【~音楽付き朗読劇~『原爆詩を読む』】「ひまわりの花言葉」
皆さま、こんにちは!
そして、はじめまして!

今回のブログを担当させていただきます、準劇団員の工藤凪紗(くどうなぎさ)と申します!

これから!何卒!よろしくお願いいたします!!

冒頭の挨拶から、「何だか、やたらと張り切っているな、この子。」と、感じていただいているかもしれません!
そうです!大っ変!張り切っております!
いつもの、3倍増しのテンションでお届けしております!

突然ですが……
皆さまは、お花はお好きですか?

私は大好きです!
お花を目当てに公園や神社、観光地に行ったり、道端に咲いているお花を見つけては立ち止まって眺めたりしています。
そして、お花を眺めるのも大好きですが、“花言葉”を調べるのも大好きです!
それぞれ違った花言葉を持ち、「あ~!確かに!」と納得できるようなものもあれば、「へー!こんなに可愛いのに!?」と、見た目からは想像できないような、ちょっと怖いお花もあったりします。

ちなみに私は、「オオイヌノフグリ」というお花が小学生の頃から一番好きです。



オオイヌノフグリは、春の訪れとともに小さなコバルトブルーの花を咲かせる野花なので、
皆さん一度は目にしたことがあるかと思います。

そんなオオイヌノフグリの花言葉は、「忠実」「信頼」「清らか」だそうです!
とてもとても納得の花言葉ですね。
花びらの大きさが7~10㎜程のお花ですが、小さくとも綺麗に立派に咲いている姿を見て、「私もこのように真っすぐ生きていきたい」、と思わせてくれるお花です。

続きまして…!

「フツーの生活 長崎編」のチラシのメインでもある、“黄色いひまわり”の花言葉をご紹介したいと思います。



黄色いひまわりの花言葉は、「あなただけを見つめる」「情熱」「憧れ」だそうです。
とっても素敵で、ピッタリな花言葉だと思います。

太陽のようにキラキラしていて、とても明るく前向きな気持ちにしてくれる、私の好きなお花のひとつでもあります。
(写真のひまわりは、たまたま通った歩道の脇の方に咲いていて、「こんなところにっ...!」と嬉しくなり、パシャっと撮ったした写真です。)

いつも太陽の方を向いていることから「ひまわり(向日葵)」と呼ばれるようになった、というお話は有名ですが、
実はひまわりが動くのは、花を咲かせる前の新芽が伸びる時期で、開花した後はほとんど動かないのだそうです!
ちなみにひまわりの種類は約百種類以上あり、品種改良によって新しい品種がどんどん増えているそう…!
そして“色”や“本数”によっても、花言葉は変わるそうです。

黄色以外の花言葉も、気になっていただけた方は、是非調べてみてください!

現在、いろいろな場所で目にすることができる、ひまわりやたくさんのお花たち。
戦時中もきっと、いろいろな場所で美しく立派に咲き、時には人々を励まし、人々を繋げてくれていた存在だったと思います。

そんなひまわりは、舞台上でも、とーっても素敵な役割を担っております。



そんなお花たちが、人々や町と一緒に一瞬にして消えてしまったあの日。
消えてしまった後、花々や町、生きていた人々がどのように変わり果ててしまったのか…

今を平和に暮らす私たちに、想像できるでしょうか。


観劇後、当たり前の毎日を、きっといつもよりもっと愛おしく大切に感じると思います。

是非、劇場で一緒に体感していただけたらと思います。
皆様のご来場、心より、お待ちしております。

| 稽古場日記 | 11:08 | comments (x) | trackback (x) |
【フツーの生活~長崎編~】「運がいいのか悪いのか」
こんにちは。
大原君子役の松谷彼哉です。

長崎を訪れたのは2004年、20年以上も前になります。

小樽育ちの私は、海外文化の影響を受けた坂の多い長崎という街に郷愁に似た懐かしさを感じました。



美しい長崎という街が戦争の後、どのように復興を成してきたのか想いを馳せると胸が締め付けられました。

「フツーの生活 長崎編」の戯曲の中で、「運」という言葉が多く出てきます。

「運がいいのか悪いのか」

人生というものは運で左右される事もしばしば。

神様はどのように采配を振っているのでしょうか。

あの日、長崎は爆弾を投下される第一目的地ではなかったそうです。

たまたま第一目的地が雲(煙)に覆われていて、たまたま長崎に晴れ間が出来て視界が開けたから。

しかしながら、本来の目的地に投下されていたならば、被害はもっと大きかったと予測されています。

長崎は金比羅山のおかげで被害を免れた地域もあったようです。

命運はどこで分けられたのでしょうか。

もし、
雲がもっと厚ければ
飛行機の燃料が早くなくなっていれば
降伏勧告をすぐに受け入れていたならば

戦争などしていなければ
戦争などしていなければ
戦争などしていなければ

最後はそこに行きついてしまいます。

人間の欲望。

小さな諍いや喧嘩。

日々の暮らしの中で
小さな戦争をなくしてゆくことが
明日の平和へと繋がってゆくのだと信じています。

「フツーの生活 長崎編」を通じて、
皆さんの胸に、
平和への願いが熱く灯りますように。

願いを込めて。

松谷彼哉

| 稽古場日記 | 11:45 | comments (x) | trackback (x) |
【~音楽付き朗読劇~『原爆詩を読む』】「同期と一緒に」
本日の担当は、『原爆詩を読む』に出演します、葛西佳貴です。

本編『フツーの生活』は全3編の作品です。
その中の劇団養成所修了公演『フツーの生活 沖縄編』に出演していました。(演出:磯辺万沙子さん、特別演技指導:北村総一朗さん)

今回『長崎編』上演にあたり改めて『沖縄編』の台本を読み返してみたのですが、
2年前では気づけなかったこと、今ならどう演じるかな、なんて考えと一緒に思い出が蘇ってきました。

中学生の役に決まり身長180cm以上の僕が本当に中学生に見えるか不安だったこと。
役作りのため自分でバリカンを使い坊主頭にしたこと。
同期とセリフの解釈や小道具についてあーでもないこーでもないと話し合ったこと。
稽古期間の思い出は沢山あるのに本番が始まってからは緊張で記憶がないこと。
それでもカーテンコールの景色と音は忘れられないこと。

今回『沖縄編』に出演していた同期が5名参加しています。
5人それぞれがこの2年間で学んだものを乗せて、皆さんにお届けします。
是非ご来場ください。



(左から葛西・工藤・賀原・砂田・中島)
| 稽古場日記 | 11:47 | comments (x) | trackback (x) |
【フツーの生活~長崎編~】「これでいいのだ、我が同期。」
こんにちは!劇団員の髙橋慧です!
劇団昴ザ・サード・ステージ「フツーの生活 長崎編」に、看護婦の武田里実 役として出演いたします!

ただいま、絶賛稽古中です!
稽古の様子をチラッとお届け!

こちらの写真は、私の同期の横井麻子(左)と、町田大征(右)です。

タンクトップ坊主の町田は、とにかく話題に事欠くことがない男なのです。常にどこか怪我しているし、やらかしている。だけどなんかいつも楽しそう。いつも誰かに怒られているけど、なんか嬉しそう。
総一朗さんからのノートに対し、トンチンカンな発言をしては周りの不安を煽り、時に爆笑を巻き起こす。

横井麻子は、なくてはならない存在です。本当にカッコいい女でなのです。そして面白い。
私の爆笑している原因の8割、横井麻子だと思います。町田を見守る…いや、一瞥する横井の表情。

この2人が揃うと爆笑の嵐が巻き起こります。冷静に対処する横井と、慌てふためき暴れる町田。
この対比。横井にガチ説教をされているのに嬉しそうな顔の町田。

そんな私たちは、いつも先輩方、後輩たちに見守られています。(本当に、ありがとうございます)

こちらの写真は、真面目なシーンのとき、不安そうに町田を見守っている後輩たち。そして作戦会議をする先輩と町田。



「絶対に何かやらかすぞ…」
構えの姿勢が半端じゃない。
実際にやらかすことが多いのですが、彼らのフォロー力たるや…!

総一朗さん、磯辺さんを筆頭に、彼の個性を生かしてくれる座組に、同期として本当に感謝しています。この座組では、いつもどこかで笑いが起こっている。中心に町田がいたりする。とても腹が立って、同じくらい嬉しい。

座組の皆様は、大変なことも多いであろうに、いつも周りに気を配り、優しい言葉を掛け合う。温かい。
なにより、こんなに笑いが溢れる稽古場は初めてです。

戦時中である今作品。楽しく愛しい現場であればあるほど、ふと思うのです。

これが一瞬で消えてしまうのか。

スタンバイしている時、舞台上でイキイキとしているキャストを見て、そして裏でニコニコ動いてくれている裏付きスタッフを見て。
ああ、幸せだな…と思った瞬間、たまらなくて怖くて涙が出ました。失いたくない。

今を生きている。今ではフツーのことかもしれない。思想は自由で、ありのままの自分でいていいのだと思える居場所がある。でも、これが、どれほど幸せで、ありがたいことか。

たまたま同期になった2人。でも、私にとっては、なるべくして同期になれた2人。

当たり前だと思うことも、フツーだと思っていることも、本当はとても幸運なことが多い。苦しさの中に、どれだけの幸運を見つけていけるか、それが私のフツーの生活を豊かにするカギなのだと、今回の稽古を通して感じています。

町田って男は、たくさん迷惑をかけている。でも周りを暗くするような発言は絶対にしない。
フツーの人なら落ち込んでシーンとした空気にしてしまうところを、奴は笑いを巻き起こす。時に救ってくれる一言を何の気なしに言ってくれる。それってフツーのことじゃない。

ある日、頭をポリポリ掻きながら「ごめんね」と言ってきた町田。

いいんだ、お前はこれでいいのだ。

私が落ち込んで前を向けなくなったとき横井がずっと言い続けてくれた「そのままでいいんだ。髙橋にしかできないことがある」という言葉。

今回は、何かあったら私が町田に伝えようと思っていたのですが、まだ奴がとことん落ち込んだ姿を見ていないので、この秘伝の言葉は使っていません。笑

でも、いつでも思っています。
「直すべきところ直し(ここ重要!)、あとはそのまま、これでいいのだ我が同期!」


〜おまけ写真〜
稽古後の和気あいあいの作業風景


稽古開始前の、先輩2人のツインズ姿

(左:宮崎貴宜さん 右:洲本大輔さん)
| 稽古場日記 | 18:18 | comments (x) | trackback (x) |
【フツーの生活~長崎編~】スタッフワーク
繁村耐子、しげちゃん役の大矢朋子です。
お芝居の中では「しげちゃん!」なんて呼ばれる役ではないのですがね~
今回のブログでは、お芝居チームのスタッフ紹介をしようと思います。サード公演では、出演者もガッツリスタッフもします。

まずは、大道具・小道具係

小道具チーフの石井くんは、特攻隊員を演じます。


スマホで何やら調べている、こちらも小道具係。
戦時中のお話しなので、郵便局員役の須々田くんの持ち道具を調べて作成してます。

次は衣装係

真ん中の2人は白衣の天使役。
その衣装にもご注目を!

次はパンフレット係

パンフレットチーフの芝山役・砂田くんを囲んで~♪

お茶場担当


最後に演出部



劇団昴に入ったばかりの新人達も、大活躍しております。本番中、受付などで見かけましたら声を掛けてやって下さいませ。
もちろん出演者にも、アンケートなど感想をいただけますと幸いです。
ご来場をお待ちいたしております!
| 稽古場日記 | 19:32 | comments (x) | trackback (x) |
【フツーの生活~長崎編~】「あれから二年とちょっと」
芝山秀樹役の、砂田佑樹です。

中島淳彦さんが書かれた『フツーの生活 』は全部で三作あり、現在稽古中の「長崎編」は三作目となります。
そして今回のキャストの中で、わたしと結城清美役の賀原は、昴の養成所公演として上演した『フツーの生活 沖縄編』に出演しておりました。

沖縄編では、「知念たもつ」という地元兵の役でした。
長崎編の上演が発表された時、何らかの形で作品に関わりたいなと思っていましたが、キャストとして参加させて頂けることになるとは予想しておりませんでした。
また、沖縄編で一緒に出ていた同期だけでなく、その時に三線指導をして頂いた高橋慧先輩と舞台に立てるとは。



ご縁に感謝しつつ、良いものをお届け出来るよう、精一杯頑張ります!
| 稽古場日記 | 09:03 | comments (x) | trackback (x) |
【~音楽付き朗読劇~『原爆詩を読む』】「原爆詩を読んで思い出した長崎」
今回の担当は「原爆詩を読む」に出演する、江川泰子です。

長崎の原爆資料館に見学に行ったのは、東日本大震災の年でした。
「イノセント・ピープル」という、原爆を造ったアメリカの人々の芝居の再演が決まり、まだ行った事が無かった長崎の原爆資料館を見たいと思いたったのです。あの年は、放射能が身近に有り、今日は何デシベルと毎日発表がありました。
風向きが変わり、太平洋側に流れていた放射能が東京方面に変わった事を心配していた私に、長崎のタクシーの運転手さんが「大丈夫だよ、長崎だって山の反対側にいただけで助かった人が沢山いるんだから」と慰めてくれた事が心に残っています。

平和公園に着くと、アメリカの17歳の男の子に写真を撮って欲しいと頼まれました。一人旅で原爆資料館を見に来るという選択してくれた事が明るい未来に繋がるような気がして少し嬉しくなりました。
戦後80年経っても、まだ戦争は無くなりません。フツーの生活をしている、フツーの人々の上に二度と原爆が落ちることのないように、この芝居がもう一度、戦争を考えるきっかけになってくれる事を願っています。

| 稽古場日記 | 10:41 | comments (x) | trackback (x) |
【フツーの生活~長崎編~】「三年の月日を経て」
皆様、こんにちは!
本日のブログ担当は岡田謙市役の宮崎貴宜(ミヤザキ タカノリ)です!
世間ではゴールデンウィーク真っ盛り!
しかし、我々はしかと稽古に励んでいます(笑)

さて、ちょっと個人的なお話になってしまうのですが……
今回の「フツーの生活~長崎編~」。
僕にとって少し特別な公演だったりします。
(もちろん、出演する全ての舞台が特別なんですが!)

というのも今回の演出である北村総一朗さん、言うまでもなく尊敬する大・大・大先輩なのですが、実は演出をして頂くのは今回が初めてではありません。
2022年3月、僕が”初めて”出演した昴の本公演「一枚のハガキ」も総一朗さんの演出でした。
正劇団員になって初の公演ということで、めちゃくちゃ緊張しながら稽古に臨んでいたことを、昨日のことのように覚えています。

あれから三年の月日が流れ、もう一度、総一朗さんの演出する舞台に立てるとは。
しかも「戦争」という大きなテーマで繋がった作品同士。
初心を思い出して気が引き締まる思いです。

そして、実は「一枚のハガキ」で共演していたメンバーが今回の座組にも!

右からから武田里実役の髙橋慧さんと平石良吉役の吉澤恒多さん、宮崎貴宜です!

あの頃から劇団で経験を積んだ三年間、それを詰め込んで詰め込んで、お客様に全力で届けたいと思います。
劇場でお待ちしております!

| 稽古場日記 | 12:41 | comments (x) | trackback (x) |
【フツーの生活〜長崎編〜】「繰り返し繰り返し」
平石良江役の横井麻子です。

良江さんは、怪我して病院に運び込まれた良吉さんの奥様です。
度々、病室に登場します。なんなら泊まってます。

良吉さんのために必死に生きている良江さんは、とても可愛くて、とてもとても強くて、とてもとてもとても素敵だなあと、稽古を重ねる度に思います。
その背中を追っかけて、役を掴む作業を毎日繰り返している訳ですが、さて今どれくらい追いついたのか。
他の登場人物も稽古が進むにつれて輪郭がだんだんハッキリとしてきました。
こうなると、全登場人物がどんどん愛しく見えてくるんですよね!
みんなで足掻いてもがいている最中ですが、すごく楽しい創作時間です。

もう5月。でもまだ1日!
皆でどんどん挑戦して形作っていきたいと思います!

では、稽古中の写真を少々…
なんてったって群像劇、人数が多い多い


舞台上に所狭しと人間がいます


(左:横井麻子 右:立花香織)

こちらは自分が使用する小道具を製作中の様子
何を作っているでしょうか!お楽しみに♪

それでは!
皆様にご覧いただける日を楽しみにしております!
Pit昴でお会いしましょう〜!
| 稽古場日記 | 20:31 | comments (x) | trackback (x) |
【フツーの生活〜長崎編〜】「物語を読むということ」
こんにちは!そして初めまして!
「フツーの生活 長崎編」で、“演出助手”を務めさせて頂いております、準劇団員の小川瑞奈です!
今回は私がブログを担当いたします。

初めて“演出助手”をやるということで、右も左もわからず緊張していましたが、先輩方や同期・後輩の子たちに、たくさん助けて頂いています。
自分の力不足を痛感し、「もっと頑張らねば!」と奮起すると同時に、とても贅沢な位置からお稽古を見させていただいていてありがたいなぁとも感じる毎日です。

演出助手は、演出の北村総一朗さんの横に座るので、ご指導を1番近くで見させて頂けます。私では気づけなかった、セリフに隠された意図に気付かされ、自分がいかに本を読めていないかを実感します。反省しつつ、また台本を読み返すと新たな発見があり、そんな発見をし続けることが、役者の醍醐味の1つでもあるのかなと思ったりしました。
今は立ち稽古も進んでいき、更に物語が鮮やかになっている最中です。この先にどんな発見が待っているのかワクワクしながら、物語と忘れてはいけない過去と真摯に向き合って、素敵な舞台を作り上げるサポートをしていきたいです。

そして、そして!!終演後の音楽付き朗読には私も参加させていただいております!!!
朗読は磯辺さんのご指導のもと、言葉を真っ直ぐにお伝えできるよう、向き合っております。
こちらも、是非チェックして下さい!
| 稽古場日記 | 20:19 | comments (x) | trackback (x) |

  
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