男女逆転ならどうするっ?
いつも劇団昴のブログを読んでくださりありがとうございます!

5月も終わり、6月に突入!!
今年は早すぎる夏がきて、頭上から降り注ぐ暑さに汗を拭く手が止まりませんが、稽古場でも汗を拭く手が止まりません!

手に汗握る気迫あるシーン
表現に全力を注ぎ、激しく繊細なダンスシーンで汗を流す

作品を作る稽古場はいつも汗がキラキラと輝いております!


そんな稽古場から、上林未菜美、賀原美空、凪紗が今回のブログを担当いたします!



(写真左から、凪紗、賀原美空、上林未菜美)

「ロミオとジュリエット」は様々なところで上演されている有名な作品です。
中には役者が男性だけ、女性だけ、キャラクターを男女逆転など、性別を超えて演じられることもあります…!

そこで今回3人はこんなテーマについて考えてみました!!!


【「ロミオとジュリエット」男女逆転で演じるならどの役がやってみたいか!】


それではそれぞれの回答を見ていきましょう


トップバッターは私、3人の中で(年齢的に)1番お姉さんの上林未菜美(かみばやしみなみ)から!


私、この度サードに初参加!!
先輩方と後輩たちのちょうど真ん中で、先輩方に可愛がっていただき、後輩とはふざけながら楽しく参加させてもらってます!笑

今回はダンスチームとして参加しております!
がっつりダンスは久々…
精一杯踊らせていただきますよー!

さて、男女逆転でやりたい役は…
やっぱりロミオ!!

とも思ったのですが、私はこの役も押したい!!

マーキューショーです!!

マーキューショーはロミオの家モンタギューでも、ジュリエットの家キャピュレットでもない、お話の中では大公側のうちの一人です。

ですが、ロミオと仲が良く、年相応に一緒につるんでいるシーンなんかは微笑ましいです。

私が彼を演じたくなった理由は、両家に属していない第三者ということ。

この作品は両家の争いに引き裂かれてしまうロミオとジュリエットの恋のお話ですが、他の登場人物も、この争いに巻き込まれていきます。

マーキューショーもその1人。

きっとこの争いがなかったら、ロミオやベンヴォーリオと仲良く過ごせたかもしれない。

彼も恋をし愛を知ることがあったのかもしれない。

両家の争いは、第三者であるマーキューショーの人生さえも変えてしまうほど。

そんな争いのさなかロミオとジュリエットは恋をする。
今じゃ考えられないくらい壮絶な恋愛をしてるんだろうなと思ってしまいます。

マーキューショーの目には、この作品の世界がどう見えているのか。

第三者の目線を持つマーキューショーを演じることで、今まで見ていた「ロミオとジュリエット」とはまた違ったものが見えてくるのではないかなと思い、マーキューショーとして舞台上で生きてみたいなと思いました!!

ネタバレになっちゃうので言えませんが、マーキューショーの後半のシーンはその真髄を見ることができる気がして、お気に入りのシーンです。

ということで、私が選んだのはマーキューショーでした!!

ちなみに1番自分に似てるなって思うのはロミオです笑
ロミオもいつかやってみたい…!!


さてさて、そろそろ次の人に回したいと思います!!


次は(精神的に)1番お姉さんの賀原美空!

↓↓↓

今年の4月から正劇団員になりました、賀原美空(がはらみく)です!
今回はダンスメンバーとして、座組に参加しております!

さて、「男女逆転ならどの役をやりたいか」ですが、私は思い切って、ロミオをやりたいと思います!

なぜロミオなのか…、主役だから…!
ではございません。笑

誰もが知る『ロミオとジュリエット』
もちろん私も昔から知っていたのですが、じっくり戯曲を読んだことはなく、何となく、ロミオは「よくいるかっこいい王子様」なのかと思っていました。ところが、作品をよく読むうちに、誰よりも人間味の溢れる人で、すぐに想い人が変わったり、恋する自分に酔ってみたり、自分を卑下してみたり、人間の不器用なところを詰め合わせたような人だと気づき、私にとってのロミオは、「架空の王子様」から、「無邪気な子供のような人」へと変化していきました。
自分からはとても遠い存在だったのが、今では自分の中にもロミオがいる気がします。

しかし、私はロミオほど感情に素直に動けるタイプではないので、近しく感じる部分もありながら、憧れる部分もあります。
感情に素直に動いて、時には思いっきり失敗する。
でも真っ直ぐだからか何だか魅力的で、眩しい…。
素直さの放つ輝きを、私も持ちたい!

今回はダンスメンバーとして、心の中のロミオを大切にしながら舞台に挑みます。

みなさまのご来場を心よりお待ちしております!


最後は(包容力が)1番お姉さんの凪紗!

↓↓↓

皆さん、こんにちは!

お姉ちゃんたちからバトンを受け取り、今回のブログの最後を仰せつかりました!

みくみん(賀原美空ちゃん)と同期で、
今年の4月から正劇団員に昇格いたしました!
凪紗(なぎさ)と申します!

辛い・甘い食べ物が大好きです!

今回の公演には、
制作・宣伝美術・ダンスチームとして参加しております!

何卒よろしくお願いいたします⸜(*´꒳`*)⸝

さて、さっそくですが、
「男女逆転ならどの役をやりたいか」

これはですね!もうすぐに決まりました!
ズバリッ!!

「ティボルト」がやりたいです!!

殺気立っていて、乱暴な印象の人っ...!
(それだけじゃないけど...!)
普段の自分からは、きっと振られることのない役だろうなぁと思うので、新しい自分と出逢うために、やってみたいなと思います。

いや、今「新しい自分と出逢うために」と言いましたが、私の中にもきっとそういう部分はあります。絶対に。
そういう部分の大きい小さいとか、それぞれ大事にしている部分の違いなどはあると思いますが、私を含め必ずみんな、ポジティブな面とネガティブな面がありますよね。
ネガティブな面が全て悪いわけではなく、そういうところも含めて、人間らしいなぁと思うじゃないですか。
『ロミオとジュリエット』って、「人間らしいなぁ」の結果だと思うのですよね!
いけないと分かっていても止められない気持ちとか。
私たちの日常に転がっている、そういう気持ちが詰まって出来ている作品だなと、稽古を通して感じております。

「いけないこと」を我慢できていたらみんな苦労はしないけど、結局自分の気持ちには嘘をつけない生き物ですから。
とっても面白いですよね。

そんな泥臭い人々の生き方を、是非劇場に観に来ていただけましたらと思います。
田中さんの演出、とってもとっても素敵なんです。

何百年も前に書かれたこの作品。
いまを生きる皆さんがご覧になり、何が正しいのか、終演後考えてしまっていると思います。

いつか、私 凪紗が「ティボルト」をやれる日が来ることを願って...

皆さまのご来場、心よりお待ちしております!


❀ご予約URL❀
https://ticket.corich.jp/apply/453452/


上林未菜美・賀原美空・凪紗
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『ロミオとジュリエット』 | 18:49 | comments (x) | trackback (x) |
霧島の懐へ
トロピカルなヤシ並木が台風間近の風にそよぐ日向灘・宮崎市に別れを告げ、
 

特急『きりしま号』で内陸へ向かうこと1時間弱、
宮崎県第ニの都市・都城市に無事到着しました。

 

都城。
初めて来ましたが、ちゃんと読めます『みやこのじょう』。



よくは知らなくても地名には何故か馴染みがある……僕の場合のそれは たいてい高校野球中継の影響。
物心ついて最初にテレビ観戦した夏の甲子園大会で 地元・習志野高校が全国制覇したおかげで「夏と言えば高校野球!」の千葉県民、タウラー医師こと永井誠が本日のブログお当番です。出身高校の校歌は忘れましたが 習志野高校の校歌は今でもフルで歌えます♪

で、都城高校。ググってみたら、伝統のある私立校なんですね。市の名前なのでてっきり公立かと。
そして都城高校野球部。
宮崎県を代表する古豪なのは周知として、
OBになんと!
昨年のワールドシリーズMVPのドジャース山本由伸投手が!!
いやぁ~昨秋は感動しましたぁ~
先発登板した翌日、リリーフに備えブルペンで黙々と投げ込む姿に 日本人として誇らしさを感じましたが…九州男児だったんですね〜、なんか納得。。

さて、
雨もさほどではないので
開演までの時間を利用して、都城市民劇場事務局さんへお邪魔させていただきました。

 

道すがら見つけた神柱宮の鳥居の巨大さにビックリ!

 

↑事務所の屋根に大きく書かれた言葉。
『緞帳(まく)あけは あなたと』。

「お芝居が始まる時のワクワクするこの気持ちを、あなたと共有したい!」ということでしょうか。
であれば、その気持ちは 私たち俳優も同じです。

『演劇は、舞台上と客席との共同作業』とよく言われます。
コメディーなどは、客席からの反応がダイレクトで 共同作業であることを実感しやすいのですが、

今作『評決』に笑いを誘う場面は ほぼありません。
しかし!
“息をのみ次の展開を待つ、水をうったような静けさ”、その瞬間の 客席一体から生じる集中力は、私たち俳優に 自分たちだけでは持ち得ない大きな力を発揮させてくれます。
そして、そうして生まれた力こそが、あらゆる芸術の中でも『演劇』だけが持つ 神秘的な魅力だと思うのです。
…などと、こむずかしい藝術論はこれくらいにしまして、

本日の会場。
都城市総合文化ホールの中ホール、別名『あさぎり』。

 

名前通りにとても綺麗で、濃茶のシックな色合いが裁判劇に相応しく重厚な雰囲気。
とても観やすそうな空間です。♪

ちなみに演奏会などで主に使用される大ホールのほうは、
別名『きりしま』。



余談ですが、
霧島“市”は鹿児島県ですが、富士山が山梨県と静岡県に跨がっているのと同様に、霧島連山は宮崎・鹿児島の県境一帯なのだそう。つまり都城は霧島山系お膝元の街。水もお酒も美味しいワケです。芋焼酎『黒霧島』の霧島酒蔵をはじめ 老舗の蔵元が数多くあります。

さらに余談ですが、
劇団昴きっての好角家・一柳みる先輩は、大関 霧島の大ファン。春場所の優勝賜杯授与の際には 居酒屋のテレビに向かって黄色い声援を送ってらっしゃいました。五月場所は準優勝、いずれ横綱になるのかしら。。
僕は 先代師匠で『角界のアランドロン』と呼ばれた初代・大関 霧島が、巨漢力士を豪快に吊り出す姿が好きでした。

…と、ツラツラ書いているうちに、

本日ソワレの『緞帳(まく)あけ』に向け、

ウォーミングアップの時間がやってきましたので、





つづきは
「都城について アタシどーしても書きたいことがあるの!」と乱入してきたメアリー・ルーニーこと高山佳音里サマにバトンタッチします。
| 稽古場日記::評決 | 18:46 | comments (x) | trackback (x) |

  
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