旅公演、ある日の僕
「旅公演・ある日の僕」



おっと、いきなりなんですか!
洗濯物です。昨夜のうちに洗っておいたので、乾いてます。
後はたたむだけ。そう、私達は旅公演の合間には洗濯もしなければなりません。

申し遅れました、私コンキャノン役の金尾哲夫です。

今回は私の神戸での過ごし方の一部をご紹介します。

今日は夜公演なので時間がたっぷりあります。
朝飯も済んだし、薬も飲んだし(歳だから仕方ありません)、散歩にでも出掛けるか!



なんだこれは?
はい、歩道にあったオブジェです。
さすが港町神戸ですね、これって船のロープを引っ掛けるやつですよね。

さて、この先に行くと…



はい、海です、船です、観光船です。
あまり潮の香りは漂ってはきませんでしたが、暖かい日だったので顔に受ける風が心地よかったです。




観覧車、そしてメリケンパークです。
楽しくて平和な雰囲気が漂っていました。そこで私気付きました。
こういう処へはカップルで来るべきなんです。
年寄りか一人で歩いても様にならない。
リハビリ・ウォーキングに思われる。

あーあ、後30年若ければなー。



中華街へ足を伸ばしました。お馴染みの南京町広場です。
中華街のロケーションは、林立するビル郡の中で唐突に現れるという印象です。
観光客や修学旅行の学生さんで大変混んでいました。
中華まん系のものが人気なんですね、皆さん歩きながらほうばっていました。

こちらも食事といきますか。



はい、飲茶セットです。
この中華街は昼食時のコスパはいいですね。
色々なセットメニューが1000円前後のリーズナブルな値段でいただけます。
プチ情報でした。

そして・・・



元町商店街を通り宿舎へと向かいました。
ここはすぐ近くのビル群とは異なり、大変生活感のある通りでした。

この散歩、短時間の割に空気感の異なるエリアを幾つも巡った印象でした。

ところで、大変真面目な話をしてもいいですか。
これは宿舎に帰ってからふと思いだしたことです。

昨年11月、某新聞のコラム欄にこのような文がありました。
(私は気になる文はスマホのメモにとっておくんです)
「~芸術は、権力者が力を誇示したり、大勢を動員したりするためにそこに在るのではない。
権力者の思惑への違和感を察知するアンテナを、私たち一人一人が研ぎ澄ませることを促しているのだ。
~芸術家たちの命懸けの言葉に、音に、身ぶりに、もつともっと心を澄まそう。」

うーん、考えさせられますね。
確かに僕らの生きる世界には、違和感やら不協和音やらがあちこちに
垣間見ることが出来ますものね。
愛の世界だって同様です。
僕達はそれらの一部を切り取って、お芝居という形で提供させて頂いている訳です。
勿論私自身は芸術家などと、おこがましくて思ってもいませんが、
舞台芸術を構成し提供する一職業人としての自覚は常に持っています。
また安直には誓えませんが、それこそ〈命懸け〉の〈言葉〉と〈身振り〉
を何とかお伝えしたいと心掛けております。

観客の皆様の心の襞が、微かでも揺れ動くことを信じて・・・。

真面目なこと言っちゃいましたね。さあ、私の1日再開です!



ここが本日の公演会場「神戸文化ホール」です。

いよいよ神戸公演の始まりです!



楽屋入りです。



はい、無事公演終了です!楽屋から出るところです。えっ?早すぎですか?
でもこの満足げな顔、きつと会員の皆様に僕らの気持ちが伝わったと確信しているようです。
良かった、良かったと。

後は宿舎に戻って・・・何をするかって?

それは言わずもがな、ビール、ビール、ビーーール!

はい、お疲れ様でした、お休みなさーい!
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