キャスト紹介リレー『ホントのことを言わせてください。』その15 永井誠

昨日より、昴にとっては“お初”の劇場、赤坂レッドシアター入り。

物語の舞台となる『オリエント・ミート社』も立派に出来上がり、社員たち=出演者たちのテンションも俄然上がってまいりました。


さて、
長々とご愛読頂きました社員紹介リレー…じゃなかった、“キャスト”紹介リレー。
今回で最終回ではございますが…

副隊長の遠藤純一と隊長の私が、同じ日に2つの記事を駆け込みでアップするというドタドタぶりです。。

ともあれ、
なんとかラストまでタスキを繋ぐことが出来ましたのも、ひとえに“人の秘密を暴露するのば楽しいから”に他なりません(笑)。

それではオーラス。ご紹介させて頂きますは…

座組の中でも最長老、そして芝居の中でも最年長の“会長・東哲之助”を演じます、小山武宏先輩です。



昔かたぎの硬骨漢、男気あふれる小山さん。

総一朗さん療養の為降板というこの度の大ピンチに、哲之助役を快く引き受けてくれました。

「総さんからは電話で『小山、よろしく頼む!』と。その口調の端々に、無念さが滲み出ていたなぁ…」と小山さん。
「でも、敢えて気にせず“自分なりの哲之助”を演じたいと思ってるんだ」とも。

演出の黒岩さんから“應庸で徳のある人物像”を求められ、奮戦中!乞うご期待♪


…と、きれいにまとまったところでオシマイにしては、紹介リレー『ホントのことを言わずにおくものか!』(じゃなかったっけ?)の名がすたる。

というわけで、小山さんの“ここダケの話”をば。。


かれこれ20年近くも前のこと。

ワタクシ永井の昴初舞台は『宮沢賢治~宛名の無い手紙』という作品でした。

昴において初舞台でもらう役といえば、男優ならばたいてい『シェイクスピア作品での兵士』とか『市民』とか、家庭劇ならば『息子』とか『その友達』とかなわけですが…

僕が初めて頂いた役は…

『キノコ』…。

主役『山猫博士』の小山さんは、まさにハマリ役。入ったばかりの若手の芝居がじれったくて仕方がない。

「キノコがそんな喋り方するかっ!」(喋るキノコはそもそもいないと思うけど…)
「もっとキノコらしく動けっ!」(動いてるキノコはあんまり見かけないけど…)

来る日も来る日もカミナリを落とされっぱなしで稽古期間は終了。

幕が開けども「先輩方の足を引っ張ってるのかなぁ~」と沈んでいたある日。

「キノコのシーンが、この芝居で毎回最初に笑いを取ってくれる。ありがとうな。」

と。ボソッと。
楽屋トイレで横に並びながら。。


シャイで照れ屋な、
愛すべきカミナリ親父。それが小山さん。

それでは、
最後に、締めの一言を。



「東哲之助役の小山です。昴の本公演は本当に久しぶり、若い人たちに交じって懸命に演じたいと思います!」


さあ!明日はいよいよ初日♪
27日の千秋楽まで、オリエントミート社は全力で突っ走ります!

皆様のご来場を、社員一同心よりお待ちしております!!

| 稽古場日記::本当のことを言ってください | 19:52 | comments (x) | trackback (x) |

  
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