当、これは妖精いるな…と頷いてしまうくらい神秘的。
色々見漁っていて気付くとアイルランドのツアーページにたどり着いてしまうのはひょっとして妖精の仕業かな。呼ばれてるのかな。都合よすぎかな。かなかな。

このご時世、本場アイルランドへゆくこともしばらくは叶いそうもありませんが。
とりあえず、しばらくは板橋区にあるアイルランドの片田舎に通います。



写真は真剣な眼差しでビールを注ぐ練習をしている永井さん…
何度も練習できるわけではないので緊張感あります…いろんな意味で喉がなる…
| 稽古場日記::The Weir ─堰─ | 00:24 | comments (x) | trackback (x) |

  
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