着々と
令和元年、えー、今日は何日目?
すみません、ブログをサボり続けておりました!

さてさて、稽古場はと言いますと………あら、いきなりお尻を向けてごめんなさい!



前に回ってみましょうかね。



何か作製中です。あー、あれだ!
でもごめんなさい、ネタばれになるので内緒です。
世界でたった一つの大事な物なんです、お楽しみに!

作っているのは…



舞台監督 三輪 学でございます。
なんか、実物より二枚目かしら?ミョーに優男!

本日はスタッフさん三人が揃いました!
こうして次々と人が集まりだすと、稽古場はヒートアップします。
ざっと通したのですが、緊張からか声を出しすぎたり、
色々やらかしてしまいました。慣れる日は来ないでしょうね。



左から 音楽の日高 哲英さん 音響の藤平 美保子さん 照明の石島 奈津子さん

これから衣裳合わせがあり、本番用の小道具、置き道具が入り、
初日に向けてカウントダウンが始まります!
神さま、どうかお力を貸してくださいませ!

ビー・サリバン・ミル


| 稽古場日記::Other People's Money ~他人の金~ | 12:36 | comments (x) | trackback (x) |
仮セット現る
さてさて、日本全国10連休中!
皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

私どもは連休とはなんのこと?と、稽古の毎日です。
およそ10日間の読み合わせ、その間に台詞の変更、細かな質問等など、
今や台本は書き込みいっぱい、当人にしか判読不能(笑)。

ある日、いつもの稽古場が………おー!
仮の装置が出現‼︎お見せ出来ないのが残念!
舞台監督 三輪学の陣頭指揮の元、立ち上がっておりました。
そう言えば前の日、やけに稽古を見たいって若手がいたのですよ。
さりげなく集まってくれたのね。
新人と少し先輩達の労作、嬉しかった!
あのねぇ、役者はテンション上がるのよ!

今日もまだ装置の直しがありました。
プランナーの岡田志乃さんも演出家小笠原さんとずっと話してる。

少しずつ、少しずつ、初日に向けて動いています。


秘書 ビー・サリバン・ミル



仮舞台の仕込みに参加してくれた面々です。
残念ながら、全員ではありません。もれてしまった人、ごめんなさい。

後列左から
岡田志乃(美術プランナー) 須々田浩伎 古谷みちる 丸山加奈子 樹廉次郎
前列左から
坂井亜由美 平林李彩 新藤真耶 近藤慎也 西岡萌絵

若手はプロンプター、小道具作り、衣裳、お茶場の管理、掃除と大忙しです。
働き者ですよ!そのうち役者として、ご紹介できる日もあるでしょう。


| 稽古場日記::Other People's Money ~他人の金~ | 16:36 | comments (x) | trackback (x) |
お茶会報告
4月21日(日)に、第13回 すばる倶楽部「お茶会」が行われました。

本公演ごとに開催しているお茶会ですが、
「評決」公演前には諸事情ございまして開催することが出来なかったので、
ちょうど一年ぶりのお茶会となりました。

今回も多数の皆様のお申し込みありがとうございました。
抽選とさせていただきましたのでご参加いただけなかった皆様、
本当に申し訳ございません。
またの機会にぜひよろしくお願いいたします。

さて、今回は初めてPit昴を会場と致しました。
すでに「他人の金」の稽古が始まっておりますが、
普段どんなところで私達が稽古を積んでいるか、
舞台のセットを組んだり、
観客としてのお客様をお招きする前のPit昴の様子をご覧いただいて
それも楽しんでいただけたらと思いました。

また今回はお客様の声から、
お話しする時間をちょっとだけですが長くさせていただきました。
が、やはりチェンジタイムになると なかなかお話しが尽きず、
それを引き剥がすように役者を次のテーブルに向かわせました。

たいへん申し遅れましたが、
わたくし今回もチェンジタイム勧告係を仰せ使いました、
姉崎公美でございます(仰せ使いって…自分で決めてるんですけど)。

外はもう初夏の候、
アイスコーヒーはどれだけ用意したらよいかしら?
コーヒー豆はちょっぴり高級にしようよ、
オレンジジュースは100%ね。
紙コップや紙皿しかご用意できないからせめて中身は美味しい物を

と、若手スタッフの手を借りて ワタワタと準備致しました。
皆様たくさんお代わりして下さってありがとうございました!

6月の本公演「他人の金」の出演者の他、
お茶会が出来なかった「評決」や、先日の勉強会「幽霊」の出演者がお迎えして、
にぎやかに、和やかに おしゃべりの時間が過ぎていきました。

私もちょっとだけ、テーブルに付かせていただいてお話しする内、
本番中のバックステージツアーの話しになり、それは芝居の小道具の説明や
それを仕度した若手の苦労話しなんかが中心なんですが、
「じゃあ、これからPitのホントのバックステージツアーをやりましょうか?」となりまして、
急遽 石田博英ツアーコンダクターの下、Pitの入り口から裏階段(?)パティオ(と呼ばれる場所があるのです)、
そして楽屋などをぐるりと巡っていただきました。
途中 要所要所で着到板やら何やら ご説明させてもいただきました。
お客様には大好評でしたが、急に敢行されたツアーでしたので、
お飲み物などの用意をしていた楽屋を、
アタフタと片付けた劇団員がいた事を私は知りませんでした(笑)。

後から聞くと他のテーブルでもPitをご覧になりたいという声があった様です。
常にお客様のご要望に応えつつ楽しい会にしていきたいと思っておりますので、
皆様 他にも何かアイデアやご希望がありましたらご遠慮なくお伝え下さい。

帰り際にはいつものように集合写真をお持ち帰りいただきました。
私も何枚か写真を撮りましたので最後にご紹介いたします。

それでは次の「お茶会」もお待ちしております。

姉崎公美




脚立なんかむき出しの稽古場お茶会でございました。手前のテーブルは「幽霊」組です。石井ゆきの顔が見えます。


「評決」組の高山佳音里と金尾哲夫。後ろに立っているのは須々田浩伎。


「他人の金」組の石田博英、米倉紀之子。奥には金子由之の顔が。


楽屋で待機中の若手スタッフ(手前1名ベテラン)
化粧前のなにやら緊張の背中は?


カメラを向けたら笑顔でしたが… 初めてのお茶会参加で緊張しまくりの近藤瑞希でした。


| すばる倶楽部 | 21:32 | comments (x) | trackback (x) |
はじまりました!
平成も残すところあと少し!
「Other People's Money 他人の金」の稽古がスタートしました。



翻訳家、演出家から始まり、各スタッフの方々、五人の俳優の紹介、
そしてこの春からの新しいメンバー(研修生、準劇団員)も加わり、
チョッピリ緊張した顔合わせとなりました。
普段見慣れた顔でも、稽古初日には少し違って見える(笑)。

どんな作品になっていくのか?
毎日、とはいきませんが、折にふれご報告してまいります。
お付き合いよろしくお願いいたします!

秘書 ビー・サリバン ・ミル
| 稽古場日記::Other People's Money ~他人の金~ | 03:33 | comments (x) | trackback (x) |
「劇団昴すばる倶楽部 The Party 2019」今年もご来場ありがとうございました!!
強力な冬将軍の到来と共にインフルエンザが猛威を振るう怒涛の日々ですが、皆様、お元気でお過ごしでしょうか? すばる倶楽部担当の服部幸子です。

  1月26日(土)に、「ハイライフプラザいたばし」にて、今年も『すばる倶楽部パーティー』が開催されました。

  今回は、140名を超える会員様にご来場いただき、私共にとりましても平成最後の記念すべきパーティーとなりました。寒さ厳しい折、お運びいただきまして、心より御礼申し上げます。

  恒例の新人紹介、2019年度の作品紹介、2018年度上演チームからのプレゼント抽選会に加え、パーティー会場限定の物販コーナーや、ダンスチーム、読み聞かせチームによる発表もありました。

 ダンスチームは、リアルバブル時代に青春を謳歌したベテラン女優達とその娘世代の若手女優達による競演、読み聞かせチームは宮沢賢治の名作『注文の多い料理店』に果敢に挑戦するなど、奮闘しておりましたが、皆様お楽しみいただけましたでしょうか?

  皆様のご記憶もまだ新しいかと思いますが、パーティーの写真と共に、プレイバックしたいと思います♪

オープニングダンス

今年のオープニングは若手俳優有志による、ウェルカムダンス!清々しい?セーラー服で登場。約1名女装メンバーあり(笑)。これからリラックスしてパーティーを楽しんでいただきたい、という気持ちでお迎えしました。

司会

今年の総合司会は、『アルジャーノンに花束を』で主役チャーリーを務めた町屋圭祐と、妹ノーマ役の染谷麻衣が担当します。二人は夏からスタートする旅公演にも参加します。今年も劇団昴の『アルジャーノンに花束を』を沢山のお客様にお届けしたいと思います。

小沢さん乾杯

今年の乾杯の音頭は、大先輩、小沢寿美恵さん。

読み聞かせ1読み聞かせ2

読み聞かせチームによる、宮沢賢治作『注文の多い料理店』の発表。普段は子供たちに読み聞かせを行っているチームが、今回はパーティ用に台本を作成して、皆様にお届けいたしました♪


料理1料理2料理3

毎年、皆様にお出ししております、俳優陣の手料理が勢揃い。舌鼓を打ちながらの会話も弾みますね~(^^♪

新劇団員紹介

 劇団昴期待の若手ホープ達を、宮本充さんがご紹介。皆様、フレッシュな新人達をどうぞ宜しくお願い申し上げます。

作品紹介

 2019年の昴の上演作品ご紹介。出演俳優たちによるご挨拶と作品PR。パーティー当日参加できなかった演出家さんのメッセージを代読させていただきました。本年も様々なレパートリーを揃えて皆様をお待ちしております。

バブリーダンス1バブリーダンス2

バブル時代へタイムスリップ!ベテラン勢も若手もパワフルに(笑)!


プレゼントプレゼント2プレゼント3

 2018年の上演作品各チームからのプレゼント抽選会~!金のボックスから、各チームのプレゼンターが、当選番号を引いて発表します。チームそれぞれの個性あふれるプレゼントや、ちょっとしたパフォーマンスもあり、会場が盛り上がりました。目玉はやはり、2019年の本公演、『Other People's Money ─他人の金─』と『君恋し─ハナの咲かなかった男─』のペアチケット!3組様がゲットされました!

 当選された皆様、おめでとうございます。来年のプレゼント抽選会も、どうぞお楽しみに!

荒川さん

あっという間に、閉会の時間となり、代表荒川よりご挨拶。

 2019年も皆一丸となって、公演の成功に尽力してまいります。今後も、劇団昴をご支援くださいますよう、お願い致します。

集合写真

 今年も、会員の皆様とご一緒に、全員での記念撮影!次回は劇場でお目にかかれますのを楽しみにしております。

 ご来場、本当に有難うございました。


| すばる倶楽部 | 16:27 | comments (x) | trackback (x) |
またいつか


『評決~The Verdict』、千秋楽を迎えることが出来ました!

無事に終えることが出来て、本当にホッとしています。
何せ、舞台稽古を含めると、昼と夜を9ステージ連続でやったのですから。

喉がもって良かったぁ…。

千秋楽の翌日の朝、自宅で目を覚まして、布団の中で、「昨日で間違いなく終わったんだよな。打ち上げでアイリッシュウイスキー飲んだよな。もう喉の心配もしなくていいんだよな」と確認し、解放感に包まれて、また眠りにつきました。
そして昼前に起きて、遅い朝食を食べながら、「もう『ああ、神じゃない』『俺には親父が多いな』も言えないんだな」と思うと、今度は寂しくなりました。

いつか再演をやりたい!

連日、大勢のお客様にご来場頂きました。
カーテンコールで温かい拍手を頂きました。
本当に感謝の気持ちで一杯です。

「評決」公演ブログは今回をもって終了いたします。
ご愛読、有り難うございました。


ちょっと早いですが、皆様どうぞ良いお年をお迎え下さい!


     ギャルビン宮本





↓※おまけ
続き▽
| 稽古場日記::評決 | 23:59 | comments (x) | trackback (x) |
最終話 弁護士コンキャノン&判事スウィーニー
ギャルビン宮本です。



長らくご愛読いただいただきました
駆け出し弁護士修行企画『出演者に尋問!』も、今回が最終回。



ラストは、法廷シーンを取り仕切るこのお二人を召喚しましょう。

エドワード・コンキャノン弁護士役の山口嘉三さんと、
エルドリッジ・スウィーニー判事役の関時男さん、出廷してください。


(※左から山口、関)

ギャルビン宮本
「お二人共に、演出の原田さんとは初めてじゃないですよね。
嘉三さんは、2014~17年の昴公演『ラインの監視』で。関さんは、昴ザ・サード・ステージ『クルーシブル(2011年)』の他にも、原田さんが主宰をされている劇団キンダースペースに客演されたりと。」

コンキャノン山口
「『ライン』が好評を得たのは、原田さんの力量に負うところが大きいよ。原田さんには、どことなく“昴の系譜”を感じるんだよね。古今東西問わず、古い作品でも良いモノは良いんだ!という信念があるような。
今後も何度でも一緒にやりたいよ、キンダースペースさんから引き抜いちゃいたいくらい(笑)」

スウィーニー関
「原田さんの何が素晴らしいかといえば、バイタリティーとパッション。これまで“頭のいい”演出家や映像監督には数多く出会ってきて、彼らが描く“絵”の素晴らしさには感服したけれど…原田さんの演出は、その“絵”の枠の中に、役者と一緒に入ってきて、一緒になって作ってくれる感じなんだよね。最高の演出家だよ♪」

ギャルビン宮本
「今回 原田さんには、演出だけでなく“構成”もお願いしていますね。」

スウィーニー関
「原作小説・映画・戯曲、それぞれの良い所を切り出して、実に上手くまとめてあげて…。スピーディーだけど分かりやすい構成になっていると思う。
…とは言っても、もともと分厚い本だから、やっぱり場面も登場人物も、多いよね~。」

コンキャノン山口
「そんな中、全ての場面の全ての人物に繋がっているのは、ギャルビンただ一人。中心に居る彼の行動力が、周りを動かす話だよね。つまりは、ギャルビン=俳優・宮本充の力量に負うところがとても大きい。
ミッちゃん(※充さんのこと)は背格好は美しいし、ノーブルな魅力があって舞台で映える俳優だよ。ロングで魅せる力がある。ただ お客様は、登場人物の内面をうかがい知りたいと感じれば、いつの間にか自分で調整して“アップ”で観るんだよ。主役を演じるミッちゃんのことは特に、超どアップで(笑) そこが勝負だよね。
だからこそミッちゃんだけには、時に厳しい叱咤激励もしてるつもりなんだ。“今しかない!”と思ったタイミングで、一先輩としてね。昴の中でもそろそろベテランの仲間入りをする俳優に、半端な気持ちでアドバイスは出来ないからさ。」

スウィーニー関
「僕は、それは嘉三さんに任せて(笑) 若手の演技には、気づいたことがあったら、ちょこっとアドバイスしてるかな。あとは、何より稽古場を元気に明るく♪重いテーマをかかえた芝居だから、なおさらね。
ミッちゃんにはもう、主役として縦横無尽に駆け回って欲しい。それだけ! もちろん支える側としても全力で努めるよ。」

ギャルビン宮本
「お二人の心からのアドバイスやお心遣い、本当に感謝しています。今後もどうぞご指導のほどを。」

コンキャノン山口
「いやいや全然、どういたしまして…だけど、今後のご指導は無いよ
だってもう初日だし、法廷に入れは敵同士だから(笑)」

スウィーニー関
「いよいよだね。『法廷劇の金字塔』だなんて言われちゃってるから、お客様は期待なさるだろうねぇ。ただ実際は、法廷以外にもいい場面がたくさんあって、バランスの取れた作品だと思うんだけど。」

ギャルビン宮本
「そうですねよぇ、確かに法廷劇ではあるけれど、それだけじゃない…。」

コンキャノン山口
「そうなんだよね。だから法廷場面では、お客様の目前で展開されるやり取りや言葉の、“裏”や“過去”を見せられたら、と思うんだ。 さっきの“ロングとアップ”の話とは逆に、すぐ目の前で論じられていることを基に、お客様が その背景や、広がりや深さを感じられたら…。」

スウィーニー関
「それぞれの人物の事情が、集まっているのが法廷ということかしら。僕は“判事”という立場から、それをどう見て裁くのか…“年の功”をお見せ出来れば、と(笑)
ただ、その法廷で裁く側もまた人間だから、完全ではなかったりしてね。法廷の内も外も、みんな実に人間くさい。そんな所も、お客様にお楽しみ頂けたら嬉しいなあ。」

ギャルビン宮本
「そうですよねぇ~。一体どんなふうに、お客様は観てくださるんでしょう。お客様の反応が、今から楽しみなような、怖いような…。
ともあれ、原告・被告・判事…立場は違えど、心は一つ。我ら法廷チームとしても、もちろん劇団昴としても、お客様のご期待に応えるよう、全力で頑張っていきましょう!

山口・関
「もちろん!異議なし!!



~~~~~



よーし!
最終回にして我ながら完璧な仕切り♪♪

“駆け出し弁護士”の看板をはずし、一流弁護士として活躍する時ぞ今。
明日からいよいよ、弁護士ギャルビンが、本舞台へ出廷です。

果たして多くのお客様に、
お楽しみいただける作品となるか否か……


お客様の“評決”やいかに!?



劇団昴公演
 『評決~The Verdict』、

   開 廷 で す !

| 稽古場日記::評決 | 10:37 | comments (x) | trackback (x) |
第10話 弁護士モー&婦人科医トンプソン
ギャルビン宮本です。



『出演者に尋問!』



今回出廷いただきますのは、このお二人。

モー・カッツ弁護士役の金子由之さんと、ライオネル・トンプソン医師役の金房求さん。


(※左から金房、金子)

ギャルビン宮本
「まずは金子さん。
伊藤和晃さんが体調不良のため大事をとって降板となり、ピンチヒッターとして急遽の登板ですが。」

モー金子
「ビックリしたよ~! 幸い伊藤さんは大事ないみたいでホッとしたけど。
劇団のピンチだから否も応もなく引き受けたはいいものの、台本開いてまたビックリ!こんなに喋ってンの~!?って(笑)」

トンプソン金房
「いやいや、金子なら大丈夫。『クリスマス・キャロル』で5年間、亡霊のマーレイ役で金子スクルージと共演させてもらったけど、あの安定感と体力には、後輩ながらアッパレと思ったもんね。」

ギャルビン宮本
「そうでしたねぇ、キャロルでお二人は、スクルージ&マーレイ商会の、もと“仕事仲間”という間柄でした。」

トンプソン金房
「ああ、そういえば、一昨年の『どん底』。あれも仕事仲間?」

モー金子
「というか、ボロ宿の飲み仲間。」

トンプソン金房
「地下のPit昴が、いかにも『どん底』ってムードで♪(笑)」

モー金子
「最終幕の、男爵とサーチンの二人でダラダラ愚痴って飲む場面…あれは楽しかったなぁ~居酒屋にいるみたいで♪」

ギャルビン宮本
…えーと、すっかり昔話に花が咲いておりますが…今回の『評決』でも、お二人は“仲間”ですよね?」

トンプソン金房
「え?評決で…?」

モー金子
「仲間?」

トンプソン金房
「医者と…」

モー金子
「弁護士で?」

ギャルビン宮本
「もー!!しっかりしてくださいよ。モー・カッツとトンプソン医師は、ギャルビンにとって たった二人しかいない味方なんですから。」

モー金子
もー!って言われると、名前呼ばれたと思って毎度ビックリしちゃうんだけど…。
まぁ確かに相棒だけどさ、“もーオレは歳だ”の、“もーあきらめろ”だの、なにかと後ろ向きでねぇ…。

トンプソン金房
「トンプソンはトンプソンで、唯一の“協力者”なのに、ギャルビンに“茶飲み友達”呼ばわりされたりしてねぇ…。

金子・金房
すまないねぇ~、頼りにならない仲間で。

ギャルビン宮本
い、いえいえ。“役の上で”、ですからそれは。もちろん先輩として、頼りにしておりますです、はい。」

モー金子
「ま、頼りになるかどうかはさておき、この三人だけの、事務所のシーン。…なんだかホッとしたりして。」

トンプソン金房
「みょ~に落ち着くよねぇ、ほっこりマッタリ♪ 原田さんも、とても丁寧に演出してくれて。嵐の前の静けさ、みたいな雰囲気。」

ギャルビン宮本
「僕も気に入ってるシーンですけど、実際、嵐=法廷前場面ですからね。
本日のこのコーナーも、やたらマッタリお送りしておりますが…、嵐の前の静けさでしょうか? そろそろ稽古も佳境ですし。」

トンプソン金房
「そうだねぇ、連日通し稽古で…そして怒涛の本番5日間。ラストスパートだね。」

モー金子
はじめっからラストスパートだけどね、オレは(笑)」

ギャルビン宮本
「月並みなようですけど、ここまで突っ走ってきて…この時期一番大切なのは“体調管理”かと。
マッタリ出来る時に、思う存分マッタリしときましょ。」



~~~~~



“尋問”もせず“マッタリ”してていいの!?

…と、お感じの読書の皆さま。
いいのですよ!


たった二人の味方と一緒の時くらいは。

ちなみに、牛山さん演じる“ユージーン”は、友人。

ダジャレみたいですけど(笑)
この人たちと舞台にいる瞬間は、ギャルビンにとって、心の栄養補給をする時なのかもしれません。

一流弁護士への道にも、栄養補給は必要。
マッタリ休んで、“嵐”に備えるとしましょ。。



     ~つづく~

| 稽古場日記::評決 | 19:58 | comments (x) | trackback (x) |
第9話 ドナ・セント・ローレント
ギャルビン宮本です。

さて、



駆け出し弁護士修行企画『出演者に尋問!』



本日は、ドナ・セント・ローレント役の林佳代子を召喚しましょう。
どうぞ出廷してください。



ギャルビン宮本
「さて、カヨピン…おっと、厳粛な法廷でニックネームはまずい。僕たちは演劇学校の同期。その頃からずっとカヨピンと呼んでいるから、つい…。
君は原田さんが昴で初めて演出した『クルーシブル(るつぼ)』にも出演していたよね。身内の芝居を誉めるのもナンだけど、あれは面白かった。夫との別れのシーンは秀逸だった。
僕は原田さんとは今回が初めてで、稽古中にセリフがどんどん書き変えられていくのには面食らったけど、君は慣れてるんだろうね。」

ドナ林
「いいえ、慣れてはいないわ。やっぱり大変。でも、変えた分、お芝居が良くなるんだから。そう思うと苦にはならない。セリフを覚えるのは役者の仕事だもの。」

ギャルビン宮本
「君の演じる『ドナ』は知的な女性。僕との場面も多い。僕達はこれまで、恋人同士の役もやってきたよね。君が主役の『花嫁付添人の秘密』では、僕は君のフィアンセ役。『親の顔が見たい』では夫婦役。」

ドナ林
「それと、ニーナとトレープレフ。」

ギャルビン宮本
「え?」

ドナ林
「チェーホフの『かもめ』。恋人ふたりの場面を演劇学校生の時に抜粋発表会でやったじゃない。」

ギャルビン宮本
「ええと……やった、やった。」

ドナ林
忘れてたわね!

(ドナ林、証人席の柵の間から足を出してギャルビン宮本の足を踏む)

ギャルビン宮本
痛!何するんだよ!」



ドナ林
「私たちのいつもの儀式でしょ。」

ギャルビン宮本
…そうだね。
(懐かしそうに)演劇学校に入って間もない頃のある日、僕が新品のスニーカーを履いていったら、君は『あ、おニュー』って言って、僕の靴を踏んだ…僕が踏み返そうとしたら、君は自分の足をサッと引いて、引いたその足でまた僕の足を踏んだ…僕は君の俊敏さに感服したよ。」

ドナ林
「学生時代に殺陣同志会で鍛えていたからね。」

ギャルビン宮本
「それ以来、ずっと君に足を踏まれてきた…一体何年になるんだろう。
僕達、演劇学校を卒業して、もう何十年になるんだね。」

ドナ林
「私は8年よ。」

ギャルビン宮本
嘘つけ!サバ読み過ぎ。同期にならんだろ。偽証罪で告訴するぞ。」

ドナ林
「失礼。」

ギャルビン宮本
「あ、また踏んだ!



ドナ林
「ミツル、相変わらず鈍いね。」

ギャルビン宮本
「…話を戻そう。今回の君の役は、ひと言で言えばどんな女性?」

ドナ林
「そうね…ひと言で言えば、マドンナって感じ?」

ギャルビン宮本
「おいおい」

ドナ林
ドナって一体ドンナ役~。」

ギャルビン宮本
「法廷侮辱罪で訴えるぞ。」

ドナ林
♪ドナ・ドナ・ド~ナ・ドンナ役。

ギャルビン宮本
「裁判長!証人はふざけてます!」

ドナ林
「何よ、この企画自体、ふざけてるじゃないのよ。」

ギャルビン宮本
いやいや、決してそんな…。

ドナ林
「私、稽古で忙しいの。じゃあね!」

ギャルビン宮本
痛!あ、また…。」



(ドナ林、退廷)

ギャルビン宮本
「ああ…一流弁護士への道、前回やっと3歩進んだのに…。」

ドナ林
(遠くから)♪3歩進んで5歩下がる~。」



~~~~~




次回に乞うご期待…!



     ~つづく~

| 稽古場日記::評決 | 23:31 | comments (x) | trackback (x) |
第8話 麻酔科医クラウリー&見習い看護婦ナタリー
ギャルビン宮本です。

本番まで残り10日を切り、今日は衣装パレードでした。
いよいよ皆さんにお会い出来るときが近づいてきています…。



それではさっそく本日の『出演者に尋問!』



召喚するのは、この2名、
見習い看護婦ナタリー・ストンバナット役、市川奈央子さん、
麻酔科医ダニエル・クラウリー役、宮島岳史くん、出廷してください。


(※左から宮島、市川)

ギャルビン宮本
「二人は同期なんだよね。」

クラウリー宮島
「そうです。演劇学校も入れると、えーと…うわ! 19年の付き合いになるみたいです。」

ギャルビン宮本
「ザ・サード・ステージで上演した『グリークス』で夫婦を演じてたね。」

ナタリー市川
「神様に離婚させられましたけどね(笑)」

ギャルビン宮本
「いっちゃん(※市川のこと)は『親の顔が見たい』が本公演デビューで、以降、昴で上演する畑澤聖悟(※『親の顔』の作者)作品に全て出演、他にも『谷間の女たち』『どん底』…と、今や昴にかかせない女優と言える活躍ぶりだね。」

ナタリー市川
「尊敬する宮本先輩からその様に言っていただけるなんて、光栄ですぽっ 見放されないようにこれからも努力しますー。」

ギャルビン宮本
「いやいや、僕の方こそ見放さないでね(笑)
さて、そんな努力家の いっちゃん、今の稽古場で、何か思うことや実践していることはありますか?」

ナタリー市川
「演出の原田さんとは、これが初めてで、ワクワクと同時にド緊張しております!
原田さんはダメ出しの時間に、稽古場のあちこちに移動しながら各俳優に話しかけますよね。私は、自分が出ていない場面で直接関係ない場合でも『自分の役のヒントになればなぁー』と思って、原田さんの後をちょこちょことストーカーのように付きまとって、話を聞くようにしています。
(↑真面目でしょ?にひひ)(←※おいコラ、人の注釈を乗っ取るなー!)
あ、そういえば みやじ(※宮島のこと)とも本公演はなんですよー。サード公演では何度か共演してるのに。」

ギャルビン宮本
「え、二人はこれが本公演・初共演なの?」

クラウリー宮島
「彼女に言われるまで忘れてましたが、そうなんです。」

ナタリー市川
「大きい劇団ならではの、私よりずっと上の先輩にも当てはまる“劇団あるある”らしいですね。そんな中で、沢山の方と共演出来てることは本当にありがたく、稽古が楽しい所以ですねー。」

ギャルビン宮本
「うんうん。
宮島は、最近は昴より外部公演の出演が多いね。久しぶりに昴に戻ってきて、何か感じることはある?」

クラウリー宮島
「ありますあります。昴っていいなぁ…って毎日感じてます。
演技の共通言語があるから稽古場のコミュニケーションがスムーズだし、新人は裏方の仕事も含め、昴という新しい環境でやって行くんだっていう熱気がすごいし、それに、気兼ねなく感想を言い合える同期も居るし…。
あ、そうそう。それと改めて『言葉、言葉、言葉…(ハムレット)を大事にしている劇団なんだって思いました。」

ギャルビン宮本
「と言うと?」

クラウリー宮島
「稽古中の話なんですが、僕の役に『全員が一丸となって』と言う台詞がありまして、で、僕はイントネーションをですね、『全員が』と言うように『が』を下げて喋ったんですね。そしたら、見ていた先輩方が一斉にズッコケまして(笑)」

ギャルビン宮本
「正しくは『全員が』の『が』は平板で、下がらないね。」

クラウリー宮島
「勉強になりました…。で、休憩に入った途端、先輩が入れ替わり立ち代り『イントネーション違うよ』って、言いに来てくれたんです。
あ、ちなみに演出の原田さんからも、これは注意されまして、それを見ていた先輩は、原田さんの方を見て『……さすがッ!』てニヤリ。えええー、なにこの劇団(笑)」

ギャルビン宮本
「さっきから本当に楽しそうに話をしてるけど、例えば……この『評決』に対して嫌なことはないの?」

クラウリー宮島
「…え、なんですか唐突に。いや、あるわけないじゃないですか。」

ギャルビン宮本
「本当に?」

クラウリー宮島
「…もちろん。」

ギャルビン宮本
「裁判長、彼の“評決の台本”を新たな証拠として提出します。」



ギャルビン宮本
「ご覧ください。

クラウリー
タウラー
メアリー


この3つの名前が並ぶ箇所で、あなたは自分の台詞への書き込みもせずに『↓紛らわしいんじゃ ムカツク』と書いてますね、これはどういうことですか? 意図をお聞かせください。」

ナタリー市川
「私思うんだけど、台本にムカツクとか書き込んじゃいけないと思う。」

クラウリー宮島
……お前、充さんに話したな!?

(がばっ)

ギャルビン宮本
「あっ、何をする!? 返せ!」



ギャルビン宮本
「うわあー! こいつ、証拠を食っちまった! 廷吏!おい廷吏!……!!……!!…」



~~~~~



その後は尋問どころじゃなくなり、今日の裁判は途中で閉廷に…。

途中まではうまく尋問できてたと思ったのにさ。
まったく迷惑な証人だよ…。


やれやれ、彼の親の顔が見てみたいぜ。。

※この記事はフィクションであり、実在する、人物 地名 団体とは一切関係ありません。


     ~つづく~
| 稽古場日記::評決 | 23:55 | comments (x) | trackback (x) |

  
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