【フツーの生活~長崎編~】「運がいいのか悪いのか」
こんにちは。
大原君子役の松谷彼哉です。

長崎を訪れたのは2004年、20年以上も前になります。

小樽育ちの私は、海外文化の影響を受けた坂の多い長崎という街に郷愁に似た懐かしさを感じました。



美しい長崎という街が戦争の後、どのように復興を成してきたのか想いを馳せると胸が締め付けられました。

「フツーの生活 長崎編」の戯曲の中で、「運」という言葉が多く出てきます。

「運がいいのか悪いのか」

人生というものは運で左右される事もしばしば。

神様はどのように采配を振っているのでしょうか。

あの日、長崎は爆弾を投下される第一目的地ではなかったそうです。

たまたま第一目的地が雲(煙)に覆われていて、たまたま長崎に晴れ間が出来て視界が開けたから。

しかしながら、本来の目的地に投下されていたならば、被害はもっと大きかったと予測されています。

長崎は金比羅山のおかげで被害を免れた地域もあったようです。

命運はどこで分けられたのでしょうか。

もし、
雲がもっと厚ければ
飛行機の燃料が早くなくなっていれば
降伏勧告をすぐに受け入れていたならば

戦争などしていなければ
戦争などしていなければ
戦争などしていなければ

最後はそこに行きついてしまいます。

人間の欲望。

小さな諍いや喧嘩。

日々の暮らしの中で
小さな戦争をなくしてゆくことが
明日の平和へと繋がってゆくのだと信じています。

「フツーの生活 長崎編」を通じて、
皆さんの胸に、
平和への願いが熱く灯りますように。

願いを込めて。

松谷彼哉

| 稽古場日記 | 11:45 | comments (x) | trackback (x) |

  
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