「アシバー ~沖縄遊侠伝~」公演終了しました!
いつも劇団昴公演BLOGをご覧いただき、ありがとうございます。

3月28日に初日を迎えた『アシバー~沖縄遊侠伝~』ですが
無事、千穐楽を迎えることが出来ました。

そして、このアシバーBLOGも今回の更新をもちまして最終回となります。
いつもご愛読いただき、本当にありがとうございました。

記念すべき最終回は、我らが兄貴!「宮下 智」役の金尾さんからのメッセージを
お届けします。
それでは、どうぞ!


「『アシバー~沖縄遊侠伝~』 お陰様で無事公演を終えました。
 
沢山の方々のご来場、有難うございました。私、宮下智役をやらせていただいた金尾哲夫です。

公演中は好天気が続き、世間では花見には最適の日々のようでした。
勿論我々には花見などの余裕はなく、
自然の陽光の代わりに照明ライトを浴びる舞台公演の日々でした。

そして気が付くと、千穐楽にあわせるように、桜も散っていたのでした。
満開の桜もいつかは散るように、我々の舞台も熱く咲いてパッと散ったようです。


ところで公演が終わると<バラシ>という作業にとりかかります。
つまり舞台の取り壊し、片付けです。

私はこの時の空気が嫌いではありません。

そう、桜の様子に似ているのです。
つい先程までは、皆の熱い演技と共に舞台のセットや小道具など
それぞれが生きて花を咲かせていた舞台空間。

それが<バラシ>が始まると、だんだんと舞台は無機的な空間に移ろいます。
何か悲しいのは確かなのですが
そこには生の舞台の宿命というか、華々しく咲いて潔く散り去るという美学を感じてしまうのです。

何かいいじゃないですか。


取り留めのない私感を述べてしまいました。

さて今回の公演『アシバー』、皆様のご感想は如何でしたでしょうか。
この<ザ・サード・ステージ>は、元来若手役者の修業の場として発足いたしました。
現在もその精神は引き継がれています。

しかも今回は<LABO>公演。LABO、つまりラボラトリー。
つまり実験的公演の要素が含まれているのでしょう。
今回の公演の企画・制作のチーフ平林引太朗君(長間恒夫役)は何の実験をしようとしたのでしょうか。

確かにこの度の『アシバー~』は、これまでの昴ではあまり取り上げられる作品ではないように思われます。
しかしながら歌舞伎の世界でもアニメ作品を取り入れたり
ワイヤーで劇場空間を飛び回ったりする時代、
彼の実験は、やはり演劇の成し得る<可能性>を探っていたのではないでしょうか。


若者は色々な挑戦(実験)をします。
そこでは多少の成功もあるでしょうが、失敗も付き物です。

しかしそれらの行動は、貴重なものの発見に繋がるかもしれません。
勿論皆様方には厳しいご批評をいただきたいと思います。
と同時にご寛容の心で、暖かく見守っていただきたいとも願っております。
どうか今後とも<ザ・サード・ステージ>を宜しくお願いいたします。
素晴らしい舞台をお届けしたいと思っております!

最後に改めて『アシバー~沖縄遊侠伝~』、ご観劇有難うございました!!」





金尾さん、ありがとうございました!


最後になりましたが、連日、非常に多くのお客様にご来場いただき、ありがとうございました。
出演者一同、今回の経験を糧に、更に面白く魅力的な舞台をお届けできるよう
精進していきたいと思います。

これからも、どうぞよろしくお願いします!


| 稽古場日記::ザ・サード・ステージLABO『アシバー』 | 19:19 | comments (x) | trackback (x) |

  
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