アルジャーノンに花束を ver.令和


皆さま、お待たせいたしました。




Pit昴にて「アルジャーノンに花束を」旅公演に向けての稽古が…始まりました!











2017年に俳優座劇場にて上演した「アルジャーノン」が、今年各地を巡演します。

まずは近畿演鑑連の旅、そして首都圏演鑑連。来年には東北演鑑連にも伺います。



私事ではございますが、筆者・望月真理子…フェイ役でございます…初旅でございます。

ドキドキです。ワクワクしております。



2017年上演からキャストが何人か変わったことや座組各々の2年間の経年もあって、稽古はとても新鮮!日々、刺激的です。

新しい座組の風でパワフルに、魅力的になっていくVer.令和。

劇団昴にとって、そして上演を楽しみに待っていらっしゃる皆さまにとって特別な演目である『アルジャーノンに花束を』。


乞うご期待!





| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 18:32 | comments (x) | trackback (x) |
アルジャーノンに花束を2017、終演
チャーリー・ゴードン役の町屋圭祐です。

劇団昴公演『アルジャーノンに花束を』全10ステージが終演しました。
ご来場下さったお客様、ご観劇頂き、本当にありがとうございました。

観劇して下さった舞台は、すでに、ひとりひとりのお客様のものです。
心象風景です。
その景色が、少しでもお客様の心のひだを、くすぐったり、掴んで揺さぶったりする事ができていたら、僕は幸せです。


*********


千秋楽を終え、ふと、
自分のことを振り返りますと…。

稽古が始まったのが4月27日。
その日から、チャーリー・ゴードンになるためにいろいろとやってきました。

今にしてみれば、稽古場に向かうのは、楽しい闘い、であったと思います。
演出家との、共演者との、闘いです。
「今日の稽古…、
ニーマー教授はどうチャーリーを攻めてくるかな…?
パン屋の人達は、どんな風にチャーリーを巻き込んで来るのかな…?」
「演出の菊地准さんは、それをどう見て、どんな新しいオファーを出すのかな?」
そんな積み重ねで稽古が過ぎて行きました。


でもやはり、苦しい時期もありました。
家に帰って布団に入っても、准さんが酔っ払って僕にダメ出しをこんこんと行う夢を見たりしました。
また、
2段ベットの上段に僕が寝ていて、下の段を見ると准さんがイビキをかいて寝ている、という夢を見ることもありました。
ありゃ悪夢でしたね…(笑)
今思えば、善きおもひで、です。

稽古初日から千秋楽まで、本当にあっという間でした。
こんなに早く過ぎた2ヶ月は、僕は初めてでした。

今回、チャーリー・ゴードンという役をやらせて頂いた事が、僕自身にどんな影響を及ぼしたのか…今の僕にはまだ分かりません。
きっと、5年、10年経ったときに、気付く事なのかも知れません。


********


今回、僕は主人公ということもあり、たくさんのお客様にお声がけ頂きました。

毎ステージ、終演後にロビーに出ると、たくさんのお客様がいらっしゃいます。
いろんな表情が見えます。
笑顔、泣き顔、何かをこらえる顔…。
いろんな声が聞こえます。
笑い声やら、溜め息やら…。


この、お客様との距離間は、これからも大切にしていきたいです。
例えるなら、有機野菜農園みたいに…。
大規模ではないけれど、消費者の方々に、心にも、身体にも、健康なニンジンを食べて貰う農家でありたい。
お客様の、食べている表情が見える、パリポリッという咀嚼が聞こえる、そんな距離間で、美味しいお芝居を提供して行ければ良いなと思いました。
昴は、そんな劇団であって欲しいです。
大量に、農薬まみれのニンジンを不特定多数の消費者に提供するのではなく…。



ご来場本当にありがとうございました。
栄養満点ニンジンを届けたい…そんな劇団昴を、これからも、どうぞよろしくお願い致します。



| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 06:26 | comments (x) | trackback (x) |
18日 ポスト・ショウ・トーク
暑かったり、雨だったりですが、皆様、ご来場ありがとうございます!
ノーマ役の染谷麻衣です。

「アルジャーノンに花束を」二日目、18日はポスト・ショウ・トークでした!
たくさんのお客様がポスト・ショウ・トークまでいてくださいました。
ありがとうございました!

今回のポスト・ショウ・トークのメンバーは、演出家の菊地准さん、出演者の町屋圭祐、宮本充、奥田隆仁、槙乃萌美、望月真理子、
司会は出演者の三輪学、加藤和将でした。



演出の菊池さんは、1990年の初演を演出しており、その時のことも含め、今回の演出、稽古についてお話ししていました。
初演から10年ほど演出してきた菊池さん。今回の稽古で、新たな発見などがあったという話もあり、出演者の私は、熱い気持ちになりました。
以前の、菊池さん演出の「アルジャーノンに花束を」を観た方は、やはり違いを感じたのでしょうか。
ぜひ今度、お話を聞いてみたいです。

他にも、司会の三輪くんから、「緊張しますか?」という質問などがあり、フェイ役の望月真理子ちゃんが、
“フェイは、ああいう衣裳で、稽古中もそういう衣裳で稽古していたので、緊張はないです”
といい、入団3年目とは思えない堂々たる貫禄(笑)
真理子ちゃん、とてもカッコいいわ!

今回のトーク・ショウ参加者で一番先輩の宮本さん(ストラウス博士)の番では、
宮本さんの楽屋の鏡の上に貼ってある、謎の紙についての話も出ました。

謎の紙?

この謎の紙、男性楽屋の人たちは解読できなかったとか(笑)
気になりますね。

出番が多い宮本さん。
どうやら、この‘謎の紙’は、きっかけを書いたメモだそうです。
各シーンの印象的な台詞を書いて、どのシーンなのか分かるようにしているとのこと。
しかも、登退場も書いてあるとか。
でも、
上手(かみて…舞台に向かって右側)、
下手(しもて…舞台に向かって左側)
と書くのではなく、
楽屋を基準に、“手前”と“向こう”
と書いてあると言って、笑いを誘っていました。

他にも、たくさん面白い話や、興味深い話がありましたが、芝居の内容に触れることも多いので、ここまで!


2回目のポスト・ショウ・トークは、22日(木)14:00時の公演です。

この日は完売となっております。
お問い合わせは、劇団昴チケットコールまで。

皆様のお越しを、心よりお待ちしております!

染谷麻衣

| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 06:16 | comments (x) | trackback (x) |
父の日
バート役の奥田です。

本番一時間前の楽屋での出来事です。

男性楽屋にそっと入ってくる女優が二人。
鳥畑さんの前に立つと。

「父の日おめでとう」

家族チームの温かい一時。
ノーマとローズから父の日のプレゼントです。



開演前の楽屋が和やかな空気になりました。



手紙の中身はマットだけの秘密。

より一層結束の強まった家族なのでした。

| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 07:41 | comments (x) | trackback (x) |
初日! そして宮本充からの追加報告
チャーリイの勤めるパン屋の同僚、ジョウ・カープこと三輪学です。
ついに『アルジャーノンに花束を』初日を迎えました。
ほんとうにたくさんのご来場ありがとうございました!

初日らしい写真を一枚…とも思ったのですが、
撮影する余裕もなく…スミマセン。

どうしてそんなに余裕がないのか…それは舞台をご覧いただいた皆様にはご理解いただけるのではないかと。

これからご来場いただける皆様、
是非約2時間30分の濃密な舞台空間を
我々と思う存分共有してください!


話題がかわりまして、宮本先輩から新たな報告書が届きました。

===========

再びストラウス博士の宮本充です。
先日のブログ「宮本充の経過報告」の内容について少し補足説明を。
「アメンボ赤いなアイウエオ」というのは北原白秋の詩で、以下「柿の木栗の木カキクケコ~」と続きます。
五十音全てが使われているので、演劇学校などでは、これをよく発声練習に使います。
他には歌舞伎の「ういろう売り」を滑舌の訓練に使ったりもします。
役者はたいてい一度はこれらを習っています。
しかし、プロの役者は、それぞれ独自の発声練習法を持っています。
開演前の舞台に行くと、色々な発声練習が聞けます。

低い声でずっと唸ったり。
欠伸をするような声を出したり。
甲高い声で叫んだり。
高音を裏声から始めて、ゆっくりとひと息で低音まで持っていったり。
何かを吐くような嗚咽を漏らすような変な音を出したり。
そういうものを一度に聞くと、まるで動物園にいるようです。

僕の場合は、よく歌を歌います。
ミュージカルの曲や、大学時代の寮歌や。
ある大先輩は、ウォーミングアップの仕上げに必ず「亀田のあられ~♪」を低いよく響く声で歌っていました。
なぜかいつも「あられ~♪」までで、続きの「お煎餅♪」は歌わなかったのですが。

本題に入ります。
お詫びと訂正です。

前回のブログで僕は、「舞台で『アメンボ赤いなアイウエオ』をやっている人を見たことない」と書きました。
その翌日、劇団の落合るみちゃんからメールを貰いました。
彼女はずっと、稽古前、本番前、そして仕事の前にも必ず「アメンボ」をやっているとのこと!

彼女とは「親の顔が見たい」「隣で浮気」で共演しています。「隣で浮気」では夫婦でした。
どちらの舞台も地方公演がありました。
彼女は本当に真面目で、毎日、上演時刻の3時間から2時間半前に劇場入りし、無人の客席やロビーで柔軟体操や発声練習をしていたのです。
なぜ僕が彼女の「アメンボ」を聞いたことがなかったかというと、その時刻にはまだ劇場に入ってなかったから。
僕が発声練習をしに舞台に行く頃には、彼女のウォーミングアップはすでに終わっていたのです。
ううっ、恥ずかしい…
るみちゃん、ごめん

僕が怠け者だっただけでした!

「あめんぼ」は永遠に不滅です。

わいわいお祭りわいうえお~!


===========

先日、劇場入りする前の稽古場でも、このアメンボ、話題になりました。

「え?ハ行?なんだっけ?」
なんて言っている出演者一同。

ちなみにチャーリイ役の町屋くんはさらりと言ってのけましたヨ。


| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 03:39 | comments (x) | trackback (x) |
チャオ~!
ハーイ!٩(๑ơ ڡơ๑)۶♥
悩める芸術家・フェイ役の望月真理子です。






さてさて!稽古初日から約1ヶ月半…


お待たせ致しました!


「アルジャーノンに花束を」
もうすぐ皆様に向けて、開演です…!









今まで稽古をしてきたPit 昴にチャオ!
六本木・俳優座にお芝居を持っていきます。


道具の搬出などなど…
稽古場の撤収にはたくさんの劇団員が出動要請を受け、集結してくれました。ありがとうございます!


望月は入団したばかりの頃、サブロク(舞台で使用される3×6尺【約180cm×90cm】の木製の台)を1人で運ぼうとして怒られたことがあります。


サブロクが持ててこそ劇団員だ!と…この時までは本気で思っておりました。


ひよっこの女の子1人じゃあ、危ないのです。ですが女性のスタッフさんなどは軽々とサブロクを運びます…
無理して私みたいのが一人で手を出すと、自分だけでなく、周りの人やセットを傷つけてしまう危険性があるのです。

私ができないことを、ほかの劇団員が速やかに安全に行ってくれます。
別のチームは大切な衣装の管理や、体を張る皆のための食べ物や飲み物を用意したり…視野を広く持って、サポートできるように努めます。


こうして舞台が作られていきます。
最初こそ男方の仕事をしたがって悔しさを感じていましたが、今はその分、適材適所、仕事の“区分”の大切さがわかるようになりました。


いちいち躓いて学んでいます。









さ~て
舞台は六本木へ…!!
皆さん、ほんとにあとちょっと、お待ちを~!!

| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 10:29 | comments (x) | trackback (x) |
後輩⇔先輩
アリス・キニアン役、槙乃萌美です。
本番が近づき、先日衣裳合わせが行われました。
今回の作品はたくさんのシーンをつなぎ合わせてできていて、細かく番号をつけると、なんと48シーン。
シーンが多いということは、つまり衣装も増えるわけでありまして。



本番のお楽しみということで衣裳はお見せできませんが、男性陣だけでこの量です。
そして服がたくさんあるということは、靴や身に着ける小物もたくさんあるわけでして。
裏方として参加している女子チームは連日衣裳さんと連絡をとりあい、様々な仕事をしてくれています。
誰の衣裳か分からなくならないよう、名前を書いたタグを一着一着全ての衣裳につけたり、
どこから借りた衣裳なのか一覧にしたり、衣裳の早替えの役者を手伝う算段をたてたり…
劇団に入りたてのときの苦労を思い出します。

当時、いかに楽に仕事を進められるか考え試行錯誤しましたが、写真にある名前が書かれたカードはその一つ。
これは私が入団一年目で同期の女子と一緒に作成したものです。

誰の衣裳がどこに掛かっているのか分かるようにするものですが、
それまでは厚紙を三角形におって、名前を書いて、洗濯ばさみから取れやすいのでテープでギチギチにとめて…と、
キャストが多いとこれを作るのも大変でした。
そこで、何度も使いまわせるようにと大きい洗濯ばさみとカードケースを接着して作ったのですが、
まさかそれが今でも使われているとは知らず。

後輩の苦労が少しでも軽減されるグッズを作ってよかったなと思っています。
後輩たちが衣裳、小道具を準備してくれるおかげで、毎日稽古ができています、ありがたい。



本番まであとわずか、皆様に楽しんでいただけるよう、チーム一丸となって頑張ります!!

| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 02:50 | comments (x) | trackback (x) |
宮本充の経過報告
こんにちは!
脳外科医・ストラウス博士役の宮本充です。
5月16日のブログで、オッくん(奥田隆仁)が、「台詞を噛むのはインフルエンザのせいかと言った先輩」は私です。
インフルエンザにもかからず、元気に稽古場に通っています。

さて今回は、稽古場の様子を実況生中継的にお届けしようと思います。
先日、自分のブログでやろうとして、稽古場にパソコンを持ち込み、半地下のスペースで、
地下の稽古の様子を盗み聞きながら書いたのですが、うまく行かず、
今回は、稽古場の隅でガラ携を片手に、生の稽古を見ながら、こっそり記事を打つことにしました。


※撮影:三輪学

まずは肩慣らしも兼ねて、自宅を出るところから始めます。

某月某日

12時05分。
自宅を出て、愛車(6段変速自転車)で駅に向かう。
途中、公園に立ち寄る。
壁に向かってピッチングの練習。
今日は日差しが強く、10分ほどで切り上げる。
脳外科医は日に焼けていてはいけない(雰囲気的に)。

12時20分
電車に乗り込む。
乗客はまばら。
台本を開いて、セリフのチェック。
稽古場付きの田渕真弓さんと古谷みちるちゃんが、毎回、セリフの言い間違えをチェックしたメモを渡してくれる。
結構、間違えてるな…。
間違えたまま体に染み込んでしまわない内に修正せねば。

12時30分
急行電車に乗り換える。
混んでいる。
台本を開いているのはちょっと恥ずかしい。
カバンにしまう。

13時04分
池袋駅から東武東上線に乗り換える。
稽古用に、池袋~大山間の磁気式定期券を買ったが、タッチ式と違い、改札機を通る時にカードを差し込むのに時々手間取る。
昔はみんな磁気式だった。
こうやって人間はどんどん怠け者になっていくんだろう。
13時10分
大山駅に到着。
そこで、稽古は14時からだったことに気付く。
13時半からだと思い込んでいた。
そんな中途半端な時刻から始まることなんて一度もなかったのに。
僕の中に「〇時半」で始まる何かの記憶が残っていて、それと混ざってしまったのか…。
稽古開始まで1時間近くあるが、たまには早く入ろうと稽古場に向かう。

僕の前を演出の菊池准さんがコンビニの袋を提げて歩いている。
やはり演出家は入りが早い。

稽古場に入る。
下駄箱の横で、マッチ(町屋佳祐)がスマホを見ている。
さすが主役は入りが早い。

下に降りると、新人達が稽古の準備をしていた。みんな、ご苦労様。
出演者では、三輪学とオッくんがすでに来ていた。
オッくんが、「あれ、ど、どうして今日はこんなに早いんですか…」と、まるで宇宙人でも見るような目で僕を見る。
悪かったね、いつもギリギリで!
三輪が、「宮本さんの記憶の中に、半から始まる何かが残っていて、それが出てきたんじゃないですか」
うん、それは僕もさっき考えた。

13時35分
出演者が集まり出した。
早めのお弁当を食べる。

13時42分
ラジカセからテンポのいい曲が流れだし、皆が柔軟体操を始める。
僕は役者にあるまじき体の硬さ。
柔らかい人が羨ましい。
代わりに発声練習でもしようと、「あめんぼ赤いなあいうえお」と始める。
とたんに加藤和将が「あれ、充さん、そんなこと一度もやったことないじゃないですか!」と突っ込んでくる。
確かにやったことない。
というか、発声練習で「あめんぼ赤いなあいうえお」をやっている人を見たことがない。

14時05分
ダンスの稽古が始まる。
ずっと携帯を打ってて肩が凝ってきたので、しばし休憩。
14時30分
1幕の抜き稽古が始まる。
チャーリー(マッチ)とバート(オッくん)の出会いの場面。
ユーモラスな場面でもあり、終幕近くの切ない場面にも繋がる印象深いところだ。
良い具合に仕上がってきてる。
だが演出家は納得しない。
「お芝居してるね」
芝居が固まることを嫌う。
「もっと遊んで。自由に。やり過ぎたら駄目だと言うから。舞台の上で生きて」
2回目はグッと良くなった。
これを固めずに毎回生き続けるのは大変だ。
でもそれが舞台役者の仕事。
次はパン屋さんの場面。
店員は、マッチョなヤマケン(山口研志)、長身の三輪学と加藤和将。
この3人に囲まれた小柄なチャーリー。
それだけで雰囲気が出る。
ここに店主のドナーさん(佐藤しのぶちゃん)が加わり、和やかな微笑ましい場面が出来上がった。

15時40分
10分の休憩を挟んで稽古再開。
バーの場面。
イッちゃん(市川奈央子)は、今日すでに2つ目の役。
今回、彼女は幾つもの役を演じる。
ストイックな役。
コケティッシュな役。
硬軟、見事に演じ分け、それを楽しんでいるように見える。
「グリークス」の時の演技も驚いたが、最近の彼女はとても素敵だ。
それにしても、彼女がまだ準劇団員の頃、三百人劇場の稽古場でやった勉強会「奇跡の人」のサリバン先生は素晴らしかった。
え~、一体何年前?

10分、休憩して、16時10分から1幕を半通しすることに。

17時20分
若手が大道具のカーテンレールを壊す。それを直す間、自然休憩に。
休みたかったので、有難い。

自分が出ていると携帯を打つ余裕がない。
それに自分のことはなかなかうまく書けないものだ。
役者は自分自身のことは良く分かりません。
他人のことは色々見えるし、色々と言えるのに。

隣でイッちゃんが自分の小道具のスケッチブックにクレヨンで絵を描いている。
ちょっと描いては、考え込んで、また描き出す。
へ~上手いじゃん。

10分休憩して、18時30分から1幕を完全通しすることに。僕にとって初めての完全通し。緊張する。
19時55分
通しを無事に終え、ダメ出しも済み、本日の稽古、終了しました!
やっぱり通しの間は携帯を触れませんでした。(当たり前か)
みんな、お疲れ様!

長い長~いブログになってしまいました。
目はしょぼしょぼ。親指の先が痛い。お~、携帯のバッテリー残量がわずかになってる!
こんなダラダラしたブログ、載せていいのか?
管理人、困るだろうな…。
ボツにされないことを祈りつつ、いくつかに分けて管理人に送ります。
ポチッとな。(後は野となれ…)

| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 16:32 | comments (x) | trackback (x) |
昔の記憶
夏はまだまだ先だというのに真夏日があったりなんだりの異常なこの頃…
みなさま体調くずされたりしておりませんでしょうか。
今回の芝居は被り物が無さそうなのでホッと一安心をしています「マット」役の鳥畑洋人です。

今から20年以上前のこと。
劇団に入って間もない僕は、この「アルジャーノンに花束を」の裏方を少しの期間やってたことがありました。
今稽古をやりながら、当時の記憶が色々とよみがえってきます。そして格闘してます、そのプレッシャーと。
やはり再演の作品を演ずるときには、いろんなものがのしかかってくるものなのです。
いかにそれを払拭するか!も勝負のひとつだったりするのです。

まだまだ先は充分にある!と自分にいいきかせつつ、これから残りの稽古で着実に、
少しずつでも、「家族」に近づけたら…と、そしてそれを劇場で皆さまにお届けできたら幸いです。

あ!
「アルジャーノンに花束を」といえば先ず真っ先に思い出すことが!
その、まだ僕が入って間もない初々しき頃、「アルジャーノン~」が石川県を旅公演でまわっていた時のこと。
ある日劇団の事務所に呼ばれこう言われまして。
「○日から石川に行ってくれる?」
僕「わかりました。どうやって行くんですか?」
「飛行機」
僕「すいません…僕パスポート持ってないんですけど…」
「…」
3拍弱程の静寂…そして爆笑…
ああ、忌まわしき記憶…。


6月17日から25日まで。
俳優座劇場にてお待ちしております!
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 15:56 | comments (x) | trackback (x) |
三度目の正直?
ニーマー役の金子です。

実はこの役三度目です。


けっして適役とは思っていないのですが
二度あることは三度あるということでしょうか〜。

さて改めて台本を一読し、時の流れを痛感 

十数年前なんの違和感もなかった 

カタカナ名詞が滑稽なほど浮いて感じ、作家でもある演出家に変更してもらいました。

また逆に知能を高める手術という設定がかなリ生っぽく迫ってくることにもびっくり!

そんなこんなでニーマーも前回をなぞるのではなく今、現在のニーマーを生み出さねばと強く感じています。 

主軸が若手の舞台 

危うさを乗り越えて 

とびきり新鮮な現代の新生ー アルジャーノンに花束をーを 

観てもらえるのではないかと密かに思ってます。

若手でない私も油断大敵、舞台には魔物が住んでいますので気合い入れて挑みます。

稽古もそろそろ中盤です!!
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 17:55 | comments (x) | trackback (x) |

  
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