2022,06,21, Tuesday
「アルジャーノンに花束を」チャーリー役の町屋圭祐です。
四週間に渡る、中国ブロック巡演が終演しました。
全22ステージを終えられ、ホッとしています。
少しずつ収まってきている兆しはあるとは言え、コロナによる公演中止やキャスト変更など、まだ聞きます。
そんな中で、座組みひとりも欠けることなく終えられたのは、幸運でした。
※撮影時のみマスクを外しています。
今回も、演劇鑑賞会・市民劇場の方々と、ロビー等で交流する事は出来ませんでした。
劇団を支えてくださり、演劇を愛して下さっている会員の方々の声を直接聞きたいです。
舞台の良かった点、悪かった点、いろいろな感想を聞いて、自分たちの糧にしたいです。
そういう機会が復活する時を願って、劇団昴は今後も活動を続けて行きます。
岡山市民劇場の例会から始まり、山陽地方、山陰地方を周り、倉敷演劇鑑賞会で終演した22ステージ。
一度たりとも、同じステージはありませんでした。
もちろん「アルジャーノンに花束を」の物語は同じなのですが、舞台上で起こることが毎ステージ少し違うのです。
その日の俳優のコンディション、
劇場の大きさ、
マチネかソワレか、
開演前の観客席の雰囲気、
本番中のスマホの音、
小道具のロールパンがトレイ事ひっくり返るトラブル、
等々……。
いろんな要素が混ざり合い、一期一会の化学反応が起きる場。
それが演劇なんだとあらためて思いました。
なにも起きない事もあって…、それも含めて演劇の不確実性を感じます。
会員の皆さんは、直接劇団側と接することができない中、いろいろな創意工夫をして僕たちを迎えて下さいました。
寄せ書きを楽屋に送って下さったり、キャスト一人ひとりにお手紙を下さったり。
中でも印象に残ったのは、米子市民劇場さんが、楽屋前に、マスクで出来た花束を届けてくれた事です。
コロナ禍を逆手にとって、且つ、今回の作品名に引っかけた贈り物はとても素晴らしかったです。
岡山、福山、周南、柳井、広島、いずも、松江、米子、鳥取、倉敷玉島、安佐南、西大寺、倉敷、の演劇鑑賞会・市民劇場の皆さま、本当にありがとうございました…!
また皆さまにお会い出来る時を願っております。
劇団昴「アルジャーノンに花束を」チームは、ちょっとの間、お休みをします。
次は今年の9月、四国巡演があります。
おそらく、この演出・キャストでは最後になるかと思います。
五年間の集大成を四国の皆さんにお届け致します。
どうぞお楽しみにしてください。
町屋圭祐
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 21:01 | comments (x) | trackback (x) |
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