「良い本です!」

 突然ですが、宮本充です!
「イノセント・ピープル」に出演しています。
今日の旅公演ブログは、遠藤がお届けしましたが、僕も飛び入り参加を。

 最終リハーサル、無事終了!
と、遠藤も分かりやすく、「最終リハーサル」と書きましたが、業界用語では、「舞台稽古」と言います。
「舞台稽古」とは、その名の通り、舞台でする稽古のこと。
稽古場から劇場に移り、メイクをし、衣装を着て、照明、音響も入れて、本番と同じ条件の中でする最後の稽古のことです。
今回は、神戸と京都に旅立つ前に、こちらの劇場で、本番の劇場と条件の近いところを借りて行いました。

 この舞台稽古、かなり大変なのです…。
まず稽古場と劇場では、空間の広さが違います。
劇場には客席があり、天井は稽古場の何倍もの高さがあります。
当然、声の響き方、通り方がかなり違ってきます。
また、演技スペースの広さも変わります。
実は稽古場では実際の演技スペースの広さが取れず、実寸より少し狭いスペースで稽古をしていました。
それが劇場に入り、実寸通りのスペースで演技をすると、役者の動きや、登場、退場のタイミングが微妙に変わってくるのです。
そして、実際の照明の中での演技。
特に、場面と場面の間の転換は、薄暗い中で、ワイングラスなどの小道具の出し入れをしなければならず、相当神経を使います。
こういった、稽古場と劇場での様々な「ズレ」を埋めるために、まず、「場当たり」という作業を行い、一つ一つを確認し、微調整をしていくのです。
昨日と今日の2日間をかけて、場当たりを行い、そして、今日の夕方、舞台稽古を行いました。
トラブルもなく無事に終えることが出来ました!

 舞台稽古の後、「ダメ出し」がありました。
ダメ出しの最後に、演出の黒岩さんが台本を掲げて、こう言いました。
「いやあ、これは良い本ですよ!」
それはよく分かっています。
それを具現化できた我々への誉め言葉だと捉え、「良い気分」で家路につきました。
やるべきことは全てやった充実感があります。
今日はビールを飲んでゆっくり寝ます。

 明日、神戸に向かって出発します。
神戸演劇鑑賞会例会で初日の幕を開け、京都労演例会で千秋楽を迎える7日間の旅です。
神戸と京都の皆さま、ご期待下さい!
| 地方公演::イノセント・ピープル | 23:16 | comments (x) | trackback (x) |

  
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