ラビットホール開幕
こんにちは、ベッカ役あんどうさくらです。
いよいよ『ラビットホール』の本番が幕を開けました。

田中さんがこちらです!と旗を振っている方へ、どうやったらそこへ辿り着けるか自問自答をしつつ、ああでもないこうでもないと走り続けた稽古でした。

そして本番を迎え、客席の皆さんの空気を感じて、さらに進化していく。
Pitならではのリアルな空間で長い期間挑めるというのは、とても贅沢な時間だなと実感しております。


ところで、タイトルになっているラビットホール。
以前広島に行った時にうさぎ島(大久野島)という場所があると聞いて、寄ってみました。
そこでリアルラビットホールを発見。



島にはそこかしこにこのラビットホールがありました。
中にはすごく大きな穴もあり、真っ暗にぽっかりと空いた穴はどこに繋がってるのかわからず、不思議な存在感でした。

さてさて、この芝居のラビットホールはどこへ繋がっているのでしょう。

劇場でみなさまのご来場をこころよりお待ちしております。

あんどうさくら
| 稽古場日記::ラビット・ホール | 23:28 | comments (x) | trackback (x) |
親族写真
「ラビットホール」いよいよ初日が近づいて参りました。
会場のPit昴は、普段のフラットなスタジオスタイルから大変身。
舞台美術がたち、照明も吊り込まれ、劇空間が創造されています。

俳優陣の稽古も大詰め!
……という言葉は、この座組みにはいまいちふさわしくありません。
大詰めっていうと、そのあとに終着が待ってる感じですが…。

今回の稽古場では、「かたちを作る・決める」という事ではない事をめざしています。
その時、その場でしか見えてこない事が起こるよう、稽古を重ねています。
なので、
本番の16日間ずっと大詰めなんだと思います。



左から、
ハウイー役の岩田翼さん。
ベッカ役のあんどうさくらさん。
ベッカの母・ナット役の要田禎子さん。
ベッカの妹・イジー役の坂井亜由美さん。
撮ったのは、ジェイソン役の町屋圭祐。
毎日大詰めな5人の出演者でお届けします…!

町屋圭祐
| 稽古場日記::ラビット・ホール | 15:34 | comments (x) | trackback (x) |
生活感のある女を目指す!
こんにちは!坂井です!!
皆さんお元気ですか?私はめちゃくちゃ元気です!!

ラビットホールはいよいよ今日から仕込みに入っています!

私、家の中の舞台セットがとても好きなんです!
普段から部屋の間取りを見るのが趣味だったりするんですが(笑)
今回のセットもすごく素敵なお宅でこんな家住みたいな〜とか思いながらお芝居しています。
壮太郎さんに、「この戯曲で生きてる人達はここで暮らしている。だから生活感を無くさないでほしい」というノート(ダメ出し)をもらいました。
生活感。確かに…!私は毎回初めてお宅にお邪魔したかのように振る舞っていた気がします。
私の演じるイジーは幾度となくこの家への道すじを歩き、姉夫婦の暮らすこの家で寛ぎ過ごして来たという軌跡を忘れずにいなければいけません。
この家には未だ、亡くなった子供の痕跡が消えない足跡のようにポツリ、ポツリと残っています。
劇中で子供服に触れる機会があるのですが、なんて小さいんだろうとダニー君に想いを馳せてしまいます。

ちなみにその子供服などは劇団員さん達からの寄付でいただきました!
ありがとうございます。
壮太郎さんも言ってたんですが、なんか子供服っていい匂いしますよね、子供の匂い。なんなんだろう??不思議です。

ラビットホール、とっても素敵な作品になっています!
この作品に参加させてもらえてる嬉しさと感謝を感じながら本番まで残り数日、全力で頑張りますので是非皆さん観にいらして下さい!!

| 稽古場日記::ラビット・ホール | 12:07 | comments (x) | trackback (x) |
こうして家族になっていきます
『ラビットホール』のブログにおいでくださりありがとうございます。
ナット役の要田禎子(ようださちこ)です。

『ラビットホール』は出演者が5人という少ない人数のお芝居で、その内4人は家族関係にあります。
ひとつの芝居を稽古していると出演者の間には何ともいえない「親しみ」が生まれます。それは日々お互いの才能のあるところ、ダメなところ、恥ずかしいところ、ともかく良いとこも悪いところも色々なところが稽古を通じて直接肌感覚で感じられるからでしょう。恋人役や親子役だと尚更なんです。
演劇でない他のお仕事でもそうかもしれませんが、同僚に感じるその「親しみ」は日常生活を共にする家族とはまた違う近しさを持って私達にエネルギーを与えてくれます。

『ラビットホール』のチームには演出家やスタッフも含め濃厚な関係が出来上がりつつありますハートハートハート
演出家は言います「この場面、貴方だったらどうなるの?それが見たいんです。素のままの貴方でいてください」。

『ラビットホール』の出演者は5人といいました。でももう一人、亡くなった男の子ダニー君が居ます。実際の出演者5人は皆ダニー君に強く強く結びついています。6番目の出演者ですね。


濃厚な舞台になるように頑張ります。是非ご期待ください。
| 稽古場日記::ラビット・ホール | 19:07 | comments (x) | trackback (x) |
オーサー和哉
「評決」の巡演は、10月3日の「鎌倉演劇鑑賞会」例会をもって無事に終了いたしました。
神奈川県演鑑連の皆さま、長野県演鑑連の皆さま、どうもありがとうございました。
そして、このブログをご愛読下さった皆さま、どうもありがとうございました。
「評決」旅公演ブログも今回で最後です。

出演者達が、旅の間の出来事や感じたことなどを「AUTHOR」の矢﨑和哉に送り、それを彼がアップしてくれていました。
彼は、裏の仕事もずっとやりながらでしたら、大変だったことと思います。
ご苦労様。



(鎌倉芸術館の楽屋口にて)
矢﨑和哉がかしこまってる図。

来年の近畿巡演ブログも宜しく頼むね!

宮本

AUTHOR…著者の意

| 稽古場日記::評決 | 14:58 | comments (x) | trackback (x) |
大切な準備
『ラビット・ホール』ハウイー役の岩田翼です

稽古が始まって20日ほど経ちましたが、僕、今、追い詰められています

今回の芝居はいつもと作り方がちょっと違います。詳細は控えますが、稽古が始まる前の準備が重要です。かなり時間と精神力を要する準備です

今回ナット役の要田さん、ジェイソン役の町屋君、イジー役の坂井さんは2019年の公演『8月のオーセージ』で田中壮太郎さんの演出を経験しているので、しっかりと準備を進めていましたし、初参加の僕とあんどうさんも準備について言われていたはずなのですが、僕はちょっと勘違いしていて、通常の芝居と同じ準備だけして、今回の特殊な準備を全くしないまま稽古に突入してしまったのです

何かおかしいなと思いながら稽古に参加していて、勘違いに気づいたのが1週間ちょっと前。およそ3週間はかかると言われている準備です。それを稽古と平行しながら進めていかなければなりません

ヤヴァイです。必死です
ですが何とか追いつきます



この2枚の紙が準備に必要な大事なアイテムです。ウサギちゃんはネタバレ防止に中身を隠しているだけで、準備とは関係ありません

本番まであと20日ちょっとですが、だんだんと光明が見えてきました。そしてこの準備が稽古とともに、ある完成を見れば本番ですごいことが起こりそうです。是非お楽しみに

というわけでいつもブログがかなり長文な僕ですが、今回はここまで。また必死に準備と稽古に戻ります

劇場でお待ちしております
| 稽古場日記::ラビット・ホール | 00:07 | comments (x) | trackback (x) |
今日もHappy!
ドナ・セント・ローレント役の、林佳代子です!
「評決」稽古中に一度、投稿いたしました。

俳優座劇場での公演を経て、神奈川県、長野県の巡演が終わるのは、ずーっと先と思っていましたが、全てのスケジュールをこなして、いよいよ明日、今回公演の千穐楽を迎えます。
(来年2月は、近畿巡演が控えております。)

さて、本日は、演劇鑑賞会川崎市民劇場なかはら、そして、たま・あさお市民劇場の皆様にお越しいただく為の、多摩市民館に向かいます。
登戸から歩くことにしました!
少し暑く感じながらも、歩くには気持ち良い季節です。
劇場に到着し、たまたま待ち受けてくれたのは、加賀谷崇文君。
前回私のブログで紹介いたしました。
縁の下の力もち!「評決」でも欠かすことのできないメンバーの一人です。
舞台セットにある、あれやこれやを一夜にして作ってしまう頼もしい彼。
今回は、スタッフで参加してくれましたが、11月の「クリスマス・キャロル」では、長身の凛々しい姿を見せてくれるはずです。
そして、今回は、写真ありですよ。パチリ!



さて、楽屋に入りましたら、若手の乙女達が準備中でした。毎回洗濯し、乾かし、アイロンがけ。
実は女子部の仕事は、大変ハードなのです。
今回のお芝居では、何着のワイシャツが用意されてるでしょう。
なんと35着は用意されているそうです!
そして洗えない物は、スチーマーをあてて消毒?と皺伸ばし。
ちなみに、私のブラウスは、お洒落着洗いの洗剤で毎回洗ってくださっており…うっ、感謝です!
汗っかきさんも沢山いますし(私もその一人)、俳優が気持ちよく演技できるように、毎回バッチリ衣装を整えてくれています。






で、ひと段落したら、ご飯タイム。
ペギー役の立花香織さんは、川崎で手に入れたらしい崎陽軒のチャーハン弁当に、シュウマイが2個しかない、と嘆いていました。
ナタリー役の市川奈央子さんと、昴の女優で今回は衣装チーフで参加の脇坂晴菜さんと、何やら3人とも楽しそうです。



この後、舞台に全員集合し、舞台監督より、今日の舞台の説明(劇場によって、袖幕の位置や、楽屋の位置が違うので、スタンバイ位置等の確認が必要です。)が終わり、メンバーが心一つになって、開演を待つ…とその間のひととき。
舞台セットにメジロ押しに並ぶ面々。
左から、林、桑原、笹井、近藤、脇坂、宮島、市川?、牛山先輩、…えっと、あと誰?ごめんなさい、わかりません(汗)



と、たちまち時間は経って本番が始まりますが、その時の写真は、ありません。芝居に集中!ですから。
カーテンコールが終わって、楽屋に戻り、あっという間にお片付け。
もちろんスタッフの仕事はまだまだ続きますが、楽屋を出ると、衣装ボテ(ケース)も、制作ボテやら、お茶場ボテも、搬出されるのを待つばかり。
あ、あちらからプロフィー司教様の北川勝博さんが、お帰りになります。

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なんだか、随分簡単に、今日の事を記してしまいましたが、これまでの、何ヶ月もの間準備して来た集大成が今日の公演なのです。
本日も、とても温かい拍手に包まれて幕を降ろす事ができました!!

ありがとうございました!

最後に、長野県巡演の旅初日は茅野。乗り日で公演は無く、ホテルに到着すると、肌寒い中、一人のんびり散歩をしたのでした。
9月20日の一枚。可憐なコスモスでした。

  

おしまい。
| 稽古場日記::評決 | 21:53 | comments (x) | trackback (x) |
『哀愁のプロ魂?』
コンキャノン役の金尾哲夫です。

すわ湖市民劇場(茅野市)、まつもと市民劇場(松本市)、伊那市民劇場、北アルプス市民劇場(大町市)、長野市民劇場、上田市民劇場、長野県への旅公演無事終了いたしました。
暑かった東京公演からいつの間にか信州は爽やかな秋模様となっていました。

市民劇場の皆さん、心温まる歓迎とご観劇有り難うございました。
また是非お会いしましょう!


ところで、この人は誰?
パリのキャフェで一人寛ぐパリジャン?



何だ、上田駅前での充っちゃんか。帰京前の一時ね。
うーむ、絵になるねえ!



はい、冗談はさておき、ところ変わってここは川崎市の幸市民館です。
そう、神奈川県の旅公演の再開です。客席はというと・・・



こんな感じです。
我々にとっては芝居をし易すそうな感触。いいぞ!

そして舞台上はというと・・・



こんな感じ・・・。
これは本番前の役者のウォームアップの様子です。
決してダラけて、怠慢を決め込んでる絵ではありません。
痛いだろうに手足を伸ばす者、何が面白いのか徒に身体を捻る者、近所迷惑な程に大声を出す者、台詞をお経のようにブツブツ言っている者・・・
ちょっと異様な集団に見えます。
でもこれは役者それぞれのルーティン、結構真剣なんです。
ベストな状態で本番を迎えようとする役者の裏の姿です。

え、私ですか?
私は手足伸びないし、捻り幅はほとんど無いし、大声を出すのは本番にとっておきたいし、はい、ブツブツ派です。

では、神奈川の市民劇場の皆さん、いいお芝居をお届けできるよう残るステージ頑張ります!
ご期待ください!
| 稽古場日記::評決 | 12:19 | comments (x) | trackback (x) |
『秋高し 標高高し 長野県♪』

トンプソン医学博士役の金房求です。

茅野を皮切りに松本~伊那~北アルプス(大町)~長野と巡って参りました『評決』信濃路の旅。

長野県は平均標高が日本一なのだそうで。
そのせいか、それとも深まる秋のせいか、どちらへ行っても空気が涼やかに澄んで…気持ちの良いこと!

そして
どちらの会場でも、客席の空気の暖かいこと!
すわ湖市民劇場の皆さま、
まつもと市民劇場の皆さま、
伊那市民劇場の皆さま、
北アルプス市民劇場の皆さま、
長野市民劇場の皆さま、
あたたかくお迎えくださり、またカーテンコールでは身に余る満場の拍手をいただきまして、本当に有り難うございました!

終演後に直接ご感想を伺ったりお話しをしたり出来ないご時世が悔やまれますが、
いつかまた以前のように、
皆様と楽しく交流できる日が来ることを待ち望んでおります。

さあ、
信濃の旅路もいよいよ最終盤。ゴール地点の上田へ到着です。
上田市民劇場の皆様、たいへん長らくお待たせいたしました!

上田を訪れるのはちょうど10年ぶり、『親の顔が見たい』の巡演以来になります。

上田と言えば やはり上田城跡!
城郭好きの私、今回も駅に着くや迷わず直行です♪



隣にいるのは タウラー医学博士こと永井誠。
『親の顔―』でも一緒でしたが、「前回は怪しい出で立ち(=金髪)だったので外出は気が引けて…」ということで、

今日は、仲良く
“呉越同舟”してのお城巡り。

…と申しますのも、
『評決』劇中で、
私の演ずるトンプソン医師は『原告側』証人。
対する永井のタウラー医師は『被告』。
まるっきり逆の立場です。

…が、芝居を離れれば
この座組で二人きりの、肩身の狭い千葉県民。
日本一平均標高の低い千葉県民。
そして揃ってお城好き。
なのに家から最寄りのお城は、浦安のシンデレラ城。。

秋高し 二の丸跡を眺むれば
戦国の世の 偲ばるるかも

いにしえの戦いに思いを馳せ、
“裁判”という戦いに向け、これでもかというほど英気を養いました♪
今日の法廷シーンは、上田合戦並みに荒れるかも…。

ともあれ、
長野の旅の有終にふさわしい充実の舞台を御覧いただくべく、全力で臨みます!いざ!!

[追伸]
コンキャノン弁護士役の金尾さんのお誕生日♪ということで、ウォームアップの時間に舞台上で恒例のサプライズケーキ。



評決チーム最年長ながら、

上田城巡りに自転車で颯爽と合流する健脚ぶり↓



そして、冒頭の写真にも
知らぬ間にちゃっかり合流するお茶目っぷり↓



若いっっ!!!!!
| 稽古場日記::評決 | 08:07 | comments (x) | trackback (x) |

  
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