いつも劇団昴公演ブログをご覧いただき、ありがとうございます。



本日のブログは、前回の佐藤しのぶさん演じるドナーさんのパン屋で働いている『フランク・ライリィ』役の江﨑泰介がお送りします。



鶴岡、郡山が無事に終わり、次に向かったのは八戸。



ここで、この度の山場の一つを迎えました。

今回使用させていただいた劇場は『八戸公会堂文化ホール』といい、なんと珍しいことに、大道具の搬入を舞台の『せり』を使って行います。



『せり』というのは、元々歌舞伎で使われた言葉で、舞台上の一部をくり抜いて上げ下げ出来るようにして、建物や人物を登場させたり、引っ込めたりすることができる昇降装置のことです。



今回の劇場では、大道具類を搬入口から舞台の下まで運び、その『せり』を使って舞台上へ運び入れました。





舞台上から見ると、こうなります。



これまでの役者生活で色々な劇場で公演をしてきましたが、この『せり』を使った搬入というのは、この八戸で初めて経験しました!非常に珍しい劇場です。



こちらの劇場は、客席も素敵です。



舞台上から撮ったものですが、前列5列あたりまでは自由に配置できる仕様になっています。今回は通常通りの使い方ですが、もしかしたら、カフェテラスのような配置にすることも出来るのかしら…?

もしそれが可能なら、客席の一部を俳優が演技で使ったりできそう…と、妄想が膨らみます。



客席を使った演技の幅がとても広がる可能性を感じました!

ステキな劇場をご用意いただいた八戸演劇観賞会の皆様、ありがとうございます!





さて、八戸の翌日は青森市への移動日。



この日、劇団昴の縄文博士、三輪学先生による三内丸山遺跡見学ツアーが開かれました!



ツアー参加者は、ストラウス博士役の宮本さん、アリス・キニアン役のあんどうさん、そして私、江﨑の三人です。



参加者全員、縄文遺跡にはあまり興味がないんですが、縄文時代について楽屋で熱く語る三輪さんの勢いに押され…。



入り口に到着したツアー一行。

発掘された土器が、見学できるように保存されています。



三内丸山遺跡の大きな特徴、大型掘立柱建物(おおがたほったてばしらたてもの)です。




柱の一つ一つがとても太く大きいです!

あんどうさんに横に並んでもらいました



実際に、その柱が建っていた場所も見学できます。




施設内にある博物館では、発掘された土器や石器、土偶が数多く展示されていました。




到着当初はそれほどでもなかった宮本さん、あんどうさんが、どんどんと縄文の魅力という沼にハマっていく様子は、三輪さんの登録しているYouTubeチャンネルでご覧いただくことができますので、動画が投稿されるのを皆さんお楽しみに!



と、縄文文化を見学して英気を養った翌日は青森公演です。



こちらでは、カーテンコールの花束の代わりに、たくさんのリンゴが入った籠をいただきました!

コロナ過の影響で会員さんからの手渡しが出来ないため、劇団員にその大役を任せることに。



担当したのは、近畿公演から裏方としてついてきてくれている準劇団員の新藤さん。



コロナによって、会員さんからの花束渡しが出来ない状況が続いていたので、とても嬉しかったです。

青森演劇観賞会の皆さん、ありがとうございます!



と、ここで時間となりましたので、次のブログ担当にバトンタッチしたいと思います。



最後に。



次の公演場所は仙台なのですが、朝、青森から移動すると非常に朝早くになるため、スタッフのみ、終演後に盛岡まで移動することになりました。



この日の夜から寒波が襲い、盛岡までの道中は雪模様。

今年の初雪、見ることが出来ました!





我々のツアーも、まだまだ続きます。

今後訪れる先でも、会員の皆様に喜んでいただけるよう頑張ります!
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 18:59 | comments (x) | trackback (x) |

  
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