「夢のあと」
劇場という空間は本当に不思議なもので異世界に繋がっているのではないかと思います。

アメリカの作家のスリラーはこうして現代によみがえり、個を無くす恐ろしさを我々に教え、何だか世の中が怖くなるような余韻を残し幕を閉じます。

赤い鼻に触発された狂気が最後に迎えた結末は結局は誰かの犠牲に我々はウサを晴らし、生きているという現実でした。

きっと心の奥底で、無意識のうちに私たちは人を陥れることに酔いしれているのかもしれません。


そう思わせてくれた演出の森一さん、ご来場頂きました、すべてのお客様に感謝を申し上げます。

美しい舞台セットでした。



棒でくくられたボックスにスズランテープで囲われて取り残される一人の男。フォーンブース、ジャングルジム、ボックス、繭、電話線、呼びようはそれぞれにあり、それぞれが各々の解釈をして囲いました。

一夏の暑さを忘れるスリリングなお芝居を届けられたら幸いです。






木村雅子

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ IN 萬劇場 ショートストーリーコレクションVol.4『夏の短編集』 | 01:21 | comments (x) | trackback (x) |

  
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