4年振り

こんにちは!
司祭,他役の笹井達規です。
「評決」は2018年が初演で、4年ぶりの再演になります!
4年前とは!遥か彼方、昔のように感じます。
思えば色々と世界が変わってしまいましたね。
こんなパンデミックは無くて、稽古後は皆でよく呑みに行きました。

(あぁ…また皆でワイワイ飲みたいなぁ。)

今は打ち上げも無いし…寂しいですが仕方ないですね…

世界が変われば、それに適応するのが生き物です。
稽古頑張っていきましょう!

新しいキャストも入り、演出もますますパワーアップ!
この4年ぶりの「評決」が、客席の皆様にどう化学反応を起こすのか!?
乞うご期待!!
| 稽古場日記::評決 | 00:24 | comments (x) | trackback (x) |
『評決 再始動』

本日より、『評決 The Verdict』の稽古が始まりました!

2018年に本邦初演の作品が新キャストを迎え、新演出で再始動しました。

8月31日〜9月4日が東京公演。その後、神奈川県、長野県の演劇鑑賞会・市民劇場への巡演に参ります。

まずは無事に本番が迎えられるように祈りつつ、皆様にお届けできる日まで、万全の対策をして一同、稽古に臨んでいきます。

劇場でお会いできる日を楽しみにしております!



矢﨑
| 稽古場日記::評決 | 21:40 | comments (x) | trackback (x) |
中国ブロック巡演 終演

「アルジャーノンに花束を」チャーリー役の町屋圭祐です。
四週間に渡る、中国ブロック巡演が終演しました。
全22ステージを終えられ、ホッとしています。
少しずつ収まってきている兆しはあるとは言え、コロナによる公演中止やキャスト変更など、まだ聞きます。
そんな中で、座組みひとりも欠けることなく終えられたのは、幸運でした。


※撮影時のみマスクを外しています。

今回も、演劇鑑賞会・市民劇場の方々と、ロビー等で交流する事は出来ませんでした。
劇団を支えてくださり、演劇を愛して下さっている会員の方々の声を直接聞きたいです。
舞台の良かった点、悪かった点、いろいろな感想を聞いて、自分たちの糧にしたいです。
そういう機会が復活する時を願って、劇団昴は今後も活動を続けて行きます。

岡山市民劇場の例会から始まり、山陽地方、山陰地方を周り、倉敷演劇鑑賞会で終演した22ステージ。
一度たりとも、同じステージはありませんでした。
もちろん「アルジャーノンに花束を」の物語は同じなのですが、舞台上で起こることが毎ステージ少し違うのです。
その日の俳優のコンディション、
劇場の大きさ、
マチネかソワレか、
開演前の観客席の雰囲気、
本番中のスマホの音、
小道具のロールパンがトレイ事ひっくり返るトラブル、
等々……。
いろんな要素が混ざり合い、一期一会の化学反応が起きる場。
それが演劇なんだとあらためて思いました。
なにも起きない事もあって…、それも含めて演劇の不確実性を感じます。

会員の皆さんは、直接劇団側と接することができない中、いろいろな創意工夫をして僕たちを迎えて下さいました。
寄せ書きを楽屋に送って下さったり、キャスト一人ひとりにお手紙を下さったり。
中でも印象に残ったのは、米子市民劇場さんが、楽屋前に、マスクで出来た花束を届けてくれた事です。
コロナ禍を逆手にとって、且つ、今回の作品名に引っかけた贈り物はとても素晴らしかったです。



岡山、福山、周南、柳井、広島、いずも、松江、米子、鳥取、倉敷玉島、安佐南、西大寺、倉敷、の演劇鑑賞会・市民劇場の皆さま、本当にありがとうございました…!
また皆さまにお会い出来る時を願っております。

劇団昴「アルジャーノンに花束を」チームは、ちょっとの間、お休みをします。
次は今年の9月、四国巡演があります。
おそらく、この演出・キャストでは最後になるかと思います。
五年間の集大成を四国の皆さんにお届け致します。
どうぞお楽しみにしてください。

町屋圭祐

| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 21:01 | comments (x) | trackback (x) |
倉敷演劇鑑賞会
アリス・キニアン役あんどうさくらです。
ひと月近くあった中国地方の巡演もいよいよ最後の地となりました。

中国ファイナルは倉敷でございます!
岡山に始まり、岡山に終わる今回の公演。
五月の初めに路面電車に揺られて会場に向かったのが随分と前のように感じます。


中国地方巡演は12ヶ所のホールで公演をします。
ホールが違えば、ホールの大きさも形も違います。
声の響き方も違いますし、音楽向きのホールなどでは、セリフが聞こえにくい席があることもあります。
旅公演では大きなホールが多いので、舞台前にマイクを設置してありセリフを拾ってくれています。



こちら、バウンダリーマイクというそうです。
このマイクがあるおかげで、横向きでも後ろ向きでも、音楽が流れているシーンでもセリフを客席に届けることができるのです。
その繊細な調整をされているのが、音響さん。



音響席は、毎回客席の後ろの方にあり、そこから舞台を見て操作されています。
ほんとーーーーに!頼もしい限りです…!

音響さんだけでなく、照明や舞台部の皆さん、そして市民劇場のみなさまに支えられて、無事に最後の地で舞台に立てることができました。
千穐楽の本番前、会員の皆さんがロビーにいらっしゃる前にそっと伺いました。



ロビーには皆さんの楽しみにしている声やお芝居の感想が、花束のように飾られていました。
あたたかいお言葉に目が潤みつつ、楽しんでいただけるよう頑張るぞ…と身が引き締まりました。
コロナ禍のため直接の交流は難しいですが、このようにあたたかく歓迎の気持ちをいただき、本当にうれしかったです。


倉敷の劇場、芸文館は美観地区にも近く、初日の仕込みの後にはご飯がてらお散歩へ。
友人からオススメされていた「くらしき桃子」にて、ちゃっかり枇杷パフェを食し英気を養ったのでした。
いやあ、中国地方美味しいものがたくさんで…すっかり魅了されてしまいました…うっとり。



最後までひとつの公演もかけることなく無事に千穐楽を迎えることができたのは、本当にすごいことだと実感しております。
観に来て下さる方々の中にもそれぞれ日常があり、コロナ禍での観劇はいつもと違う緊張感や不安もあったことと思います。
そんな日々の中で今回足を運んでくださったことに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
観に来てくださったみなさまの心に、何か残る舞台なっていることを願いつつ。




千穐楽、終演後の一枚。


あんどうさくら
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 09:59 | comments (x) | trackback (x) |
西大寺市民劇場
劇団昴のブログをご覧の皆様、おはようございます!ウインズロウ、他を演じている、新藤真耶です。

今回キャストとしての旅公演は初めてでした!
そう!初旅!そして中国地方にも、人生初上陸です!

ずっと大切にしてきた作品と共に初めての土地でお芝居ができること、何よりも嬉しい毎日でした。本当に感謝ばかりです。ありがとうございます。

そんな中国ブロックも残りわずか!!!さみしい!!!




さて、今回はここ西大寺にやってきました!街並みがとても好きで個人的なお散歩を大分楽しんでしまいました。

お散歩中には風景でなく足元もチェックしているのですがこちら!



桃太郎が…!!!なんと心強い消火栓のマンホールなのでしょう!だがしかし!このマンホール見たことがある気がするぞ!?



こちらなんと最初に訪れた岡山で撮ったものです。
同じ岡山県内でもデザインがなんだか違う…!
こんな発見も下を向いて歩く醍醐味なのです。



そしてホールの近くにある、西大寺に到着!
天気も良く気持ちが良い!なんだか空気もいいから落ち着いた気持ちになる!最高だ!

あれ?あれれ?誰かいるぞー??



拡大したらわかりますでしょうか?フランク役の江﨑さんです。(こちらたまたま出会ったため、隠し撮りしておりますが本人に許可はとりました)

序盤で岡山のブログを担当されていたジョウ役の加藤さんとこちらの江﨑さん、「看護師」と「若い女」のシーンでご一緒しており劇中でもお世話になっています。



お散歩から帰って楽屋をご紹介!
金髪です。楽屋では赤い女とも呼ばれています。
前回のブログを担当していた金髪の方、フェイ役の真理子さんには若い女へと早替えするときに手伝っていただいています。



楽屋は女性全員同じ部屋になったり、別々に分かれたりとさまざまです。

今回の楽屋はキャスト兼スタッフの女性3人チームでした。
一緒に写ってくれているのは、衣裳担当の宮田さんです。実は私も以前、衣装担当のポジションで、アリス役のさくらさんの早替えを手伝っておりました。今は宮田さんにその仕事を引き継ぎいでもらってます!ほんとに心強い後輩に助けられている毎日…!ありがとう!!!



そんな西大寺でしたが、名残惜しくも駅前の裸祭りの像に見送られ、次の場所へ…!



こちらは、劇場の近くにあった像ですがこんなにも同じ銅像があるんです!!圧倒されます!!天下の奇祭と呼ばれるのも納得です。

早くコロナが落ち着いてお祭りが例年通りに開催できることを祈っております。(タクシーの運転手の方にお話を伺いましたがわくわくドキドキでした)

お芝居でも、お客様とご面会させて頂くことが難しい状況が続いています。
それでも暖かい拍手を頂いたり、ほんとうにありがとうございました!
またいつかもっとパワーアップして帰ってきます!宜しくお願いいたします!

それでは!中国地方にもっと居たい〜!!!の新藤でした!!
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 19:46 | comments (x) | trackback (x) |
ハァイ!安佐南
ハァ~~イ。フェイ・リルマン役の望月真理子です。こんにちは。

楽しい時間はあっという間ですね。
中国地方を回らせていただいて、もう残りのステージ数は片手の指の本数で足りるほどになりました。

寂しい!!実に楽しい旅周りでした。

劇団昴を、「アルジャーノンに花束を」を招いてくださって、本当にありがとうございます。
皆様の暖かい歓迎や、ご尽力にパワーを貰い、日々芝居が深まっていく。
私、まァ~だ若輩者でございますが…ナマイキながら、芸術の力をひしひしと感じております。

さてさて、私、ぺらぺらとま~ァ喋る役柄をやっておりますが、本人はこう見えて不器用なもので。
可愛い相棒にバトンタッチさせていただきますね。 


~~~~~~

ハァイ!
皆、僕のこと、覚えているかい?

アルジャーノン?
ミニィ??

ノン・ノン。
僕の名前はシュバール!!
「アルジャーノンに花束を」の…マスコットってところ!

(座組の人でも時々僕をアルジャーノンと間違えるんだけど、彼とはイイ友達だから、それはそれで嬉しいんだ!)


今日は安佐南市民劇場の皆さんと公演をするんだ。
さぁ、恒例の劇場紹介といこう!



会場は「マエダハウジング安佐南区民文化センター」。
裏手を古川って川が流れてて、芝の生えた土手があって…この日は陽気もよくって、外を駆け回るには最高の1日だよ!

まぁ、僕はそんな日に劇場で、お芝居を観るのも好きなんだけどね。
では、僕はカンケイシャなので、楽屋口から入ろうかな。





今日も絶好調!世界一清潔なネズミになったよ!
さぁ、劇場に入ったら、まずはインフォメーションをチェックしないと…



わぉ~!
安佐南市民劇場の皆さんの日々の活動の賜物です、すごいことです!
おめでとうございます~!!!
たくさんの人に観てもらえるなんて、ヤクシャ冥利に尽きるってものさ。今日も張り切って、舞台に突入だ!





客席から見ると、改めてシンプルな舞台セットだなぁって思うよ。
この無機質なカラーリングこそ、中で繰り広げられるドラマを引き立ててくれるんだよね。

そんなこんなで、「場当たり」の時間になってしまったぞ!舞台集合だ!
舞台の立ち回りの、確認をしなくっちゃ…


↑真ん中で若干白とびしているのがシュバールです。

さぁ、これで全てが整った!
僕はお茶場に帰って、鋭気を養うとしよう。
チャオ~!

~~~~~~~~~~~~
安佐南市民劇場の皆様、ありがとうございました!!


望月真理子
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 18:50 | comments (x) | trackback (x) |
『アルジャーノンに花束を』倉敷・玉島公演ブログ
いつも劇団昴ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回の記事は、パン屋チームのフランク・ライリィ役の江﨑が担当します。

乗り打ちバラシ4連続という、今回の中国ブロックツアーにおける大きな山場を無事に乗り越え、鳥取から倉敷・玉島まで移動しました。

鳥取の出発は12時。なので、午前中は束の間の休息です。
身体を休めるため、出発時間まで部屋で待機する人や、鳥取の会場裏手にある鳥取城跡のある小高い山を登る人など、めいめいの時間を過ごしました。

私は、鳥取砂丘へ向かうグループに同行。
人生二度目の砂丘、しかも初回はまだ小さかったため、全く記憶に残っておらず、事実上の初砂丘でした。

目の前に広がる、広大な砂地…そして遠くに見える青い海!
まさに圧巻の一言です。



そして、旅メンバーは貸切バスに乗り、一路倉敷・玉島へ。

玉島の会館は、搬入口のすぐ近くを川が流れる素敵なところでした。

川から吹く風が、搬入作業で火照った身体に心地よく、心なしかいつもより汗をかかずに作業が出来た気がします。

その搬入口がこちら。



そして、会館のすぐ近くには羽黒神社があり、お昼休憩の時間にお参りして来ました。



この神社は小高い丘の上に建てられていて、上からは玉島の街並みを一望できます。

会館は…奥に見える茶色の建物かな?



神社の近くには、古い街並みを残す場所もありましたが、今回はあまり時間に余裕がなくて見て回れなかったので、次に訪れるときの楽しみに取っておこうと思います。


最後になりますが、今回は特別に楽屋の写真をお見せしましょう。
楽屋では、役者それぞれに化粧前と呼ばれるメイクスペースが与えられ、そこにメイク道具や飲み物、舞台上で身につけるアクセサリーなどを準備します。
中には、お気に入りの小物などを置いて、自分がリラックスしてキャラクターに没入できるように整える人もいます。

そして、これが私の作る化粧前の写真です。



何やらゴチャゴチャと物が置いてあるように見えるかもしれませんが、この配置が自分にとってのベストポジション。
どこの会館に行っても、スペースに余裕がない場合以外はこの置き方です。

なんだか男性のメイク道具とは思えない物がありますが…これ全て、『アルジャーノンに花束を』の、とあるシーンで使うために揃えました。

それは一体どこのシーンなのか…この作品をご覧になった方は思い当たる場面はあるでしょうか?
そして、これから観劇される方は、どの場面で使われるか楽しみにしていてください!


玉島の公演が終わると、6月に突入!
『アルジャーノンに花束を』の中国ブロックもいよいよ終盤です。
メンバー全員、怪我や病気に気をつけて、万全の体制で残りのステージも頑張ります!

江﨑
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 17:40 | comments (x) | trackback (x) |
松江市民劇場! 米子市民劇場! 鳥取演劇鑑賞会!
松江市民劇場



なんと、約30年前に『アルジャーノンに花束を』の初代牛山チャーリーがこの地で巡演をスタートさせたとか!
その時に観劇した方も何人かおられるようで。
今回の3代目町屋チャーリーを含めこの座組、いかがでしたでしょうか。
カーテンコールでの暖かい拍手に毎回ホッと胸をなでおろします。嬉しいメッセージカードと素敵な日本人形の折り紙付きの栞をありがとうございました。



こちらの写真のアルジャーノンとチーズ、今回の座組での初旅、近畿地方でいただいたものです。この頃はまだコロナもなく交流会などで直接感想をうかがう機会もありました。またそんな日がくることを願って!



こちらの写真は開場前の舞台で準備をしている研究所の2人と、今回からスタッフ参加で初旅の須々田くんです。
チャーリーのお母さん、ローズ役の大矢でした~






米子市民劇場

おはようございます。
ノーマ役の染谷麻衣です。
鳥取は米子にやって参りました。

今日は本番中に私がお世話になっている劇団員スタッフを紹介します。
スタッフ紹介二度目かもしれませんが(笑)

田中久也くんと落合徹くんです。

↑田中くん

↑落合くん

上手担当の二人には袖中でたくさん介錯してもらっています。
私が物に突撃しないように安全を確保してくれたり、走る時に足元を照らしてくれたり、幕を介錯してくれたり。
二人がいないとノーマは安心して走れません。
いつもありがとう!

落合くんは、チャーリーの勉強教材「覚えましょう 思い出しましょう」の声の主です。
いい声ですよねー!



下手担当の上林未菜美ちゃん
ノーマのテストを採点してくれています。
テストのAをやってくれました!



今回初旅で衣裳チーフの宮田瞳ちゃん
衣裳のメンテナンスにお茶場と色々やっています。



チャーリーの早替えと下手担当の須々田浩伎くん。
上手へ行ったり下手へ行ったり、いつも歩き回って頑張っています。



とてもとてもお世話になっている舞台面にあるマイク。



石田さん、上林さん、染谷。
上林さんと写真を撮っていたら石田さんもいつの間にか後ろに(笑)
おちゃめさんな先輩でした。

全員で最後まで走り抜くぞ!

ノーマ役 染谷麻衣





鳥取演劇鑑賞会


今日は鳥取演劇鑑賞会の例会、こんにちは、ジンピイ役の山口研志です。
ここ最近は、いずも、松江、米子、鳥取と一回のみの公演が続いています。

この中国ブロック巡演のある場所での話です。終演後に1通のメールが届きました。私個人の話で恐縮ですが、演劇系専門学校で若手の指導を行っています。そのメールの送り主は8〜9年前の生徒で、とても有能な印象に残る生徒でした。メールの内容は、
「先生、覚えていらっしゃいますか、〇〇です。今日の舞台観劇しました。とても素晴らしかったです。」

その生徒は地元に戻って生活を送っているそうで、本番当日に街中で演鑑連のフライヤーをみて、劇団昴かぁと思い見たら昔の先生が出ている!とビックリして当日に会員になって観劇してくれたそうです。

そのメールがどれだけ私を興奮させたことか、もう嬉しくて嬉しくて!

そして私は気が付きました。今日客席にいる会員さんに会えるのは今日1日だけ。それは奇跡に近い結び合せ。各地各地の演鑑連の皆様が入念に準備して頂き、我々は東京を拠点に入念な稽古を積み重ね、コロナ禍にも対応してきました。



今日の鳥取演劇鑑賞会の例会も1日限りです。この一期一会の出会い・・・一回一回を大事に、そして楽しんで演じることの意味をかみしめています。

生徒からのメールの結びにこんな事が書いてありました。

「先生、相変わらず格好良かったです」

うううっ、そんな事を言ってくれるのは君だけだ!ありがとう〜。

次も1回限りの公演、倉敷玉島へ移動します。

                山口研志
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 15:26 | comments (x) | trackback (x) |
出雲とご先祖様と私。
父親マット役の三輪学です。
座組は島根県は出雲の地にやってまいりました。
初日は広島から出雲への移動のみの日であったこともあり、
メンバーの何人かは到着後『出雲大社』に参拝に行きました。



えーっ、出雲といったら出雲大社、またこの話題ですか…

と、お思いの皆様も多いかもしれません。
とくに、いずも演劇鑑賞会の皆様は

はいはい、そうですね

と、聞き飽きてしまっているかもしれませんね。

ちょっと待ってください!

わたくし三輪学の参拝には、一味も二味も違った意味合いがあるのです!

と、大きく出てみました。

わたくしの三輪という姓、これ本名なんですが、
『三輪氏』といえば太古の豪族であり、
出雲大社の主祭神である大国主大神【おおくにぬしのおおかみ】の子孫であるといわれているのです。
えっと、諸説あるお話でありますが。

諸説ございますという便利な言葉を使って、一応逃げ道を作っておきます。

…いや、弱気ではいけません、

出雲にきて出雲大社という定番ネタを持ち込んだ以上、
その期待を上回らねばならぬのです。

もしかしたら私は出雲王朝の末裔かもしれないのです!
わたしは帰ってきたのだ!この出雲の地に!


※なんと!三つの輪がこんなところに!まさに三輪!
(かつてあった巨大な柱、宇豆柱の跡ですけど。)

三輪と言えば、奈良には三輪山という有名な山があります。
そこにあるのが大神神社、【オオミワじんじゃ】と読みます。
神=三輪です。もう、これは私が神のようなものです。

…そろそろ怒られるので、冗談もほどほどにしておきます。

大神神社は日本で最も古い神社といわれていて、
三輪山がご神体そのものという珍しい神社です。
祭神は大物主大神【おおものぬしのおおかみ】であります。

日本の神話というのもなかなかややこしいものなのですが、出雲大社の大国主大神、大神神社の大物主大神、
諸説あるとは思いますが、同一神といわれております。

出雲大社のホームページのよくあるご質問に書いてありますので、概ね間違ってないと思います。

ポジションによって呼び名がかわるとかなんとか…

俳優・三輪学と、舞台監督・三輪学のようなものでしょうか。
俳優だろうと裏方だろうと、私は私なのであります。

さぁ色々とつながってきましたね。

でも、昔に我が三輪家のルーツを親族に聞いてみたところによると、
三重の出で、本家の金を盗んで東京に出てきて、一時は莫大な財を成し、
板橋駅近辺の土地を牛耳っていたらしいのですが、映画館を作るという儲け話に騙されて
没落した一家らしいので、たぶん出雲王朝とは関係ありません。すみません。

しかし、現在劇団昴が活動の拠点にしているPit昴が板橋区にあるというのは、何かの縁かもしれません。

そう、縁なのであります。
縁結びで有名な出雲大社ですから。
こうやって三輪姓のわたくしが出雲の地で舞台に立てるというのは、
もうこれはご縁があると言わざるを得ないわけであります。

ましてやこのコロナ禍です。
運営サークルのみなさんはもちろんのこと、たくさんの方々の準備に助けられ、無事上演が続けられています。

今回の巡演が無事成功しますように…
そして、また以前のように心穏やかに観劇の席についていただける日が来ますように…

きっとみなさんと同じ願いをこめて、参拝した次第であります。

〆のご縁は、この『願い』について。

『アルジャーノンに花束を』の登場人物は、みんな強い願いをもって物語に登場してきます。

チャーリィの家族たちの願い、働いているパン屋の同僚たちの願い、
施術を行った医療研究チーム、それぞれの願い。
もちろんチャーリィ本人の強い願いと、彼に寄り添うアリスとフェイ、2人の女性の願い…

ときにぶつかり合い、ときにはすれ違うこの願いが、『アルジャーノンに花束を』という作品の
ドラマの軸のひとつではないのかなぁと、個人的には感じております。

すでにご観劇いただけた方は、『願い』をキーワードに思い出していただけると、
各登場人物への印象がまた一味変わって感じられるかもしれません。
そして、これからご観劇いただける方は、是非頭の片隅に『願い』を置いて観ていただければと思います。

今回の巡演も折り返し地点、最後まで無事走り抜けられるよう強く【願い】、
【ご縁】を大事にしつつ、また次の公演へと進んでまいります!

三輪学
| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 16:22 | comments (x) | trackback (x) |
広島市民劇場!
『アルジャーノンに花束を』中国地方巡演も中盤戦、広島での公演です。
まだ5月ですが、夏のような暑さでした。
搬入・搬出をお手伝い頂いた鑑賞会の皆様、暑い中ありがとうございました。



広島の整然とした都市の中に路面電車が走っている雰囲気がとても好きです。
晩ご飯は、もちろんお好み焼き!東京でも食べられはしますが、やはりご当地で食べるのが一番!
有名店で食べたのですが、店員さんのほとんどがベトナム人だったのでちょっと不思議な感じがしました。



「松山啓太と申します。広島県三原沖の佐木島の者です。・・・」
3月に私が出演した劇団昴公演『一枚のハガキ』の中の台詞です。先日の移動日に、少し足を延ばして佐木島を訪れてみました。
気持ちの良い潮風に鳥のさえずり。とても癒やされました。


そして、バスは中国山地を一気に駆け抜け、山陰へ!!




中西陽介

| 稽古場日記::アルジャーノンに花束を | 17:36 | comments (x) | trackback (x) |

  
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