【~音楽付き朗読劇~『原爆詩を読む』】「原爆詩を読んで思い出した長崎」
今回の担当は「原爆詩を読む」に出演する、江川泰子です。

長崎の原爆資料館に見学に行ったのは、東日本大震災の年でした。
「イノセント・ピープル」という、原爆を造ったアメリカの人々の芝居の再演が決まり、まだ行った事が無かった長崎の原爆資料館を見たいと思いたったのです。あの年は、放射能が身近に有り、今日は何デシベルと毎日発表がありました。
風向きが変わり、太平洋側に流れていた放射能が東京方面に変わった事を心配していた私に、長崎のタクシーの運転手さんが「大丈夫だよ、長崎だって山の反対側にいただけで助かった人が沢山いるんだから」と慰めてくれた事が心に残っています。

平和公園に着くと、アメリカの17歳の男の子に写真を撮って欲しいと頼まれました。一人旅で原爆資料館を見に来るという選択してくれた事が明るい未来に繋がるような気がして少し嬉しくなりました。
戦後80年経っても、まだ戦争は無くなりません。フツーの生活をしている、フツーの人々の上に二度と原爆が落ちることのないように、この芝居がもう一度、戦争を考えるきっかけになってくれる事を願っています。

| 稽古場日記 | 10:41 | comments (x) | trackback (x) |

  
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