【フツーの生活〜長崎編〜】「平和であることの尊さ」
かつて吹き替えの仕事で、9.11を予言するような映画やドラマに関わったことが何度かあった。
しかし、“事実は小説より奇なり”だった。
あの日、想像を軽く飛び越えた悪夢のような光景に絶句するしかなかった。
ツインタワーに二機目が突っ込んでゆくさまを、リアルタイムで見た衝撃…。
その後、繰り返し放送されていたあの場面に、いつしか涙が溢れていた。
語り尽くされた言葉だとは思うが、敢えて言わせてください。
平和だからこそ、我々は歌を歌い、ダンスをしたり、演劇も出来たりするし、愛する人と一緒に同じ時間を共有出来たりするのです。
今が平和な時代だからこそ、自分の思ったことを自由に発言し、表現出来るのです。
現在進行形で戦争をしている国であれば、これら全ての事は容易には叶わないでしょう。
そして悲しいかな、いつも何処かで、人間同士の争い事は止まる事なく続いている。
平和である事の尊さを、この戯曲を通じてお届けしたい一心で稽古に参加しています。

今の世界情勢を考えた時、まさにこの戯曲の持つ強いメッセージ性こそが、今の日本には必要だと感じています。
戦争が始まることで傷付くのは人間だけではありません。
抵抗する術を持たない動物も植物も犠牲になるでしょう。
この国が、ずっと戦後のままでいられる為に、二度と悲劇を繰り返さない為に、一緒に考える機会にしませんか?


大原勇蔵役 遠藤純一
| 稽古場日記 | 12:28 | comments (x) | trackback (x) |

  
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