町屋の稽古場電報(第1ポー)
先日、稽古休みの日に、青山学院大学相模原キャンパスの、比較芸術学部の講義にお邪魔してきました。
6月公演『危機一髪』と、劇団昴の宣伝をしに行ったのです。
メンバーは『危機一髪』キャストの中から、金子さん、宮本さん、上領さん、町屋、そして制作の村上さん。

授業を担当されている佐久間康夫教授が、よく昴の舞台を観に来てくださっている方で、今回、講義にお邪魔する機会を頂いたのです。

まず、宮本さんと金子さんが、昴という劇団についての説明と、『危機一髪』に関しての簡単な案内をしました。

学生の皆さんは、ときに頷いたり、ノートをとったりと、とても真摯に聞いていました。
比較芸術学部は今年度から創設された学部なので、皆さん今春に入学したばかりの一年生。
そして正真正銘の第一期生なのです。
皆さん、すごく純粋に話を聞いていた様子でした。

そして、今回のメインイベントである『ロミオとジュリエット』体験ワークショップ。
「ロミオ、あなたはどうしてロミオなの」という台詞が有名なバルコニーの場面を、ロミオ役とジュリエット役の二人組で演じてみよう、という企画です。
やってみたい人、いますか?と挙手制にしたところ、数名の学生さんが手を上げてくれました!
以下の五組のロミジュリが出来上がりました。


(ロミオ)*(ジュリエット)
町屋*上領
男子学生さん*女子学生さんA
女子学生さんB*上領
町屋*女子学生さんC
佐久間教授*上領

学生さん達は、初見の台本を持ちながらの演技にも関わらず、堂々と演じていました!
また、台詞回しに変な癖がついていないので、かえって言葉が聞きやすく、格好いいロミオと可憐なジュリエットになりました。
ダメ出し担当の金子さんも思わず「言うことなし!」と。

そして何よりも、手を挙げた学生さん達は皆、演技経験はほぼゼロ…にもかかわらず、100人近い人前でやってみようと手を挙げるその勇気…そしてどんなことでも体験してみようという学びへの意欲…本当に素晴らしいと思いました。

目をキラキラさせながら演劇について語る佐久間教授と、それをキラキラした目で観、聴きしている学生さん達。
教室内の空気は前向きさで溢れ、それに触れた僕も自然と気持ちが上向きになりました。

講義後、何名かの学生さん達が「危機一髪、絶対観に行きます!」と目を輝かせながら声をかけてくれました。
未来の芸術活動を担っていく彼ら彼女らのためにも、中途半端な舞台は見せられません!
明日からの稽古、あらためて頑張らねば…。ファイトいっぱつ、ききいっぱつ!!



講義の後に、佐久間先生を囲んで。
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