アシバー 謎めいた舎弟たち
皆様、こんにちは。「アシバー~沖縄遊侠伝~」ブログ担当の服部です。

仕込み、小道具の搬入を経て、ますます初日に向けての稽古に熱が入ります。
本番用のセットや、小道具に触れていると、自然とテンションが上がっていきますね♪



さて、今回のキャスト紹介は…


金尾さん演じる宮下の子分、知名高志役のお二人さん!
宮下の子分はこの高志と昌吉ですが、高志が先輩ですね。

Aチームの桑原良太さん、Bチームの江﨑泰介さん。

身内の話で恐縮ですが、まだ、稽古が中盤に差し掛かる頃までは
先輩の金尾さんがお仕事でお休みの際、このお二人が、実に見事に兄貴分の代役を担当してくれました。

私も若い頃、先輩方の代役をやらせていただきましたが、見るのと演るのは大違い!
ものすごく緊張して、失敗も多かったですね~汗

モノマネではなく、人様の芝居をきちんと踏襲するのは難しいのです。
先輩の動きや芝居の特徴を頭に入れ、的確に動き、台詞を発しなければいけません。
好き勝手にやると、チームに迷惑がかかります。
でも、やはり個性というものは出ますし、代役をやる力量が、その役者の力量と判断されます。

お二人は、そこは素晴らしかったですね!

二人とも、自分の役をやりながら、金尾さんの芝居を研究しているわけですから
稽古場ではなかなか気を抜けなかったと思います。



頼もしい後輩たちの姿を見ながら、自分の若手時代の不甲斐なさを思い出して反省しておりました。
代役も、プロンプも俳優として成長するにはとても有効です。
若い時に、ちゃんとやるかやらないかで、将来大きな差が出るものだと、今になって実感している姐さんです。




●写真向かって右の、Bチーム高志役の江﨑君

彼とは「ふくろう」や「グリークス」で共演しています。
最近では、外部公演で「フィガロの結婚」も一緒になりました。

彼の軽やかさや、特徴のある声や台詞回しは心地よいものです。
「リア王」のような重厚な悲劇でも、彼の演じる従者オズワルドは愛嬌がありました。
大先輩女優一柳さんにぶたれるシーンも印象的でしたよ(笑)
今回も彼の魅力が発揮されるでしょう。

それにこの、高志というオトコ、ちょっと謎めいた部分もあるのです。
そこをどう演じてくれるか楽しみですね。

 

●写真向かって左の、Aチーム高志役の桑原君
彼とは昴では「街と飛行船」で共演しましたが、ほとんど絡みのシーンがなかったのです。

今回は同じチームで、姐さんと舎弟という関係でご一緒します!
桑原君は、飄々としたたたずまいが何といっても印象的で、曲者キャラを演じるのが得意です。
ニコニコ笑っていながら、実は深~く人の心を読んで、自分のとるべき行動を考えているのでは!
・・・と姐さんは思っていますよ(笑)

猪崎監督のワークショップで彼の芝居を見ていましたが
監督も彼のことを『なかなか面白い奴!』と可愛がっているのを感じました。



高志というオトコは、一筋縄ではいかない舎弟です。
昌吉の面倒も見ながら、自分の立ち位置をしっかり守っているのではないかしらん。
ラスト近くで、あっと驚く行動に出ますが、そこはこの役の見せ場ですね~。
もっとお話ししたいけど、これ以上はネタバレになるので我慢します(笑)

ちょっと癖のある、宮下兄貴の舎弟、知名高志。お二人の芝居にこうご期待!!


ちなみに、お二人さんが、帽子やフードを着用しているのは、本番用に髪をセットしているのです。
ちょっとまだヒ・ミ・ツね♪
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージLABO『アシバー』 | 07:34 | comments (x) | trackback (x) |
アシバー 大道具仕込みしました!
先日、稽古休みをとって、「アシバー~沖縄遊侠伝~」の大道具仕込みがありました。

稽古場ブログ担当の服部です。日本各地で桜の開花が始まりましたね。

「アシバー~沖縄遊侠伝~」は、ザ・サード・ステージのラボ公演です。
このラボ公演という企画は予算も限られており、少人数の編成です。
そのため、スタッフワークに関しては色々大変なことがあります。

制作トップでもある平林君や、大道具の三輪学君、舞台監督の加藤和将君
そして若手男性キャスト(江﨑泰介君、桑原良太君、福永光生君、落合撤君、遠藤鮎喜君)が
舞台の大道具を製作していきます。



今回、非出演者の劇団員の協力も仰いでの作業となりました。
手伝ってくれたのは、田徳真尚君、矢﨑和哉君
そしてこの四月から研修生として更なる修業を積むことになった、新人の山本 樹(やまもと たつき)君!

この舞台がどんな空間になるのか、皆様には楽しみにしていただきたいと思います。


最近ではこの劇場空間に、ヨーロッパの雪原、そしてそこに力尽きて横たわるセイザー(馬)と幌馬車が現れました。
小沢寿美恵さん演じるジプシー女性ドラーナの佇まいや衣装から、Pit 昴の空間が異国情緒あふれたものになりましたが
我らが「アシバー」は、夏の沖縄の土建会社事務所(笑)!

まさに変幻自在のPit昴でございます。これこそ舞台の醍醐味ですね。


では大道具が大分仕上がってきたところで、小道具も少しご紹介します。

まずはこちらから。



●こちらは、沖縄の民芸品でもある、クバ扇(クバオージ)です。面白い形してますね。
ヤシ科の植物を加工してあるものです。沖縄の夏らしさが出てますね。




●事務机に何気なく置かれているボールペン…よ~く見ると、「オリオンビール」のロゴが!(笑) 
こんな些細なところにも沖縄感にこだわっております。




●カラフルで華やかな紅型プリント生地、これは事務所の炊事場の出入り口にかかっています。
ここもよく役者が出入りしますよ。




●そして、オリオンビールの空き缶! ま、これは基本ですね(笑) 



ご紹介した小道具が誰にどう使われるかも、ぜひじっくり見てくださいね♪
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージLABO『アシバー』 | 09:41 | comments (x) | trackback (x) |
アシバー、ピットインしました!
 「アシバー~沖縄遊侠伝~」チーム、ブログ担当の服部です。

先月からPit 昴にて、試演会や卒業公演、Page公演など、実に様々な公演がありました。
このようにアトリエが賑わうのは昴の一員として、本当に嬉しく、そして有難く思います。
本当に皆様のご支援あってですね。深く感謝しております。

さて、Page3「セイザーとドラーナ」が千秋楽を迎え、別場所で稽古中だった我らアシバーチームも
いよいよPit 昴に稽古場を移し、初日の幕が開くまでここで鍛錬を積んで参ります!
アトリエを持つことの幸せを、本当にひしひしと感じます。
本番で使用する舞台で思う存分お稽古できますし、徐々に仕上がっていくセットや、揃っていく小道具
衣装を着用しての稽古で、皆のボルテージが上昇していくのですよ。

 

さて、今回のキャスト紹介は…!


タイトルロールを演じる、男たち!沖縄アシバーの、「カッちゃん&コーちゃん」コンビです。

右から…上原勝男役の佐々木誠二さん、知念浩二役の福永光生さん。



ちなみにお二人は、シングルキャスト。
このお二人、生粋のウチナンチューの役です。
沖縄地方の独特の方言や舞台上のアクション、長台詞もあったりと
メインの役どころなだけになかなか大変そうですが、アシバーというキャラクターを
自由に嬉々として演じているようにお見受けします。

佐々木さんとは、最近では「グリークス」で共演させていただきました。
大柄で鍛えあげられたボディに、太くて迫力満点のボイスで圧倒的な存在感を発揮されていました。
復讐を成し遂げ、雄叫びをあげるアイギストスは、間近で見ていても怖かったですね~。

今回はヤクザと対等に渡り合うアシバーですが、ただ強いだけでなく、カッちゃんが辿ってきた人生の光も闇も
繊細に、そしてエネルギッシュに表現なさっているように思います。


福永君とは「グリークス」や「ふくろう」で共演しました。
残念ながら、この二つの作品では、ガッツリ絡むシーンがなかったのですが、
今回、福永君のコーちゃんと波子役の私は、大いに絡むのです。

福永君と言えば、若くても頼りがいのある、落ち着いたイメージがあったのですが
今回のコーちゃんは、真逆!すご~く、ユニークなのです!
しかも個人的な感想ですが、つぶらな瞳がなんとも素敵!
あの目で見つめられると、なんだかキュンとしてしまうのでございます(笑)
福永君の新境地なるか!? 先輩としても大いに期待するところであります。

お二人の演じるアシバーコンビ、乞うご期待です!
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージLABO『アシバー』 | 23:09 | comments (x) | trackback (x) |
「アシバー~沖縄遊侠伝~」より、稽古場レポートです!
先日、なんと、A,B両チームで通し稽古を敢行!

初日まで、まだ20日近くある中で、ノンストップで「通し」というのはかなり早いです。

猪崎監督は、映像の監督だけあって、俳優の「集中力」を重要視します。
我々新劇団の俳優は、舞台の立ち位置や、見え方など色々気にかけながら
時間をかけてシーンを作っていくことが多いのですが
猪崎監督は、まだまだ舞台上での位置や細かなきっかけやタイミングにこだわるより
今は、兎に角その役になり切って、「生きる」ことを要求し、今回の通しに踏み切りました。

マスコミの仕事で、キャスト全員揃わない「通し」でしたが、監督の鋭い眼光の中
心地よい緊張感で、無事(?)初の通し稽古を終えました。

通し稽古の利点は

・物語の全体の流れをつかみやすくなること
・メリハリをどこで付けなければならないか

などが演出家や俳優達が実感できるところですね。
そしてダブルキャストに関しては、自分と同じ役を他人が演じているのを見ることで
自分の役を客観視できるというメリットもあります。

あ、でもシングルキャストの方は、続けて同じシーンを繰り返さなくてはならないので大変ですね・・・。
同じ役でも、演じる俳優が変わると、微妙に、あるいは全く異なるアプローチをしてくるので
その都度、適切に対応しなくてはなりません。
完全ダブルキャストではなく、シングルキャストとダブルキャスト混合で構成されるチームは
通常の公演とは違った苦労も、そして面白味もあるのです!

皆様、ぜひ、A,B両チームご覧くださいね。比較して観劇するのも楽しいですよ♪



そして、本日ご紹介するのはシングルキャストのボス、『宮下 智』役の、金尾哲夫さん!
今回は、沖縄の組のヤクザ役。しかも東京出身。もちろん、ワケアリ…。




金尾さんと言えば、昴でも「悪の魅力」に定評があり
どちらかと言えば知的でクールなワルというイメージでしょうか。

ブログ担当の服部も、最近「ラインの監視」でご一緒しましたが
ブランコーヴィス伯爵役は、ジワジワを、獲物を追い詰めていく狡猾さが光っていらっしゃいました。

でも、今回の宮下役は「悪」といっても、ヤクザでございます。しかもかなり庶民的(笑)。
コワ~イのはもちろんですが、あれれ?と思うような意外な一面も見せてくれます。
その辺も楽しみにしてくださいね。

このサングラス、ちょっと、アブナイ感じでしょう?

手にしているのは、今回の舞台で使用する小道具「オリオンビール」!

・・・の、空き缶。
もちろん、飲んで稽古しているわけではありません(笑)
男の職場、土建屋事務所が舞台。沖縄ですからね、ビールと言えばオリオンビール!…というわけです。


後輩がどんな芝居をしようと、ド~ンと広いお胸で受け止めてくださる金尾さん。
ベテランとはこうあるべき!という素晴らしいお手本です。

金尾さん、千秋楽まで、そのお胸に飛び込んでまいります!
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージLABO『アシバー』 | 10:17 | comments (x) | trackback (x) |
アシバー ~沖縄遊侠伝~
劇団昴 ザ・サード・ステージLABO公演「アシバー ~沖縄遊侠伝~」の稽古場ブログ担当の服部幸子です。

外部出演や、座内試演会、JOKO終了公演のゲスト出演など、キャストが多忙で
なかなかメンバーが揃いませんでしたが、
2月末から、ようやく皆揃っての稽古がスタートしました。
短期集中決戦方式で、怒涛の稽古に汗を流しておりますよ~。


舞台が沖縄ということで、方言、三線や舞踊など、演技以外のことも学び、こなさなくてはなりません!
さあ、結構忙しくなりますよ~。

そして、コメディ作品は、台詞のテンポが命!稽古終了後も、自然と…

  「台詞合わせましょうよ~」
  「さっきのシーン、もうちょっと動きの確認させてください」

…などの声が上がり、ベテランも新人も初心にかえって、真剣に、そしてアットホームに残業(笑)?しております。


昴では、今までお目にかかったことのない、日本の、しかも沖縄のアシバー&ヤクザたちの物語!
実験的公演ですからね、役の幅も広げるためにも、固定観念にとらわれず、
色んなアプローチを試みたい作品です。


皆様に「あら~、昴の役者ってこんなこともやるのね~!」なんて楽しんでもらえたら、嬉しいです♪



キャスト紹介のトップバッターは…!

舞台で、三線を披露する、古謝昌吉(こじゃ しょうきち)役のお二人さん!

Aチームの落合撤君(左)と、Bチームの遠藤鮎喜君(右)。


毎日、熱心に三線のお稽古に励んでいます。
二人とも準劇団員。スタッフ仕事やプロンプ、先輩方の代役もきちんとこなしてくれています。

ダブルキャストで、お互い切磋琢磨して、それぞれの個性を生かした昌吉を演じてくれるでしょう。

頑張れ!若人!先輩方もいい刺激受けてます。
| 稽古場日記::ザ・サード・ステージLABO『アシバー』 | 23:47 | comments (x) | trackback (x) |
【すばる倶楽部 The Party 2018】ご来場ありがとうございました!!
2月もあとわずかになり、厳しい寒さも少しずつ和らいできたようです。

皆様お元気でお過ごしでしょうか、すばる倶楽部担当の服部幸子です。

2月18日に、「ハイライフプラザいたばし」にて『すばる倶楽部パーティー』が開催されました。

今年も沢山の会員様にお越しいただきまして、誠にありがとうございました。



恒例の、新人紹介、今年度作品紹介、物販コーナー、プレゼント抽選会に加え、
今年は有志による、ダンス発表もあり、賑やかな会になりましたが、
皆様お楽しみいただけましたでしょうか?

パーティの写真と共に、ちょっとプレイバックしてみましょう♪



●「北村さん乾杯」


15時パーティ開宴!今年の乾杯の音頭は、大先輩、北村総一朗さん。



●「ダンス」


有志による、ダンスパフォーマンス!超カワイイ衣裳でとびきりの笑顔がまぶしい!?



●「料理」




毎年、皆様にご好評をいただいていますお料理の数々。中には、役者がその場でお一人ずつサーブしています。会員さんとの会話も弾みますね~(^^♪



●「上演作品紹介」




2018年の昴の上演作品ご紹介より。パーティー当日参加できなかったメンバーのメッセージを代読したり、作品PRあり、寸劇もありました。本年も様々なレパートリーを揃えて皆様をお待ちしております。



●「プレゼントコーナー」








そして、ドキドキワクワク、2017年の上演作品各チームからのプレゼント抽選会ー!金のボックスから、各チームのプレゼンターが、当選番号を引いて発表します。プレゼンター、結構真剣にくじを引いていますよ(笑)。目玉は、何といっても、2018年の本公演、『冬』『ダウイー夫人の勲章』と『評決』のペアチケット3組!

当選された皆様、おめでとうございます。来年もプレゼント抽選会、どうぞお楽しみに!



●「閉会」


あっという間に、閉会の時間となり、理事荒川よりご挨拶です。渋~く会場を引き締めてくれました。2018年も皆一丸となって、公演の成功に尽力してまいります。今後も、劇団昴をご支援くださいますよう、お願い致します。



 来年も、また楽しいパーティーを企画して、皆様をお迎えしたいと思います。

 ご来場、本当に有難うございました。


| すばる倶楽部 | 15:24 | comments (x) | trackback (x) |
すばる倶楽部パーティー2018!
毎日寒い日が続いておりますが、皆様 いかがお過ごしでしょうか? すばる倶楽部担当の姉崎公美です。


さて、いよいよ2月18日(日)の「THE Party 2018」が迫って参りました。

皆様、たくさんのお申し込みありがとうございます!

2月5日(月)で一旦締め切りと致しますのでよろしくお願い致します。
(ご質問その他は5日以降もどうぞ)


さて今日は、時々ご質問いただくのですが、(最近)新しくご入会されて、初めてパーティーにご参加される方々の入会方法をご説明致します。やや分かり難いとも言われていましてそんな事ないですが…。


現在「すばる倶楽部」の会員有効期限は基本的に【4月~次年度3月末の一年間】に統一してご入会いただいています。

ただ4月でなければご入会出来ないわけではありません。
前半期→4月~9月後半期→10月~次年度3月末。 の二期に分け、前半期にご入会頂く場合は 入会金1000円、年会費2000円(正会員) 計3000円

後半期にご入会の場合は 入会金1000円、年会費1000円。
残りの期間が短いので年会費は半額となります。計2000円

例えば 2018年1月にご入会された場合は、入会金1000円、年会費1000円(計2000円)で、2018/1~3月末の有効期限となります。
今年のその間の会員特典は2月の「倶楽部パーティー」、3月の2本の芝居をご優待価格でご観劇頂けます。(入会日によってはお年賀状なども届く方もいらっしゃいます)

しかしその後、比較的すぐに、2018年3月末には有効期限が切れますので、たいていの方は次年度の年会費(2000円)も同時に更新されお納めいただく事が多いようです。そのほうが手間や手数料が省けます。
その場合は1000+1000+2000=計4000円→2018/4~2019/3末が有効期限の会員証が届きます。


ところで、新しい会員証ですが、新規ご入会の皆様も、すでに更新してくださった会員様も 3月中旬くらいには一斉に発送するか、あるいは下記2公演をご観劇時、チケットお預かりカウンターでお渡しする場合もあるかと思います。
遅いんじゃない?と思っている会員様、申し訳ありません。もう少々お待ち下さいませ。


◎3月7~11日(於:Pit昴)
企画公演 劇団昴Page3「セイザーとドラーナ」

◎3月28日~4月1日(於:Pit昴)
サードステージLABO公演「アシバー~沖縄遊侠伝~」


上記の2公演は2月18日のパーティー会場でチケットの受付カウンターを設置します。
「アシバー」は1日限りの嬉しいサービスがあるようですょ お楽しみに~


パーティーのパフォーマンスはこれからリサーチの予定!


お料理もすでに頑張ってくれていますが…


がっ!


皆様~ インフル、風邪、ノロ… くれぐれもお気を付け下さいね~

18日までは(そのあともね)頑張って 元気いっぱいでお会いしましょう~ 約束ですよ
| すばる倶楽部 | 13:38 | comments (x) | trackback (x) |
フィンケルバウムの台所
「ポーランドの人形遣い」に出演していた宮本充です。
公演が終わってから明日でちょうど1ケ月。
ああ、時のたつのは早いもの!
そして間もなく、2017年も終わる。
そしてまた、ひとつ歳をとる…

今回は「フィンケルバウムの台所」です。
皆さん、まだ覚えていらっしゃいますでしょうか、主人公のフィンケルバウムは幕開きに朝食を作っていました。
その時に使っていた台所道具を紹介したいと思います。



舞台正面奥が小さな台所になっていました。
流し台の奥の棚には色々な缶詰が置かれていましたが、もちろん当時のポーランド製ではありません。
ポーランド風のラベルをスタッフが作り、日本の缶詰に貼っていました。
稽古の終盤までは、確か近所のスーパーの缶詰が並んでいたと思います。

蛇口からは水は出ません。
本物の水を出す芝居もあります。
その場合は、壁の裏に、水の入ったタンクを蛇口より高い位置に置き、蛇口とホースでつなぐのです。
今回そうしなかったのは演出家の指示だと思います。
「ポーランドの人形遣い」はそういうリアルさを必要としない芝居なのです。



その棚の左側。
左端に、舞台冒頭で管理人が持ってきた買い物袋の網が見えています。
その奥には、フィンケルバウムが劇中で食べる半熟卵があらかじめセットされていました。
もちろん半熟卵は本物。
毎日、新人達が作ってくれていました。

鍋とカップの底には布(紙?)が敷かれていますが、これは、卵や角砂糖を入れた時に、コツンと音が出ないようにするため。
お湯とコーヒーが入っている設定ですから、音が出るとおかしいのです。



棚の右側の台上。
右端に部屋の扉が見えています。
布をかけられた籠がありますが、この中には小型のスピーカーが仕込まれていました。
フィンケルバウムが扉の鍵を開けたり閉めたりする音をここから出していたのです。

以上、フィンケルバウムが使う小道具類でした。
簡単ですみません。
だって、自分が使うものではないので、殆ど触ったことがないのです。
というより、勝手に触ってはいけないものでした。
特に公演中は。
芝居が始まる前などは厳禁。
人形なども勿論そうです。
それらは、置く場所、向きなど、非常に繊細にセットされていました。
少しでもズレていたりすると、芝居が狂ってくるのです。

そう…本当に繊細な舞台でした。

「ポーランドの人形遣い」公演ブログ、これで終わりです。
皆さま、ご愛読、有難うございました!
もう一回だけ、ひょっとしたら舞台裏の動画が出るかもしれません。
でも無いかもしれません。
なんて曖昧な…オフィシャルな場で…!
すみません!

| 稽古場日記::ポーランドの人形遣い | 16:09 | comments (x) | trackback (x) |
フィンケルとリュシェール
「ポーランドの人形遣い」に出演していた宮本充です。

公演が終わって、はや10日が過ぎました。
芝居が終わった直後は、例えば千秋楽の翌日などは、大抵の役者が、朝、目を覚ました時に一瞬考えて、「…そうだ…芝居は終わったんだ…」と安心して、また眠りについたりするものですが、1週間もたてば、皆、いつもの生活に戻ります。

そんな日常に戻った今頃、まだ公演ブログを書いている理由は、公演中には書けなかったことを書こうと思ったからです。
例えば、舞台で使っているものは、公演中はあまり詳しくブログで紹介できません。
衣装や舞台装置などの画像なども。
まだ舞台をご覧になっていないお客様がいらっしゃるからです。

今回の公演中、あるお客様からご要望がありました。
「フィンケルバウムが部屋の奥で使っている料理道具を見たいのですが」
公演中はブログでお見せできませんでした。
でも終われば大丈夫。
という訳で、フィンケルバウムの台所道具をご紹介したいと思います。
ですが、それは次回にして、今日は千秋楽の打ち上げ会場でのスナップを。
お見せしたい写真があるのです。



左は主役の中西陽介。
右は劇団プークさんの佐久間さん。
今回の舞台で使った人形を作って下さいました。
その人形達は今は劇団の倉庫に。
彼が持っているのは、佐久間さんが中西のために作って下さった、フィンケルバウムと妻のリュシェールのミニチュア版。
打ち上げ会場で彼にプレゼントしてくれたのです。
可愛らしくて素敵で、一同、しばらく見とれていました。



幸せそうに寄り添う2人。

中西がこの人形を使って、皆の前で即興の芝居を始めました。
舞台のフィンケルバウムがそこにいました。

| 稽古場日記::ポーランドの人形遣い | 01:47 | comments (x) | trackback (x) |
千秋楽!
「ポーランドの人形遣い」、本日、千秋楽を迎えました!
大勢の皆さまのご来場、本当に有難うございました!



この写真は、今日の舞台の開場前に撮ったもの。
出演者4人と、スタッフをやってくれた役者たち。
手前に座っているのは、中西陽介と一柳みる。
後ろに立っているのは、右から、遠藤鮎喜、古谷みちる、牛山茂、三輪学、高山優介、そして私、宮本充。
遠藤、古谷、高山は今年入ったばかりの研修生。
みんな、ご苦労さんだったね。

この装置もすでに取り壊され、Pitはいつものフラットな空間に戻りました。
ベルリンのアパート最上階の一室が、また、東京・板橋区のビルの地下に。
今度はここが、来年早々、また、ある国の、ある街の、ある一室に変わります。
そこで演じるのは、この三人の研修生たち。
楽しみにしてるよ。

短い間でしたが、このブログをご覧いただきありがとうございました。
あと数回、更新して終了したいと思います。
公演中にはお見せできなかった写真や動画など。
お楽しみに!    宮本充

| 稽古場日記::ポーランドの人形遣い | 02:01 | comments (x) | trackback (x) |

  
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