家族って…
祖父のチャーリー役、金尾哲夫です。

突然ですが、絶縁、勘当、三くだり半・・、うーん、家族の問題ですが、何か重くて暗い気分になりますねえ。
打って変わって、絵に描いたような幸せで理想的な家族・・、うーん、ま、ありそうで、なかなかないのかも。

皆さんは〈家族〉というものを如何お考えですか?

家族って、殆どの人がどこかに属している人間の集団。今回の芝居はその〈家族〉がテーマです。

断ち切れない絆がある故に、厄介で、鬱陶しくて、反目もあり、それでいて他人には求めぬ繋がりを心の奥底で希求する・・。多少の差はあれ、誰もが経験していることではないかと。

眞鍋卓嗣氏の演出する稽古は、ゆっくりと穏やかに、しかし、細かく的確に進んでいきます。それはまるで細密画が描かれるように、平らな断面に精緻な浮き彫りが現れるように、心の奥の奥に隠れていた感情の襞を解き明かしていきます。

氏の思い描く家族の心象風景は何処に向かうのか・・、楽しみです。

その家族を演じるのは、彼等。


写真は劇中における、それぞれの役の心中の思いを表現してもらいました。

前列左より落合るみ(母)、江﨑泰介(父)、笹井達規(その子供兄)、福田匡伸(弟)、後列は姉崎公美(祖母)、そして私(祖父)

家族・・って、何だろう。

『広い世界のほとりに』、お待ちしてます。
| 稽古場日記::広い世界のほとりに | 03:06 | comments (x) | trackback (x) |

  
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