暗いところで待ち合わせ 稽古場仕込み、立ち稽古開始
昼過ぎ
一台のトラックが稽古場に到着。

「暗いところで待ち合わせ」稽古場用の舞台装置が運び込まれる。

吸い寄せられるように稽古場へと入っていく大道具や資材たち・・・

また

吸い寄せられかけて入口で詰まりトラックに帰っていく大きすぎた道具たち・・・


入らなかった大道具を哀愁漂う表情で見送った後、稽古場仕込みの打ち合わせが始まる。


ちゃぶ台を囲み打ち合わせをする姿は
さながらサザエさん一家のような一体感を感じた・・・
稽古開始までの短い時間ですべての装置を組み終えるのは不可能と思われていたが、余裕を持って終える事ができた。
今後打ち合わせの際はちゃぶ台を使うべきかもしれない。



稽古開始時間が訪れる。

立ち稽古初日の段階で仮の照明を仕込み、我々の世界がどう見えるのか観察し調整する演出家・寺十吾。
我々が経験したことのない稽古方式。

役者達はすでに本番の舞台に立っているような錯覚に陥り、集中力が途切れることなく稽古は進む。
点と点を繋げるのではなく、一つ一つを積み上げ本質に近づいていく。


本番を最も楽しみにしているのは我々出演者なのかもしれない。
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『暗いところで待ち合わせ』 | 23:58 | comments (x) | trackback (x) |

  
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