本物
僕(宮本充)の役は、舞台監督です。
(なんで、舞台に舞台監督が出てくるのか、その理由は、まだ舞台をご覧になっていない方のために言えませんが)
出番の時以外は、舞台ソデから芝居を見ているか、たいていは、楽屋でコーヒーを飲みながら、くつろいでいます。
しかし、その間も、本物の舞台監督は働いています。



暗がりの中にかすかに見えるのは、舞台監督の黒木辰男さん。
カメラを「ナイトスナップモード」にして、撮影に成功しました。
(イリオモテヤマネコの写真みたい)

ここは舞台監督席。
せいぜい50センチ四方の小さな机の上に、台本、筆記用具、ストップウォッチなどが置かれ、机の前には沢山のスイッチが並んでいます。
ここから進行中の舞台を見つめ、音響さん、照明さんに指示を送り、何かトラブルがあれば、迅速に、解決にあたります。
綱元のロープを操作して緞帳を下ろし、幕間の転換中は忙しく走り回ります。
ニセ者がのんびりしている間も、本物は休むことはないのです。

黒木さん、辰男ということは、辰年?
ということは、還暦?
…若い!

(と言っても、この写真じゃ分かりませんね。5月8日のブログをご覧ください)





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