暗いところで待ち合わせ 稽古場仕込み、立ち稽古開始
昼過ぎ
一台のトラックが稽古場に到着。

「暗いところで待ち合わせ」稽古場用の舞台装置が運び込まれる。

吸い寄せられるように稽古場へと入っていく大道具や資材たち・・・

また

吸い寄せられかけて入口で詰まりトラックに帰っていく大きすぎた道具たち・・・


入らなかった大道具を哀愁漂う表情で見送った後、稽古場仕込みの打ち合わせが始まる。


ちゃぶ台を囲み打ち合わせをする姿は
さながらサザエさん一家のような一体感を感じた・・・
稽古開始までの短い時間ですべての装置を組み終えるのは不可能と思われていたが、余裕を持って終える事ができた。
今後打ち合わせの際はちゃぶ台を使うべきかもしれない。



稽古開始時間が訪れる。

立ち稽古初日の段階で仮の照明を仕込み、我々の世界がどう見えるのか観察し調整する演出家・寺十吾。
我々が経験したことのない稽古方式。

役者達はすでに本番の舞台に立っているような錯覚に陥り、集中力が途切れることなく稽古は進む。
点と点を繋げるのではなく、一つ一つを積み上げ本質に近づいていく。


本番を最も楽しみにしているのは我々出演者なのかもしれない。
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『暗いところで待ち合わせ』 | 23:58 | comments (x) | trackback (x) |
暗いところで待ち合わせ 本読み終了
少しずつ真実を積み上げてきた読み合わせ。

今日、物語は
真相に辿り着く事となった。

明日からは台本を手離し、物語を俳優達が身体と心で体現する時間が始まる。

秋之桜子による脚本は乙一氏による小説の世界を離れ、新たな世界を構築していく事になるのでしょう。

溢れだす感情を羽交い締めにした言葉

嘘で塗り固められた真実


稽古終了後に行われたスタッフ会議はそれらを明確に届けるべく長い時間をかけ進んでいく・・・

| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『暗いところで待ち合わせ』 | 23:24 | comments (x) | trackback (x) |
暗いところで待ち合わせ 本読み
脚本、そして原作を慎重に読み解く作業。

出演者が取り零している真実を見抜き詰めていく演出家。

長い時間を使い、脚本・原作の中に潜む本質を浮かび上がらせる。
本読みでありながら、真実に近づく為あえて即座に立ち稽古に移行するシーン。



決して立たせず、真実を共有する為の時間を過ごすシーン。

綺麗事では済まされない事実が浮き彫りになっていく・・・


遠回りに見えても本質を掴む為の一番の近道を歩んでいるのかもしれない・・・
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『暗いところで待ち合わせ』 | 02:35 | comments (x) | trackback (x) |
暗いところで待ち合わせ 配役

・ミチルの母
望木祐子


・ミチルの叔母
遠藤英恵


・ミチルの父
佐々木誠二


・三島ハルミ
落合るみ


・男子中学生2/同僚2
奥田隆仁


・松永トシオ
中西陽介


・男子中学生3/同僚3/客の男
大島大次郎


・大石アキヒロ
小田悟


・男子中学生1/同僚1
舘田裕之


・女子中学生1
吉田直子


・警察官/同僚4
吉澤恒多


・本間ミチル
舞山裕子


・若木/会社員
原田康正


・女子中学生3/客の女
あんどうさくら


・二葉カズエ
本間薫


・本間ミチル
槙乃萌美


・大石アキヒロ
町屋圭祐


・女子中学生4
鈴木彩夏


・女子中学生2
林亜沙子
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『暗いところで待ち合わせ』 | 12:02 | comments (x) | trackback (x) |
暗いところで待ち合わせ 顔合わせ
11月29日
冬の匂いが漂い始める街。

一つの物語を紡ぐ為19人の俳優が稽古場に集まる。

「暗いところで待ち合わせ」稽古初日

現在配役は未公開

誰がどの役なのか・・・
不安 自信 嫉妬 友達 幸福 期待 無情 緊張 困惑 葛藤

様々な想いが錯綜する出演者たち


台本には触れさせず、唐突に始まる寺十吾によるワークショップ


・目を瞑り、視覚以外の全感覚を駆使し虚言が飛び交う中真実を探す

・自らの信じるものを言い争い、笑いあい、時には罵倒しあう

野心家 能天気 策略家 自己主張の強い者 自己主張の弱い者

俳優たちの個性が露呈する瞬間。
それらすべてが物語に繋がる道標。


秋之桜子の手により小説から新たに生まれ変わった脚本。


二人のミチル

二人のアキヒロ

物語を繋ぎ合い、掻き乱す登場人物たち。

舞台版「暗いところで待ち合わせ」本格的に始動。
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『暗いところで待ち合わせ』 | 22:48 | comments (x) | trackback (x) |
予告パフォーマンス本番
「暗いところで待ち合わせ」
  予告パフォーマンス
   チェロと朗読
シアターグリーンにて上演されました。

上演風景を一部公開いたします。



さて、
ご覧になった方々の中には気付いた方もいらっしゃるかもしれません・・・
今回の朗読では、一切本編の事件や物語には触れていないのです。
主人公のミチルとアキヒロそれぞれの過去や現在の心情にスポットを当ててみました。


2012年1月9日 シアターグリーン BIG TREE THEATER
坂本弘道氏のチェロの中、深い闇を抱く孤独な二人が、今度は舞台上で「出会い」 物語が紡がれます。

どうぞご期待下さい。

このたびは予告パフォーマンスにご来場下さり、誠にありがとうございました。
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『暗いところで待ち合わせ』 | 09:18 | comments (x) | trackback (x) |
チェロと朗読、稽古
稽古場に響き渡る、坂本弘道氏が奏でる音。
果たして音という表現でいいのか?そう伝えていいのか?答えが見つからない。



音 音楽 曲 メロディー 旋律 音色 演奏・・・


他にも言い様はたくさんあるのに、どの言葉がただしいのか

さっぱりわからない。


どの言葉でも良いような気もするし、どの言葉も的外れな気もする。

「表現方法がわからない」
という実感を、現在「快感」に感じてしまっている。
的確な表現方法を知っている人が、どこかにいないか?
・・・いたらご一報下さい。切実にそう願う。




坂本氏の奏でる「暗いところで待ち合わせ」の世界、そして


吉田直子
本間薫
鈴木彩夏



小田悟
奥田隆仁
町屋圭祐

の朗読。


寺十氏の演出により掘り起こされる

ミチル、アキヒロの
闇 光 風景 過去 現在 そして・・・

チェロと朗読が 共に寄り添い 時に互いに拒絶しあい 構築されていく
空間。

沈黙の時でさえ続く
物語。

小説とも映画とも、そして舞台本編とも違う

「暗いところで待ち合わせ」

10月9日に向けて静かに進行中・・・
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『暗いところで待ち合わせ』 | 15:00 | comments (x) | trackback (x) |
暗いところで待ち合わせ
都内某所にて「暗いところで待ち合わせ」キャスティングオーディションが行われました。



写真左から
原作者・乙一さん
脚本家・秋之桜子さん
演出家・寺十吾さん
演出助手・岡野正一さん


たとえ劇団の仲間であろうとも、オーディションともなれば全員ライバルです!
独特の緊張感が漂います…

まもなくキャスティング発表となります!
乞うご期待!!!


まずは10月9日に上演される
チェロと朗読による予告パフォーマンス
に向けて活動開始です!

予告パフォーマンスは入場無料!!
昴チケットコールにて絶賛予約受付中!!!

皆さんのご来場、心よりお待ちしておりますッ!!!!
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージ『暗いところで待ち合わせ』 | 01:21 | comments (x) | trackback (x) |

  
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