劇団昴公演BLOG

本日のBlog担当、
Eチーム「SO-far そ・ふぁー」の宮島岳史です。

前回のEチームブログでは、トイレスリッパを装着して写真に登場しました。
明るい笑いを振りまいて、心はいつも涙雨――改めまして宮島です。


稽古場からの話が続いているので、今日は違ったお話をしようと思います。

劇団twitterや、劇団ウェブサイトをご覧の方は既にご存知でしょうが、
「乙一　を　読む！」の予告動画が、YouTubeにて公開されました。

この動画は、昔ちょっとコンピュータゲームを作ってた杵柄で、私が作りました。

「危機一髪」や「石棺」のときは、担当の三輪学が頑張っていましたが、
実は、新作舞台の予告動画を作るのは、結構大変です。

なにせ、今まさに稽古をして芝居を作っている最中ですから、
動画の素材になりそうな「絵」がありません。

BGMに使えそうな「音」もまだありません。

そもそも、あまり突っ込んだストーリーを載せることが出来ません。

でも、観に来てくださる皆さんに、公演前からワクワクしていただきたいし
そうでない人にも興味を持って欲しいので、知恵を絞ります。

……乙一作品は面白いから、今回に限れば あらすじ紹介がいいかもー。

ふと、コンセプトは「ノベルゲーム風」で行こうと思いました。
よし、5作品それぞれ、異なる予告動画を作っちゃる！

各チームの代表に、物語の冒頭部分を簡潔にまとめてもらい、
そこに独断で、イイ雰囲気の写真と、僕が好きな音楽を重ねました。

また、「Calling You」の予告動画で流れるケータイの着メロは、
ある曲を4小節ほど耳コピして、譜面に起こして、PCに打ち込んで、
どうせならチープな音がいいのでゲームボーイの音源で鳴らして、
とか、ここに書いても伝わりにくい作業を「にやにや」しながらやりました。

最初は映像と音楽のタイミング調整は、秒単位でざっくりやっていましたが、
作業の終盤には、コンマ何秒単位の微調整を図りました。

PCの前でコンダクターのように身体を揺らし、音楽に酔いながら……。


――とまぁ、以上が今回の予告動画の製作秘話です。
惜しみなく暴露してみましたが、いかがでしょうか？

予告動画の楽しみ方に、いつもと違った視点が加わりましたら幸いです。